MEO対策とは?サロン運営・ビジネス初心者にもわかりやすく解説!

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サロンやエステをオープンしたはいいものの「集客が伸び悩んでいる」「集客の方法がわからない」といった悩みを抱えているオーナーさんも多いのではないでしょうか。そんなオーナーさん向けて、今回はお店の集客に役立つMEO対策を紹介します。「英語で難しそう」「ウェブやデジタルはあまり得意ではないので心配」というオーナーの方にも、わかりやすく解説していきますのでぜひご覧ください!

そもそもMEOとは? なぜ重要なの?

MEOとは「Map Engine Optimization」の頭文字を取ったもので、日本語では「マップ検索エンジンの最適化」と呼ばれます。マップ検索エンジンとは、一般に、Googleマップ上の検索システムを指すケースが多いです。

この検索エンジンの「最適化」を行うとは、Googleマップ上で客様が行きたいお店を検索した際に、自分の運営するお店の情報が、検索結果の上位に表示されるような施策を打つという意味です。こうした施策の総称が、MEO対策と呼ばれています。

例えば、お客様が今いる場所の近くでエステサロンを探したいというケースを想定してみましょう。お客さまはGoogleマップの検索エンジンに「今いる場所+エステサロン」というキーワードで検索を行うはずです。

こうした検索の結果、上位に自分のお店が表示されるようになれば、お店を知ってもらいやすく、来店してもらうきっかけも作りやすくなりますよね。

検索エンジンで上位に表示されるための対策というと、よく耳にするのがSEO(Search Engine Optimization)です。MEOは一般的なSEO対策に、「特定の地域・場所」という検索条件を加えたものであることから、「ローカルSEO」と呼ばれるケースもあります。

Googleマップの利用率は圧倒的!外せない集客の導線に

ここまで、MEO対策の概要を説明しました。しかし「地図アプリってたくさんあるけど、なぜGoogleマップの対策がそれほど重要なの?」と感じるオーナーの方もいるのではないでしょうか。

株式会社エフェクチュアルが2021年4月に公開した調査結果によると、「使ったことがある地図アプリ」の1位は、Googleマップだったそうです。しかも、2位のYahoo!MAPとの差は50%以上!さらに、前回の調査と比較して、Googleマップの利用率は5.2%アップしており、利用率が伸びている傾向もうかがえます。

株式会社エフェクチュアル「地図アプリの利用に関する調査」調査レポート(2021年度版)より引用

さらに、地図アプリの利用目的を聞く項目では、「経路検索やカーナビとして使用」に次いで2位に「店舗の情報確認」がランクイン。しかも「口コミを見る」「店舗情報の確認」「地図サイトからウェブサイトを見る」の3項目は、前回調査より3.5%以上増えており、地図アプリを経由してお店に関する情報を得るユーザーは、増加傾向にあることがわかります。

株式会社エフェクチュアル「地図アプリの利用に関する調査」調査レポート(2021年度版)より引用

これらの調査結果からも、「地図アプリを経由した集客」の重要性は増しており、特に利用率の高いGoogleマップの検索エンジン最適化を行うMEO対策は、お店の集客を成功させる上で、欠かせないポイントの1つになっているといえます。

具体的なMEO対策とは?

次に、具体的なMEO対策の方法について解説します。対策にはさまざまなものがありますが、ここでは代表的なものをいくつか紹介します。

最低限行うべきポイントを紹介していきますので、「何から始めたらいいかわからない」という方は、まずここで紹介する対策を実施してみてください。一度にさまざまな対策を実施するのではなく、段階的に取り組んでいただければOKです。

1.Googleマイビジネスに登録する

まず初めにGoogleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)に登録しましょう(Googleマイビジネスは2021年11月にGoogleビジネスプロフィールに名称が変更されました)。

Googleビジネスプロフィールとは、自身のお店の情報を登録することで、Googleの検索結果の画面や、Googleマップ上などにその情報を表示できるサービスで、利用は無料です!

登録すると検索結果にお店の情報を表示可能に 画像出典:Google

Googleのアカウントを持っている方なら誰でも登録することができますので、まず登録してみることをおすすめします。ここがMEO対策の第一歩です!

2.Googleにお店の基本情報を登録する

Googleビジネスプロフィールに登録ができたらログインし、お店の情報を登録していきましょう。

具体的にはまず、NAP情報と言われるお店の名前(Name)、お店の住所(Adress)、お店の連絡先(Phone)を登録します。

この他にも、

  • お店の営業時間
  • 施術メニュー
  • 予約方法
  • 公式ウェブサイトのURL
  • 外観や店内の写真

などがあります。

お店の情報が充実していればしているほどお客様にも親切であるだけでなく、Google側にも「正確で豊富な情報がたくさん記載されているお店」だと判断されやすくなります。

その結果、検索順位の改善にもつながるので、記載できる情報はなるべく登録しておくようにしましょう。

【注意】お店の情報登録で気をつけるべきポイント

ここまで、Googleビジネスプロフィールの利用方法について解説してきました。

じつは情報を登録する場合に、いくつか注意すべきポイントがあります。この点を守ることで、MEO対策の効果を高めることができるので、以下のポイントを必ず押さえるようにしてください。

店名や場所などの情報などに余計な情報をかかない

お店の名前や場所などを記載する項目に、それ以外の余計な単語や情報を付け加えないようにしましょう。

「余計な単語や情報」とは、例えば店名の入力欄に、最寄り駅や、駅からの距離や所要時間、メニューなどの情報を記載してしまうといったようなケースです。

・ネイルサロン〇〇:新宿駅徒歩5分
・【夜22時まで】ヘアサロン〇〇
・レストラン〇〇【個室あり】

つまり、上記のような店名はNGとなります。こうした記載をした場合、Googleにガイドライン違反として判断され、検索順位も下げられてしまう可能性が高いです。ですので、必要情報のみを記載するようにしましょう。

記載するお店情報の完全性を高める

記載されているお店の名前や場所、営業時間などの情報は、誤りや不整合がないよう、できるだけ完璧に近い状態にしましょう。

当たり前に聞こえるかもしれませんが、Googleマップで表示される情報と、公式ウェブサイトや各種SNSに掲載している情報(住所・電話番号など)が異っているお店を見かけることもあります。

Googleマップ上での検索順位につながる評価は、通常のGoogle全体での検索履歴とも関連しています。ですので、Google Map上の記載情報と、公式ウェブサイトやSNS等との情報が異なっている場合、Googleがそれぞれを別店舗と判断し、評価の面で損をする可能性があるというわけです。

せっかく情報を掲載しているのに、評価につながらない……という事態を避けるためにも、必ず各媒体に記載する情報は、細かいところまでしっかりと統一させることが大切です。

表記方法を統一する

上述した情報の統一にもつながることですが、お店の名前や住所などの基本情報を記載するときは、表記方法を統一しましょう!

表記方法とは、例えば文字の大きさ(半角や全角)、大文字や小文字、文字の並びなどです。

住所においては、建物名の記載の有無や、建物の名前の表記方法も統一するほうがベータです。

表記方法を統一することで書いてあるお店の情報の完全性をさらに高めることができます。意外と見落としがちなポイントなので、ぜひ一度チェックしてみてください。

オプションやサービスなどの付加情報も追加する

Googleビジネスプロフィールの管理画面を見ると「商品」や「サービス」といったカテゴリがあります。基本情報の入力・確認が終わったら、こうした項目にも情報を追加していきましょう。

お店の名前や場所など基本的な情報だけでなく、お店が行っているサービスやオプションの内容も記載することで、さらにお客様にわかりやすくお店のイメージや情報を伝えることができます。

「商品」の項目では、画像やテキストで商品の説明が可能です。文章での説明だけでなく、画像もうまく用いることで、お客様にお店のイメージをより具体的につかんでもらえるようにしましょう。

「サービス」の項目では、お店で提供しているサービスやメニュー名称、さらに価格などの情報を記載できます。オプションやサービスの内容によっては、それが検索キーワードとなり、お店の上位表示につながる場合もあるので積極的に記載することをおすすめします。

しかし嘘の情報や過剰サービスなどお、客様を誤解させてしまうような情報は書かないように気をつけましょう。

3.次のステップ! 口コミを増やそう

Googleビジネスプロフィールにお店の情報が登録できたら、次に取り組むべきポイントが、口コミを集める工夫をすることです!

口コミの件数を増やしていくことがなぜMEO対策につながるのかと言うと、口コミが多ければ多いほどお客様からの情報が増え、店全体としての情報量が多くなる=Googleに評価され、検索結果において上位に表示される確率が高くなるからです。

しかし、だからといってお店のオーナー自身がで口コミを書いたり、お金を払ってお客様に描いてもらうなどの行為は禁止されています。場合によってはネット上での炎上にもつながりますので、絶対に行わないようにしましょう。

まずは来店していただいたお客様に、できる範囲で口コミの投稿をお願いするといった取り組みがベターです。

また、いただいた口コミにはできる範囲で、返信するようにしましょう。

口コミを投稿してくださった客様に、来店の御礼や感謝を伝えたり、新しいサービスなどの有益な最新情報を伝えたりする場として活用すれば、お店の信頼感が高まり、結果的にリピート率のアップにもつながるはずです。

また、いつも同じ定型文ではなくお客様の口コミに沿った返信をすることが大切です。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、はじめての方に向けてMEO対策の概要と、その具体的な手順について解説しました。

MEO対策に取り組めば、お店の情報をわかりやすくお客様に伝えることができると同時に、集客のアップにもつながります。

この記事がMEOについてまだ知らなかった方や、対策をするか迷っている方の参考になればうれしいです!

この記事を書いた人
tol magazine

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