自宅で個人サロンを開業するための7つのステップ|メリットや注意点なども紹介

業種別

昨今、サロン開業において人気なのが、自宅での開業です。

自宅での開業には、初期費用を抑えられる、通勤時間がない、自分のペースで働けるなど、魅力的なメリットがたくさんあります。一方で、自宅開業には、住宅地での営業規制や近隣への配慮、プライベートな空間の確保など、クリアしなければならない課題もあります。

また、開業までには、資格取得や開業資金の準備、サロンコンセプトの決定など、しっかりとしたステップを踏む必要があります。

そこで今回は、これから自宅で個人サロンを開業したい方に向けて、開業までの7つのステップやメリット、注意点などを詳しく紹介します。

自宅サロンとは?

自宅にお客様を招いてもてなすサロンのことを「自宅サロン」といいます。自宅を利用して個人でサロンを経営する人も多く、好きなことを仕事にしたい人に大人気です。

自宅サロンには、

  • リラクゼーションサロン
  • エステサロン
  • 脱毛サロン
  • ネイルサロン
  • マツエクサロン

などの種類のサロンがあります。本記事では、どのような種別の自宅サロンでも当てはまる、開業する際の手続きを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

自宅で個人サロンを開業するための7つのステップ

自宅で個人サロンを開業するための手続きや事前にしておくことを7つのステップに分けてご紹介します。

Step1.事業計画書を作成する

まずは、事業計画書を作成しましょう。事業計画書とは、「なんとなくこんなサロンにしたいなぁ」という夢を具体的に計画書にして説明する書類です。

「個人サロンだから自分の頭に入ってたらいい」と思うかもしれませんが、後々事業を改善する際や、融資を受ける際に役立つため、必ず作っておきましょう。

事業計画書には、以下の点を意識して盛り込むことで具体的な内容のものを作成できます。

  • 個人サロンの資本金、会社名、住所などの基本的な情報
  • 個人サロンで行う事業の概要
  • 個人サロンのコンセプト
  • 自宅近くにある同業他社や競合などの調査内容
  • 自宅で開く個人サロンのメリットや弱み
  • 財務計画
  • これからの人員計画

まだ、開業を考え始めた人は、なかなか具体的に思いつかないかもしれませんが、テンプレートなどを使って書いてみましょう。

Step2.物件の契約を確認する

「自宅でサロンを開くと賃貸料がかからないから、初期費用が安くて済む」と考えている人も多いのではないでしょうか。

じつは、物件によっては、個人的なサロンを開業することが禁止されている場合があります。賃貸だけではなく、購入したマンションでも要注意。事業用として利用できない物件で、個人サロンを開くと、見知らぬ人が出入りしていると近隣住民からクレームが入ったり、賃貸借契約違反で家を出て行かなければいけなくなったりします。

必ず、管理会社や、大家さんに連絡をとり事業用に使用してもいいかどうかを聞いてみましょう。

Step3.開業資金を準備する

自宅で個人サロンを開くといっても、開業資金の準備は必須です。以下では、個人サロンにかかる開業資金について詳しくご紹介します。

自宅で個人サロンを開く場合、細かい条件によって異なりますが、60〜100万円程度かかると考えておきましょう。

賃貸料

自宅で個人サロンを開く場合は、賃貸料は追加でかかりません。事業用として別に賃貸物件を借りる場合は、敷金礼金・賃貸料で初期費用は家賃4ヵ月分前後かかることを覚えておきましょう。

リフォーム代

自宅感を出さないようにリフォームする場合は、30万円前後のお金が必要になります。

例えば、清潔感のあるトイレに変えたり、床や壁の色を変更したりと、コンセプトに合う自宅サロンを作りましょう。

備品代

業種にもよりますが、事業に使用する備品を購入するためにもお金がかかります。

例えば

  • ベッド
  • ソファ
  • 椅子
  • アロマディフューザー
  • エアコン

などの備品を揃えるためには、30万円前後かかる可能性があります。

もちろん、DIYで家具を作ったり、メルカリなどのフリマサイトで中古品を購入したりして備品代を抑えることは可能です。

金額を抑えられるところは抑えつつ、空間やコンセプトに合ったものを選びましょう。

おすすめのマッサージベッドについては、以下の記事でもご紹介しています。

広告代

お客様に自分の個人サロンを知ってもらうためには、インターネット広告を出したり、ホームページを作ったりする必要があります。

ホームページやポストに投函する広告は、自分の労力を使用することで格安で作成することができます。一方で、Googleに出すインターネット広告などは数万円以上の費用がかかります。

広告は、オンラインのものからオフラインのものまでたくさんありますが、サロンのターゲットに合った広告の方法を見極めましょう。

店舗運営費

施術をする際に使用する

  • タオル
  • オイル
  • ネイル道具
  • まつエク道具
  • 光熱費
  • 水道代

などの道具を使用するためには、ランニングコストがかかってしまいます。

業種によっては、5万円前後ランニングコストとしてかかる可能性があるため、事業用の資金として前もってお金を貯めておく必要があります。

Step4.サロン内を装飾する

自宅のままで個人サロンを開業することもできますが、人が住んでいる形跡が丸わかりのサロンに行きたいと思う人は少ないでしょう。

リフォームをしたり、プライベートのものを片付けをしたりして、コンセプトにあったお店の雰囲気を作ることをおすすめします。

雰囲気をよくする方法には、

  • 壁や電気などの内装にこだわる
  • 木製の家具を使用する
  • 家具をアンティーク調にする
  • 家具やベッドなどの備品の色を揃える

などの工夫があります。

空間を彩る際には、”コンセプトが統一されているか” や ”お客様が居心地がいいのか” などに気をつけると良いでしょう。

また、部屋の見た目だけではなく、音楽や香り、照明などにこだわり、空間を作り変えることで、お客様が喜んでくれるお店になります。

空間を彩ることにはセンスが必要です。おしゃれなものをばらばらに設置するのではなく、統一感を意識するといいでしょう。例えば、憧れのサロンの雰囲気があるのなら、その雰囲気や家具の配置などを真似すると素敵な空間を作れますよ。

また、自分のセンスに自信がない人は、家族や友人などの意見を聞きつつ、空間作りを行うといいですね。

Step5.会計環境を整える

会計は現金決済のみの場合、お客様に持ち合わせがなくトラブルになってしまうことも。キャッシュレス化が推し進められている現代に対応するために、クレジットカードやQRコード決済の準備をしておきましょう。

審査が1ヵ月程度かかる場合があるため、キャッシュレス決済に対応する予定がある人はなるべく早くに書類を提出することをおすすめします。

また、自宅サロンにおすすめなPOSレジについては、以下の記事で紹介しています。

Step6.予約管理システムを導入する

電話しなければ予約できないサロンは不便で、集客できないサロンになってしまう原因のひとつ。予約管理システムを導入すれば、お客様はスムーズに予約できます。また、管理者側も予約管理にかかる手間を省けますよ。

予約システムアプリ tol(トル)は、基本的な予約管理が無料で使用できる個人サロンを開業したい人におすすめの予約システムアプリです。スマホやタブレットでサクッと予約を確認でき、予約が入ったらすぐに通知で知らせてくれます。ホームページやLINEにリンクを載せるだけで、予約システムを導入できますよ。

その他サロンにおすすめな予約システムは、以下で詳しくご紹介しています。

Step7.必要書類を提出する

開業の準備が整ったら、開業届や事業用の銀行口座を開設しに行きましょう。

開業届は、開業後1ヵ月以内に自宅近くの税務署に出しに行く必要があります。もしくはオンラインで開業届を出すことも可能となっています。

また、事業用とプライベート用の口座を分けていないと、確定申告で苦労するため、事業用の銀行を開設することをおすすめします。

事業用の銀行を作っておくと、非常に楽に確定申告をすることができます。事業用の口座の開設は、屋号を確認できる書類が必須です。屋号を確認できる書類は、確定申告の控えや公共料金や税金などの領収書などがありますが、一般的に開業届で証明します。

また、マッサージやまつエクサロンの場合、保健所に書類を提出しなければいけません。自分の職種に必要な書類を過不足なく提出できるように、提出必要書類のチェックリストを作ることをおすすめします。

Step8.お客様に自宅サロンを見つけてもらう

開業届を提出したら、あとはお客様に個人サロンを見つけてもらい、お店を利用してもらいましょう。

個人サロンの場合、お客様は「知らない人の自宅に行くのは不安」と思っている傾向があり、集客が難しいとされています。

お客様が安心して来店してもらえる自宅サロンにするためには、オンライン・オフラインでの情報発信が大切です。

自宅サロンが失敗しやすいと言われている理由や、集客をするためのポイントなどは、以下の記事でご紹介しています。集客についてもっと知りたいと思う個人サロンのオーナーはぜひ参考にしてくださいね。

自宅で個人サロンを開業する3つのメリット

自宅で個人サロンを開業することには多くのメリットがあります。個人サロンを自宅以外で開くことを考えている人は、以下の3つのメリットを参考にしてください。

開業資金が少なくても開業できる

個人サロンは自宅で開業をするため、賃貸料やリフォーム代を節約することができます。

日本政策金融公庫の「2023年度新規開業実態調査」によると、開業費用の平均は1,027万円と公開されています。250万円未満で開業した人の割合は20.2%。

自宅で個人サロンを開業する際にかかる費用は100万円前後なので、他の業種と比べても安く開業できます。

通勤時間がかからない

朝の混雑したバスや電車に乗ったり、1時間以上かけて通勤したりすることにストレスを覚えている人も多いのではないでしょうか。

自宅で個人サロンを開業すると、仕事をするためにストレスがかかる通勤をする必要はありません。また、今までかかっていた通勤時間をサロン経営や施術の勉強時間に使用することもできます。

人生で使える時間は限られているため、長い時間がかかる通勤時間を削減することで、趣味や家事、勉強などに使えることは自宅で開業する大きなメリットであるといえるでしょう。

育児や家事などと両立できる

自宅を使ったサロンの場合、仕事が入っていない間、育児や家事に集中できます。例えば、子どもを保育園や幼稚園にあずけている昼間に仕事を入れる・子どもが熱を出したらお店を休むなどの自由な働き方ができます。

職場のように誰かに迷惑をかけることはないため、ストレスなく働くことが可能です。

仕事と、育児や家事などを両立でき、スケジュールも組みやすいため、ワークライフバランスを重視して働けますよ。

自宅で個人サロンを開業する際の注意点

自宅で個人サロンを開業するメリットはたくさんありますが、同時に知っておくべき注意点も複数あります。以下では、自宅で個人サロンを開業する際の注意点について詳しくご紹介します。

周辺住民に迷惑がかかる可能性がある

マンションなどの共同住宅に住んでいる場合は、周りの人に迷惑をかけてしまう可能性があります。

周辺住民に対しても、見知らぬ人が家周辺をうろつくことに対し不安を感じさせてしまうかもしれません。また、お客様が他の人が契約している駐車場に車を止めてしまいトラブルになることも。

事前にお店を開くことを周知し、周辺住民とコミュニケーションをとって、周囲からの理解を得ることができるように努力するのを忘れずにしましょう。

仕事とプライベート空間が混ざってしまう

仕事とプライベート空間が混ざってしまうため、スイッチのオンオフを意識して行う必要があります。

例えば、仕事終わりの片付けや売上のメモなど、プライベート空間にいるからこそ後回しにしてしまうこともあるでしょう。ずるずると後回し癖をつけないように意識することが大切です。

立地を選べない

自宅サロンはすでに住んでいるところを利用してサロンにするため、立地を選べません。どんなに素敵なサロンでも立地が悪いと選ばれず、集客がむずかしいことも。

駅やバス停から遠いサロンは、送迎をする・駐車場を設置するなどの工夫が必要になります。

また、新しいマンションや個人の住宅はGoogleマップで調べても正確に表示されないことがあります。お客様が迷われないように、サロンの場所がわかる地図をメールで添付するといいでしょう。

また、お店であることがわかるように、家に看板をつけたり、家の屋根の色や、ポストなどのわかりやすい目印を伝えたりすることをおすすめします。

防犯上の問題がある

自宅で個人サロンを開業すると、自宅に不特定多数のお客様が出入りするため、防犯上の問題が生じる可能性があります。

例えば

  • お客様が自宅内の私物を盗む
  • お客様が自分の家の外観などをSNSにあげる
  • お客様以外の人がネット上に掲載された住所を悪用する

などのトラブルが生じてしまう可能性があります。

防犯カメラを設置したり、ネット上に正確な住所を上げないようにしたり工夫をしましょう。

自宅で個人サロンを開業する準備を始めよう

いかがでしたか?

本記事では、自宅で個人サロンを開業するためのステップや、メリット、注意点などを詳しくご紹介しました。

個人サロンを開くまでにやるべきことは多々ありますが、ステップ順に実行することで徐々に夢のサロン開業に近づけます。開業準備を始める人は、まずは自宅を個人サロンに使ってもいいのか確かめてみましょう。

本記事を参考に、自宅で個人サロンを開業する準備を始めてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
tol magazine

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