【資金や資格も】訪問型リラクゼーションサロンの開業について完全解説!!

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コロナ禍で、マッサージやエステサロンはさまざまな形態のものが増え、それぞれ自分自身の生活に合うような働き方も多様化してきています。

そんな中で独立したい、自分のお店を持ちたいという方向けに今回は費用や準備期間があまりかからない訪問型のリラクゼーションについて詳しく解説していきます。

メリットや必要資格なども含めてリラクゼーションを開業したい方には必読の内容です。

リラクゼーションって?訪問型とは?

リラクゼーションとは、一般的に治療目的ではないマッサージなどのことを指します。もみほぐしやアロママッサージなどもリラクゼーションの一つになります。

リラクゼーションのお店を開業する際には、開業形態はさまざまありますが大きく分けて3つあります。

  • 店舗型リラクゼーション
  • 自宅型リラクゼーション
  • 訪問型リラクゼーション

です。

店舗型はその名の通り、自宅以外に場所を借りたりして施術場所を確保し開業するものです。一般的にお店を開くというのは店舗型をイメージされる方が多いのではないでしょうか?

自宅型は自宅の一室などを施術場所として確保し、開業します。自宅型で開業することで住宅街などでもお店を開きやすく、また通勤の手間や時間も節約できます。

そして今回解説していく訪問型は、決まった施術場所を取らず、お客様の指定された場所、またはお客様の自宅で施術を行う開業方法になります。

訪問リラクゼーションのターゲット層

訪問型リラクゼーションは主に、遠出ができない方や自宅に長時間いなければならない理由がある方などがお客様のターゲットになります。具体的には、

  • 高齢者の方
  • 自宅療養をしている方
  • 妊婦の方
  • 乳幼児などを子育てしている方
  • 自宅で介護をしている方
  • 郊外に住んでいて移動手段が乏しい方

などになります。

特に現在少子高齢化が進み、高齢者の方の割合が急増している中で、高齢者の方向けの訪問型のリラクゼーションの需要は非常に高いと言えます。

訪問型リラクゼーションを開業するメリット

訪問型リラクゼーションを開業するメリットはたくさんあります。その中で今回は代表的なものをいくつかご紹介します。

1. お客様に来店してもらう手間がかからない

訪問型リラクゼーションを開業するメリット1つ目は、お客様に来店してもらう手間がないということです。

お客様に来店してもらう手間がなくなることで、ドタキャンや遅刻などの機会損失を防げます。

2. 資金の節約になる

訪問型リラクゼーションを開業するメリット2つ目は、開業資金の節約になるということです。

店舗型や自宅型と違って家賃や設備費がかからない、または最小限で済むため、開業時の大きな節約になります。

開業する際の大きなネックとなるのが費用であることが多いため、開業したいけど資金的に厳しい、という方でも挑戦しやすい開業形態になっています。

3. 自分の好きな時間に働ける

訪問型リラクゼーションを開業するメリット3つ目は、自分の好きな時間に働けるということです。

訪問型であるため、ある程度はお客様とお時間を調整しなければなりませんが、店舗型などと違って営業時間などを明記する必要もないため、自分の好きなように時間を組んで働くことができます。

そのため、ご家庭の都合などで働ける時間が不安定という方でも開業できます。

4. 短い開業準備期間で開業できる

訪問型リラクゼーションを開業するメリット4つ目は、短い準備時間で開業できるということです。

店舗型で開業する場合、場所の契約だけで場所の選定、内見、審査、契約などで1ヶ月以上かかることもあります。そしてさらにそこから内装を整えたり、設備を購入、運搬など開業までに相当な期間が必要になります。

それに比べて訪問型は、移動手段と施術時日必要な備品のみ用意すれば開業できます。

そのため、今すぐ、またはなるべく早く開業したい!という方におすすめの開業形態です。

5. 利益率が高い

訪問型リラクゼーションを開業するメリット5つ目は、利益率が高いということです。

初期費用だけでなく運営費用も安いため、店舗型や自宅型と比べて同じ売上でも利益が異なり、高い利益率で運営していくことができます。

そのため、訪問型で顧客と資金を増やし、店舗型としてお店を増設する方もいます。

訪問型リラクゼーション開業に必要な資格

結論から申し上げますと、訪問型リラクゼーション開業に特別な資格は必要ありません

しかし、施術の内容によっては国家資格が必要になるものもあります。

国家資格が必要な施術は、身体の治療を目的としたマッサージなどの施術です。具体例としては、整体院や整骨院、鍼灸院などが挙げられます。

訪問型リラクゼーション開業には資格は必要ありませんが、もみほぐしやリラクゼーションマッサージにおいては民間の資格があり、一定の技術や経験を証明するのに一つの目安になるため何も経験がない方などは取得がおすすめです。

また、民間資格の種類は豊富にあるので、さらに技術のクオリティーをあげたい、何か新しい施術のやり方を学びたい!という方にも取得するのはおすすめです。

tol magazineではマッサージ関連の資格を詳しく解説している記事がありますので参考にしてみてください。

訪問型リラクゼーション開業に必要な資金

訪問型リラクゼーション開業に必要な資金は、店舗型や自宅型に比べてとても安いです。

なぜなら店舗型だと初期費用や維持費の大半を占める家賃がかからないのと、店舗型や自宅型での開業に必要な内装費や設備費などがかからないためです。

具体的に訪問型のリラクゼーション開業に必要なものは以下の通りです。

必要なもの金額目安
リラクゼーション施術のためのマッサージ台2万円〜
移動にかかる交通費ガソリン代など
コロナ対策(マスクやアルコールスプレーなど)1万円前後〜

訪問型リラクゼーションはもちろんお客様の指定の場所を移動しなければならないため、移動には車が必要になってくるかと思われます。

開業のために新しく車を買う必要はありませんが、訪問型には車が欠かせないため、車を持っていない方は車を借りたり買うなどして用意する必要があります。

助成金や補助金も活用しよう

開業形態や雇用状況によっては助成金や補助金が活用できます。

コロナ禍で経営状況が厳しくなった中小企業や個人事業主向けの助成金も新設されています。

ほとんどの助成金や補助金が返済義務がなく、必要条件を満たしていれば申請できますのでぜひチェックしてみることをおすすめします。

訪問型リラクゼーションの集客方法

訪問型リラクゼーション開業において大切なのが、集客方法です。

主に、集客方法として挙げられるのが

  • ポスティング
  • 新聞や情報誌などの広告欄
  • ホームページ
  • SNS

などがあります。

現在主流になっているのはホームページやSNSですが、あまりスマートフォンなどに慣れていないご高齢の方には馴染みがなく、広告としての効果はあまり期待できません。

自分のお店のターゲットがどのような方なのか、しっかりと分析し、それに合った集客方法を考えていく必要があります。

集客方法についてとても詳しく解説している記事がありますのでぜひ参考にしてみてください。

開業したら開業届を出そう!

訪問型リラクゼーションを開業したら、開業した地域の税務署に事業を始めたことを通知する開業届を出しましょう。

インターネットなどから書類を入手することもできます。(以下国税庁の該当リンクです)

個人事業の開業届出・廃業届出等手続(国税庁)

開業届の提出期限は開業してから1ヶ月以内とされていますので、開業してから数日後の提出でも問題ありません。

開業届を出さなくても罰則はありませんが確定申告の際に控除が受けられたり、万が一お店が赤字になってしまった際などに繰越が適用されるなどメリットがたくさんありますので忘れずに提出するようにしましょう!

まとめ

いかがでしたか?

今回は訪問型リラクゼーションの開業について解説しました。

訪問型であることで、準備費用や時間が少なく済むため、リラクゼーションで今すぐ開業したい!という方には一番おすすめの開業形態になります。

この記事がリラクゼーションを開業したい!という方や開業したいけど形態をどうするか迷っているという方の少しでも参考になれば嬉しいです。

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