整体院や接骨院などで、チラシの作成を考えている方向けに、今回は集客に効果的なチラシの作り方や、チラシ作成のうえで注意しなければいけないポイントを解説します。
おそらく、チラシの作成のためにいろいろと調べたり試行錯誤をされている方も多いかと思いますが、今回ご紹介するのは最低限これさえやれば集客効果が見込めるものをピックアップしました。
チラシ作成でいろいろやらなきゃいけないことが多くて、結局何からやればいいのかわからない!という方におすすめです。
チラシの配布にはどんなメリットがあるのか
地域の認知が上がる
整骨院・整体院などは、その店舗所在地の地域に支持されるのがとても理想的です。
チラシの配布は主にその地域の方の手に届きますし、その地域の方なら、所在地もすぐわかる場合もあり、親近感を持ってもらいやすいです。
看板広告やホームページ、SNSでの広告も良いのですが、人の手に直接渡るチラシは、より印象に残りやすいです。
ネットを利用しない方にも届く
整骨院や整体院の患者様の多くは、中高年以上の方です。
インターネットが苦手な方も多く、ネットの広告だけではむしろ集客効果が見込めないことが多いです。
チラシでは、このような中高年以上の方にもしっかり行き渡らせやすく、まさに整骨院や整体院との相性が良い集客方法です。
口コミや紹介が広がりやすい
中高年以上の方々は地域でのコミュニティを築いている場合が多く、チラシを持っている方がそのようなコミュニティで口コミや紹介をしてもらいやすくなります。
お友達を誘って一緒に来院したり、家族に広めてもらえる場合もあるため、チラシによって中高年以上の方々に周知ができると、集客への影響は大きいです。
チラシ作成で気をつけるべきこと
鍼灸院や整骨院には、柔道整復師法に基づいた広告規制が存在しています。この広告規制はチラシに限らず、ホームページやSNS等においても適用されます。
チラシに何を書いても良いわけではなく、この広告規制に反してしまうと違法になってしまいます。
第24条 柔道整復の業務又は施術所に関しては、何人も、文書その他いかなる方法によるを問わず、次に掲げる事項を除くほか、広告をしてはならない。 一 柔道整復師である旨並びにその氏名及び住所 二 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項 三 施術日又は施術時間 四 その他厚生労働大臣が指定する事項 《改正》平11法160 2 前項第1号及び第2号に掲げる事項について広告をする場合においても、その内容は、柔道整復師の技能、施術方法又は経歴に関する事項にわたつてはならない。
難しい文面が並んでいてわかりづらいですですが、わかりやすくまとめると、
- 医療行為と思わせるような表現はNG
- 病気や症状が改善されたような表現はNG
- ビフォーアフター画像はNG
これらに気をつける必要があります。
集客に繋がるチラシ作成のポイント
院長やスタッフの顔写真
患者さんは、どんな人が施術をするのか、どんな人が働いているのかを知ることでチラシに掲載されている整体院や接骨院への不安や心配を減らすことができます。
どんな人かわからないままよりも、写真や院長のプロフィールなどを見ることで、通院へのハードルを下げることができます。
また、できれば院内の写真も載せると良いでしょう。
どんな雰囲気の場所なのかがわかることで、より一層不安を払拭することができます。
キャッチコピー
自分のできることや特徴を伝えることで、ターゲット層により強い印象を持ってもらうことができます。
例えば、「腰痛、肩コリにお悩みの方へ」「痛くない!無理のない施術が得意です」などです。
院の説明も大切ですが、何よりも患者様が気になるのは、「この治療院に通うことのメリットは何だろう」ということです。
わかりやすく患者様へ提供できることやメリットを伝えることで、通院するイメージが湧きやすくなります。
特典やキャンペーン情報
初回診療無料や、割引クーポン、キャンペーンの情報も掲載しましょう。
患者様が「せっかくお得に行けるなら、行ってみようかな」という気持ちになることが大切です。
また、仮にチラシをもらった方に響かなくても、もらった方が知り合いや家族に紹介しやすくなります。
「今ならこのチラシを持っていくとお得に治療を受けられるみたいだよ」といってチラシを渡してもらえます。
チラシを見て捨てられてしまう可能性も下がりますし、このように誰かへ紹介や口コミになって広まる可能性も上がります。
まとめ
整骨院や整体院でのチラシ作成で、何からやればいいのかわからない、やることが多くて大変!という方向けに、今回は集客効果を上げる3つのポイントと、気をつけるべきポイントを紹介しました。
チラシの効果を上げるポイント
- 院長やスタッフの顔写真の掲載
- キャッチコピーの掲載
- 特典やキャンペーン情報の掲載
柔道整復師法に基づく広告規制の上で気をつけるべきポイント
- 医療行為と思わせるような表現をしない
- 病気や症状が改善されたような表現をしない
- ビフォーアフター画像などを使わない
とくに、気をつけるべきポイントについては、これらを守らなかった場合は違法になりますので注意しましょう。