最近自宅で開業する自宅サロン・プライベートサロンが増えています。
自宅サロンにとって重要なのが、メニュー表・メニュー設計です。
ただでさえ路面店と違い、お客様には自分たちがどんなメニューを提供しているのかが分かりづらい上に、魅力が伝わりづらいメニュー表だともっと集客には苦労します。
今回はそんな開業したばかりで、それほど資金が潤沢ではない、自宅サロン向けにメニュー表の作り方そしてデザインの仕方を解説します。
魅力的なサロンメニューの設計方法
よくあるサロンメニュー設計の間違い
サロンメニュー設計で本当によくあるのが、「メニュー数が多くてどれがおすすめなのかがわからない」ということです。
ほとんどのサロンメニュー表がセラピストができるメニューを全て箇条書きにしています。
細かいメニューの組み合わせかたもお客様に選ばせています。
提供できるサービスが多く準備しているサロンは、より多くお客様に提示して、しっかりと確認して選んでほしい!と思うかも知れません。
しかし、それはお客様視点から見ると間違いです。
飲食店でも多くのメニューが一覧で箇条書きで書いてあるものよりも、おすすめのメニューをわかりやすく書いてもらった方が選びやすいかと思いますが、それと同じになります。
まずは自信を持っておすすめできるメニューを1個〜3個ほど選び、それをいかに魅力的に伝わるメニュー表にできるかを考えて、メニュー設計していきましょう。
その1〜3個には、組み合わせのコースなどを選ぶこともいいでしょう。
細かい選択肢をお客様に最初は与えず、最も満足感のある組み合わせのコースを押していきましょう。
メニュー名はわかりやすく、選びやすく
自信を持っておすすめできるメニューを1個〜3個ほど選んだら、それをいかに魅力的に伝えれるのかを考えていきましょう。
大事なのは、文章による説明ではなく、わかりやすいメニュー名・キャッチコピーと、印象的な写真です。
人は、感情で買って理屈で納得します。
予約という行動を起こしてもらうには、まず感情を動かす必要があります。
そして、感情を動かすには長い説明書きよりも、印象的なメニュー名と写真が一番効果的です。
メニュー名が分かりづらいと、お客さまに利用してもらえない、ということに直接繋がります。
例えば、メニュー名が「フェイスエクスフォリエーション」12,000円(90分)となっていた場合、第一印象で「やりたい!受けたい!」「私が求めているメニューだ!」と思いますでしょうか?
エクスフォリエーション、とは何か?というと…
エクスフォリエーションとは、角質ケア(エクスフォリエーション)とは、肌の一番外側にある角質層から、死んだ皮膚細胞を取り除き、滑らかで明るい肌を表面に出す方法です。
角質ケア洗顔料には、物理的な角質除去剤(肌表面を磨いてツヤを出す小さい粒が製品に含まれているもの)と化学的な角質除去剤(肌表面の死んだ皮膚細胞を溶かし分解する液体の角質除去剤)の2種類があります。
不要な角質を除去することにより、肌のターンオーバーをサポートし、また肌のごわつきやくすみを整える作用があります。
簡単にいうと、肌のターンオーバーを促進するメニューということです。
こんな風に説明しなきゃ分からない、というのが「分かりづらい」ということです。
さらにこの説明までもが専門用語や材料名にあふれていたら、お客様はさらに混乱します。
おすすめなのが、①対象のお客様が抱える悩み + ②わかりやすい文言 の組み合わせです。
例えば、「年齢サインを感じたら!美肌再生コース」や、「うねり、広がりを解消!縮毛矯正+カット」などのようなメニュー名です。
詳しい説明はメニュー説明欄にしっかり記載しましょう。
キャッチーな売りとストーリーを書く
メニューを単純に説明するだけでは、お客様はそのサービスを受けたいとは思いません。
そんなときには、「ストーリー」という型がお勧めです。
ストーリー(背景・裏側)がしっかりとわかりやすく書かれていると、お客様にそれに共感します。
- このメニューは誰のどんな課題を解消するために作り出されたメニューなのか
- なぜこのメニューを作ろうと思ったのか
- セラピスト、サービス提供者として何を大事にしているのか
- そしてこれのメニューを受けた人はどんな感想を口にしてくれるのか
などを、サービスの説明と合わせて伝えましょう。
サロンやメニューの雰囲気が最大限伝わる写真を撮ろう
前述の通り、予約という行動を起こしてもらうにはまず感情を動かす必要があり、そのためには長い説明書きよりも、印象的なメニュー名と写真が一番効果的です。
例えば、あなたの売りがフレンドリーな接客ならお客様と笑顔で並ぶ写真を、
丁寧なカウンセリングが売りならクリップボードを手にカウンセリングをする顔写真を載せましょう。
例えばメニュー名が、”しっかり圧でアロマ+毛穴洗浄ゆでたまご肌フェイシャル12,000円(90分)”
だったとしたならば、リラックスした雰囲気で、アロマのツヤ感のある肌をしっかりと揉んでいる写真がいいでしょう。
お客様の心を惹きつけるメニュー表、メニュー表のデザイン・画像の作り方
メニュー表のデザインは自分でしっかりこだわって作りたい!
と思われるサロンオーナーの方は多いでしょう。
しかし、最初からご自身でデザインすることはおすすめできません。
正直、素人の方がイチからデザインしてみて作ったメニュー表のデザインと、プロがデザインをしたデザインでは、ひと目で雲泥の差があります。
では、デザイン会社や印刷業者に任せるということ?というと、お金があればその方が良いですが、開業当初はそれほど資金的にも潤沢では無いため、それも難しいかと思われます。
そこでおすすめするのが、Canvaというデザインツールです。
Canvaは基本的には、無料のデザインシステムです。
テンプレートが豊富なCanvaなら、お店の雰囲気に合わせたメニュー表を簡単に作成することが可能です。
オンライン上で保存や編集を行えるので、無料のテンプレートの文章を差し替えるだけでメニューのデザインを行うことができます。
Canvaの魅力は何と言っても、無料で豊富なデザインの中から好きなものを選んで使えるという点。一部有料のサービスもありますが、無料で使えるテンプレートやデザインの数がとても多く、さまざまな種類が揃っています。
無料のテンプレート集には、ナチュラルでかわいらしいデザインから、モダンでおしゃれな雰囲気のデザインなどが豊富にそろっています。
Canvaならエステサロンでもネイルサロンでも、どんなジャンルのお店のメニューの作成にも幅広く対応でき、素材や文章を変更するだけで、誰でも簡単にオリジナルの美容院・ネイルサロンメニューを作成することが可能です。
最初からあるテンプレートはあくまでベース。テンプレートの雰囲気を借りて、自分の求めるデザインに近づけることもできます。
例えば、プロのデザイナーが作成したテンプレートの中から好きなデザインのものを選び、メニュー背景の写真やメニュー名を入れ替えて、そのままサロンメニューにしても良いでしょう。
けれど、必ずしもCanvaに用意されていたテンプレートデザインの大部分を利用する必要はありません。
Canvaで無料提供されている写真やイラストをサロンメニュー内に自由に配置したり、文字のフォント・大きさ・色を調節したりして、自分の理想通りのデザインにカスタマイズすることが可能です。
Canvaについて詳しく解説している記事はこちらです👇
まとめ
いかがでしたか?
今回はお客様が増える自宅サロンのメニュー表の作り方について解説しました。
メニュー表にこだわることで、お客様がメニューを選択する際にストレスがなくなり、満足度UPに繋がります。
この記事がメニュー表を作る際の参考になると嬉しいです。
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