多くの整体院が導入している回数券という仕組み。
回数券の導入と聞くと、難しいイメージやトラブルにつながってしまいようなイメージを持っている方もいるかと思います。
回数券の導入には、お客様側にも整体院側にもいろいろなメリットが存在します。
今回はそんな回数券について詳しく解説しましたので回数券を導入する際は参考にしていただけるとうれしいです。
回数券(チケット制)を導入される整体院が増えています
整体院・マッサージ屋・リラクゼーションなどで、回数券(チケット制)の仕組みを導入されるお店が増えております。
回数券は、顧客にとっても価格メリットがありますが、お店にとっても多くのメリットがある仕組みです。そんな回数券の仕組みや、メリット・デメリットを理解した上で、導入を前向きに検討してみましょう。
回数券とは?
回数券とは、高頻度で利用する顧客のために、施術を受けていただける利用券を何枚かつづりにして発行するサービス券のことです。
それぞれの券がサービスとして意味をなすものであり、お客様が自由に好きなときに使えるような形のものが一般的です。
また、有効期限が設けられている場合と無期限にしようできる場合のものがあります。
主に回数券を買うことで、都度施術の費用を払っていただくよりも、お客様にとって割安になることが一般的です。
現在は回数券を紙だけでなくデジタルの媒体として発行する場合もあります。
回数券(チケット制)導入のメリットとは?
回数券と聞くとお客様だけにメリットが大きくあるように思われがちですが、回数券を導入するメリットは整体側にもたくさんあります。
ここでは両方の観点から見たメリットを解説していきます。
整体院側のメリット
お客様に継続して整体院に来てもらえる
回数券を購入していただくことでお客様に継続して整体院に来てもらえます。
お客様に継続的に来ていただくと整体院側からは体の把握が定期的にできるため治療がしやすくまた前後の施術内容がしっかりと把握できかつ計画的に施術が行えるためスムーズにお客様のお体の治療へと進むことができます。
また継続的に整体に来ていただくことでお客様とのコミュニケーションもたくさんはかることができお客様との信頼関係も得ることができます。
先行資金が得られる
回数券を購入していただくことで,、これから先何回か分の施術のお金が得られるので、整体院にとっては先行資金が得られることになります。
現在コロナ禍により情勢が刻一刻と変化している中でお客様の客足は一定であるとは言えません。そのため、お客様が急に増えたり急に減ったりすることも考えられます。
そのような場合に回数券などで先行資金を得ておくだけで、どんな状況になっても整体院を維持していける1つの要素になります。
回数券を利用するお客様が増えるほど現金を店頭にたくさん置いておかなくても良い
お客様に回数券をたくさん購入してもらい、利用する方が増えれば増えるほど現金のやりとりが少なく済むので現金を店頭にたくさん置いておかなくても良くなります。
現金を店頭にたくさん置いておくと盗難のリスクへの対策や管理にとても気を使わなければなりません。施術中にお金のことを考えてしまうとお客様が満足のいく施術もできないでしょう。
そのためにキャッシュレス決済を導入することも大切ですが、そもそもお客様に現金を持ち歩かなくても施術をうけていただける回数券をご購入することをお勧めしていきましょう。
お客様に毎回の営業する手間が省ける
回数券をご購入していただくことで、前後の施術の回数や内容がある程度決まってくるので施術後にお客様に営業する手間が省けます。
お客様の中では施術後に営業されることが嫌で整体院に通うのをためらっている方などもいらっしゃいます。
そのためお客様に回数券を買っていただければ毎回営業することもないので、整体院側も手順が少なくて済みますしお客様も断ったりするなどの不快な思いをしなくて済みます。
お客様側のメリット
お得である
回数券を購入するお客様側の1番のメリットはお得であると言うことです。
一般的には回数券を購入することでその値段の回数分よりも多い回数の施術を受けることができます。
体の治療が長期にわたる場合や、定期的に整体師の方にチェックしていただきたいと言うお客様には、回数券を利用する方がお得であり、整体側も計画的かつ効率的に施術をすることができます
毎回施術内容を決める必要がない
お客様側が回数券を利用するメリットとしていちいち手術内容を決める必要がないことが挙げられます。
なぜなら回数券を買った時点で何回分整体に来ることが仮予約されることになりますので、その回数分に合った計画的な施術内容を整体院が判断し治療をしていくことができます。
もちろんその内容に必ずしも従って施術回数や頻度内容などを決めていく必要はありません。
しかし定期的に通うことで体の不調も見つけやすくかつ治療完了の近道だと言えるでしょう。
毎度お金を用意する必要がない
回数券を購入することでお客様側は毎度施術時にお金を用意する必要がなくなります。
そのため整体に来るハードルも下がりますので気軽に来ていただきやすくなります。
さらに現在のコロナ禍において現金のやりとりを少なくする事は飛沫感染予防にもなりますし、また現金を通して接触する機会も減らせることができます。
回数券を導入する際に気をつけること
料金設定に気をつける
回数券を導入する際に気をつけることとして、料金設定に気をつけるというのがあります。
お客様に回数券を購入して頂くことで、どれだけお得に何回か分の施術を受けられると言っても、その回数間分の施術よりも大幅にお得な施術分をつけてしまうと赤字になってしまいます。
実質施術で得るお金よりも運営費の方が上になってしまうからです。
そうならないためにも回数券の料金設定はお客様にとってお得であり、かつ整体院にとってもメリットがきちんとある状態の価格設定にしましょう。
そのために回数券で受けられる施術は少なすぎず多すぎないのがポイントです。
整体院の規模などと相談してベストな回数を決めていきましょう。
有効期限制度を有効に使う
回数券を導入する際に有効期限制度を有効に使うことをお勧めします。
具体的には有効期限を設けるか、設けないかと言うことです。
有効期限を設けることで、有効期限内にお客様に一定の期間で継続的に何度もきていただけるので、整体側もお客様の把握がしやすく、治療もしやすいです。
しかし有効期限を決めることで、有効期限内にしっかりと利用を完了できるか不安と言うお客様もいらっしゃいます。例えば、先々の予定があまり決まっていないお客様や家事仕事をしていてまとまった時間がいつ取れるか不安定なお客様です。
継続できるかと言う不安を持っているお客様や計画をするのが苦手と言うお客様に対しては有効期限を設けない回数券を販売することで、お客様は気軽に利用することができます。
また何らかの事情で整体院に来る時間が前回と空いてしまっても、回数券を保持していることで他の院に行かずに戻ってきてくれる確率も上がります。
回数券導入の具体的な方法を解説!
最近では、回数券をスタンプカード型で導入するお店が多いです。
回数券を複数枚つづりに分けると、枚数も増えてかさばりますし、紛失の恐れも出てきます。
それを回避するために、スタンプカード型の回数券を利用し、利用ごとにスタンプやチェックを入れていく形式が効率的といえるでしょう。
アプリやソフトウェアで回数券管理をするサービスもありますが、お客様にとってはそれ専用でアプリを入れるよりも実は紙一枚を財布に入れておく方が楽なこともあります。
STEP1:デザインを決めよう
ココナラ などのスキルシェアサービスでスタンプカードのデザインを数千円からやっていただけるフリーランスのデザイナーがいらっしゃいます。
過去に何枚か制作実績のあるかたであれば、お店のイメージや、入れたい文言をベースに簡単にオリジナルの回数券スタンプカードを作成いただけます。
是非探してみて、プロにデザインはおまかせしましょう。
STEP2:印刷しよう
デザインが決まったら、そのとおりに印刷いただける会社を探しましょう。
ラクスルなら、デザインが決まって入ればすぐに小ロットから数千円から印刷が可能です。
STEP3:お得意様におすすめしよう
まずはお得意様におすすめしましょう。
今後も複数回ご来店されることが見込まれている場合、お客様にとっては確実に金銭的なメリットはありますので、自信を持ってオススメしてみましょう。
もし、不要であれば全然お断り頂いていいのです。お断りされることを恐れずにまずは声掛けから始めましょう。
開業したばかりの整体院のネット予約システムはtolがおすすめ
tolは、無料で簡単に予約用サイトが作れるアプリです。
スマートフォンやiPad、タブレットからでも使うことができ、パソコンを持っていない方やパソコン操作が苦手な方にもおすすめです。
顧客管理もでき、顧客ごとにメモを残す機能もあり、自動予約受付も承認制予約受付もできます。
フリープラン(有料プランなし) | |
初期費用 | ¥0 |
月額費用 | ¥0 |
機能 | ・リマインドメール自動送信 ・顧客台帳機能 ・顧客メモ機能 ・事前決済機能(クレジット払い) ・予約プッシュ通知 ・承認制予約 |
対応端末 | iOS/Android/iPad/タブレット |
まとめ
いかがでしたか?
今回は整体に回数券を導入する際のポイントや、実際の導入方法について解説しました。
回数券を上手に使うことで整体側にもお客様側にもたくさんのメリットがあります。
現在客足が伸び悩んでいる整体院や回数券を導入するか迷っている整体院はまずは少ない回数券から導入してみてはいかがでしょうか?
導入する際にはこちらの記事が参考になったらうれしいです。
ありがとうございました。
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