ヨガ教室を開業する8つのステップ|開業を成功させるためのポイントも解説

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ヨガは近年、健康志向の高まりとともに人気が高まっており、ヨガ教室の需要は増加傾向にあります。このような状況の中、ヨガ教室の開業を考える人も多いのではないでしょうか。ヨガ教室の開業を成功させるためには、綿密な計画と適切な実行が欠かせません。開業前の準備から開業後の運営まで、各段階で押さえるべきポイントを理解し、着実に進めていくことが重要です。

そこで今回は、ヨガ教室を開業する際のステップを順を追って解説します。開業を成功させるためのポイントについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ヨガ教室を開業する8つのステップ

ヨガ教室を開業する夢を持っている人も少なくはないでしょう。じつは、手順に沿って準備をしていけば、意外と簡単にヨガ教室を開業できるのです。

以下では、ヨガ教室を開業する8つのステップをご紹介します。一つひとつ行動して実際に開業するための参考にしてくださいね。

Step1.ヨガ教室を行う場所を決める

ヨガ教室を行うスタジオには

  • 自宅
  • テナント
  • レンタル
  • オンライン

などがあります。

まずはどこでヨガ教室を行うかを決めましょう。それぞれスタジオのメリットとデメリットを以下で詳しくご紹介します。

自宅

少人数のヨガ教室を開く予定の人は、わざわざスタジオを借りなくても自宅でヨガ教室を開くことが可能です。

自宅でヨガ教室を開業するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
賃貸料がかからない防犯上の問題がある
通勤をする必要がない近所の人からクレームが入る可能性がある
少人数教室に向いている大人数が入るスペースがない
初期費用を抑えることができる立地が悪いと集客がしづらい
家事や育児と両立しやすい仕事とプライベートが混同する

自宅が一軒家ではなく賃貸マンションの場合、賃貸借契約上の問題で、開業できない可能性がありますので、開業前に管理会社や大家さんに確認するようにしましょう。

テナント

大人数のヨガ教室を開きたい人は、テナントを借りることをおすすめします。

テナントを借りてヨガ教室を開業するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
立地や広さなどの条件のいい場所でヨガができる賃貸料が毎月かかる
セキュリティ上の問題が少ない通勤する必要がある
大人数でヨガ教室ができる条件のいい場所を探すのに時間がかかる
ハンモックなどの道具を使える
仕事とプライベートを分けられる
家族や近隣住民に迷惑がかからない

テナントは初期費用・賃貸料がかかりますが、大人数でヨガ教室を開ける点がメリットです。集客ができなければ、賃貸料などで赤字になってしまうので、ある程度経験を積んでからヨガ教室を開くことをおすすめします。

レンタルスペース

テナントはハードルが高く感じる人は、レンタルスペースを使用することをおすすめします。

レンタルスペースを利用して開業するメリット・デメリットはこちらです。

メリットデメリット
テナントと比べて初期費用やランニングコストを抑えられる自宅と比べると初期費用やランニングコストがかかる
条件のいい場所を選んで契約できるレッスンの準備がかかる
人気が出てきたら契約日数を増やすなどと柔軟に対応できる通勤する必要がある
セキュリティ上の問題は少ないレンタルスペースは借りたいときに借りられないときがある
大人数でもレッスンを行えるレッスンの時間を固定できないこともある

レンタルスペースを活用することで、集客の度合いによってレッスン料を調節できるため、赤字になることを防ぐことが可能です。

オンライン

店舗やレンタルスペースを借りずに、オンラインで開業する方法もあります。

オンラインでのヨガ教室の開業のメリット・デメリットは以下です。

メリットデメリット
物件に関する費用がかからない集客しにくい
全国のヨガを習いたい人を対象にレッスンできるレッスン単価は対面よりも低い傾向がある
通勤時間がかからないZoomなどのオンライン会議ツールを使用するスキルが必要
非接触でレッスンできるため、衛生的生徒との会話ができないため、信頼関係が生まれにくい

オフラインでのヨガ教室は物件に関する費用がかからない点が魅力。しかし、その分集客がしにくいため、集客に力を入れる必要があります。

Step2.ヨガ教室を開業するための必要資金を計算する

ヨガ教室にかかる費用は、賃貸契約を結ぶか、自宅・オンラインで行うかによって大きく異なります。

以下では、シーン別に、ヨガ教室を開業するための必要資金を具体的に計算していきましょう。

自宅

自宅でヨガ教室を開業する場合は、最低10万円前後で開業できます。

ヨガはマット一枚あればできますので、マットだけ購入すれば最低限のヨガ教室を開けるでしょう。

さらにクオリティの高い自宅ヨガ教室にしたいのなら、

  • 防音工事を行う
  • 壁に鏡を取り付ける
  • 音響機器を購入する
  • おしゃれな内装にこだわる

などを行うことをおすすめします。自宅をリフォームする場合は150万円前後かかるかもしれません。なるべくDIYでリフォームすることで費用を抑えてみてはいかがでしょうか。

テナント

テナントを借りてヨガ教室を開く場合は、300〜500万円の開業資金が必要になります。

テナントは広さや立地などで家賃は変わってきますが、築年数や広さにこだわると家賃は20万円ほどかかります。敷金・礼金・保証金を合わせて家賃7ヵ月分だとすると、テナントを借りるだけで初期費用が約160万円になり、自宅物件と比べるとかなり高額です。

それに加え、リフォーム代や音響設備代などを加えると300万円前後は必ず必要になります。

もちろん、都心・それ以外で大きく物件にかかる金額は変わってくるので、自分の住んでいる地域でヨガ教室に使えそうなテナントを探してみましょう。

参考:不動産情報サイトアットホーム

レンタルスペース

レンタルスペースの初期費用は、自宅と同様に、最低約10万円前後です。

レンタルスペースを借りる場合、都心でも1時間2,000円前後で借りることが可能です。そのため、週に一回ヨガ教室を2時間開くとすると、2,000円×2×4日で1万6千円程度でスペースを借りられます。

自宅と比べて備品を購入して持ち歩く手間がありますが、自宅のようにリフォームする手間がないため、初期費用はかなり安く済ませることができるでしょう。

参考:SPACEMARKET「東京都のヨガスタジオとして使えるおすすめレンタルスペース

オンライン

オンラインヨガ教室にかかる初期費用は、30万円前後です。

オンラインヨガ教室には、賃貸料金はかかりませんが、その分通信環境を整えるためにお金が必要です。

高性能のWi-Fiを使って通信環境を整えたり、高画質のカメラやマイクを揃えたりする必要があります。また、雰囲気がある背景にするために観葉植物を買ったり、壁紙を変えたりすることにもお金がかかるでしょう。

Step3.開業資金を調達する

開業資金を明確にできたら、次は開業資金を調達しましょう。

自己資金のみでは開業資金を準備することを難しく感じる人は、以下の方法を試してみてはいかがでしょうか。

補助金

ヨガ教室やサロンを開く場合、補助金や助成金を使用できることもあります。補助金や助成金を使用すると、数万〜数百万円以上のお金を受給できることも。

補助金や助成金をもらうためには、条件を満たしておく必要があります。自分がもらえる助成金があるかどうか調べたい人は以下の記事も参考にしてみてください。

融資

金融機関からお金を借りることで資金を調達する方法もあります。売り上げ実績がないと融資を受けることは難しく、経歴や貯金などで融資を受けられるかどうか審査されます。

日本政策金融公庫の融資は、ヨガ教室を開業したい人におすすめ。融資を受けられるハードルが低いので、売り上げ実績がなくても借りられる可能性が高いです。

融資は返さなければいけないものなので、簡単に借りるのではなく、返すめどがつくか・集客はできるのかなどを考えた上で計画的に利用しましょう。

Step4.レッスン内容と料金を決める

お客様に選んでもらえるヨガ教室にするためにも、レッスン内容や料金は非常に重要です。

レッスン内容や料金を決めるときは、家の近くにあるヨガ教室を参考にすることをおすすめします。

地域によって異なりますが、ヨガ教室の1回のレッスン料は3,000円前後。マンツーマンのレッスンの場合、6,000円前後が相場のようです。

相場から大きく外れてしまうと、利益が少なくなったりお客様が来てくれなくなったりするため、適切な値段設定を行うことをおすすめします。

Step5.決済システムを導入する

ヨガ教室を開くためには、会計をスムーズにするためにも決済システムを導入することをおすすめします。

最近では、オンライン決済が主流になっているため現金を持ち歩かないお客様も多いもの。クレジットカードやQRコード決済に対応できるように、決済システムを準備しておきましょう。

たとえば、POSレジのように、会計システムと売り上げ分析機能、顧客管理機能が一括になったサービスもありますので、気になる方はチェックしてみてください。

Step6.予約システムを導入する

ネットで予約ができる環境が整っていないと、お客様は電話やメールで予約をしなければいけません。何か他のことをしていると電話に出れず、せっかくのビジネスチャンスが無駄になってしまうかもしれません。

ヨガ教室に通いたいお客様がスムーズに予約するためにも、予約システムの導入をすることをおすすめします。

ヨガ教室におすすめな予約システムは、以下の記事でご紹介しています。

Step7.開業届を提出する

予約・決済システムを導入できたら、いよいよ開業です!開業届を提出しましょう。

開業届とは個人事業を開業したことを居住地にある税務署に報告するための書類です。罰則はありませんが、開業日から1ヵ月以内に提出しなければいけないと規定されているので、注意しましょう。

また、確定申告で税金の控除を受けられる青色申告をするためには「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。節税をしたい人は、開業届を出す日に、青色申告承認申請書も提出しましょう。

Step8.集客を行う

ヨガ教室の開業準備が整ったら、次のステップは集客です。

集客方法には、ホームページやSNSでの情報発信、チラシやポスターの配布、無料体験レッスンの開催、イベントへの参加などがありますが、すべてにまんべんなく取り組むのではなく、自分の教室のターゲット層に合ったアプローチを選択することが肝心です。

例えば、若い女性をターゲットにするなら、Instagramを中心としたSNS発信や、女性向けイベントへの参加が効果的でしょう。一方、シニア層を対象とする場合は、地域のコミュニティセンターでのチラシ配布や、健康をテーマにしたセミナーの開催などが有効な手段となります。

ヨガ教室開業に資格は必要?

ヨガ教室を開業するにあたって、法的に必須の資格はありません。

しかし、ヨガインストラクターとしての知識と技術を証明する資格を取得することは、自身のスキルの証明になったり、お客様からの信頼を得られるなど、さまざまなメリットがあります。

ヨガインストラクターの資格には、国内外のさまざまな団体が提供するものがあります。代表的なものとしては、全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance)の資格が挙げられます。この団体が認定するRYT(Registered Yoga Teacher)は、国際的に広く認知されている資格です。日本国内では、日本ヨーガ療法学会の認定するヨーガ療法士や、日本ヨガ連盟の認定するヨガインストラクターなどが有名です。

これらの資格を取得するには、所定の養成講座を受講し、修了試験に合格する必要があります。講座の期間や内容、費用は資格によって異なりますが、いずれも解剖学や指導法、ヨガの哲学などを学ぶカリキュラムが組まれています。

ヨガ教室は稼げるの?

ヨガ教室開業にあたって、「ちゃんとお金を稼げるのか」が不安な人もいるのではないでしょうか。

Indeedによると、ヨガインストラクターの年収は485万円(2024年4月29日)とされています。フリーランスのヨガインストラクターの場合、月給制ではなく、1レッスン・1時間単位で給料が定まります。そのため、長時間働けば働くほど給料が増え、稼ぐことが可能です。

また、ヨガインストラクターとして有名になることで、1レッスンの単価の上昇を期待できます。ヨガ教室を開業して儲けたい人は、ヨガだけではなく広報活動にも力を入れ、ヨガインストラクターとして人気になることを目指してもいいでしょう。

参考:Indeed「日本でのヨガインストラクターの平均給与

ヨガ教室の開業を成功させるポイント

ターゲットをしっかりと決める

ヨガ教室の開業を成功させるためには、ターゲットをしっかりと決めることが非常に重要です。

ターゲットを明確にすることで、どのようなコンセプトのヨガ教室にするのか、提供するメニューや集客方法など、開業後の運営に関わるさまざまな意思決定がスムーズに行えるようになります。

また、ターゲットをしっかり決めれば、自分のヨガ教室がどんな特徴を持っているのかが明確になります。他のヨガ教室との違いを明らかにすることもできるでしょう。つまり、ターゲットを決めることは、自分のヨガ教室をアピールするための大切な基礎になるのです。

ターゲットが明確になれば、そのターゲットに合った方法で、効果的に新しい生徒さんを集めることができます。また、通ってくれる生徒さんにも満足してもらいやすくなるので、続けて通ってもらえる可能性が高まります。

SNSでの情報発信

SNSでの情報発信は、ヨガ教室を宣伝するための非常に重要な方法です。

FacebookやInstagram、Twitterなどの人気のあるSNSを活用して、ヨガ教室の情報を発信することをおすすめします。例えば、教室の雰囲気が伝わる写真を投稿したり、レッスンの様子を動画で紹介したりするのも効果的でしょう。また、生徒さんの声を掲載することで、新規の方々を呼び込むことができます。

また、SNSでは、情報を発信するだけでなく、フォロワーとのコミュニケーションも大切です。コメントやメッセージに返信したり、質問に丁寧に答えたりすることで、信頼関係を築くことができます。

しかし、注意したいのが、SNSでの情報発信は単にやればいいというものではないということです。ターゲットに合った発信内容や方法を考え、継続的に行うことが重要です。

地域との連携を行う

ヨガ教室の開業を成功させるためには、地域との連携を行うことも欠かせません。

地域との連携には、さまざまな方法があります。例えば、地域のイベントや祭りに参加することで、ヨガ教室の存在をアピールすることができます。ヨガのデモンストレーションを行ったり、体験レッスンを提供したりすることで、地域の人々にヨガの魅力を直接伝えることができるでしょう。

さらに、地域のコミュニティセンターや公民館といった公共施設を活用することもおすすめです。これらの施設を利用してヨガ教室を開催することで、地域の人々にとって身近な存在となることができます。また、施設側とのつながりができることで、口コミによる宣伝効果も期待できるでしょう。

お客様のライフスタイルに合わせたレッスンを

ヨガ教室の開業を成功させるためには、お客様のライフスタイルに合わせたレッスンを提供することが重要なポイントの一つです。現代社会では、ヨガのレッスンに通うための時間を確保することが難しいと感じている人も少なくないため、お客様のニーズに合わせて、柔軟なレッスンスケジュールを設定することが求められます。

例えば、仕事で忙しい人のために、朝早い時間帯や仕事終わりの夜の時間帯にレッスンを開催することが効果的でしょう。

さらに、子育て中の方や主婦の方のために、昼間の時間帯にレッスンを提供することも大切です。子供を預けられる時間に合わせてレッスンを設定することで、子育て中の方でもヨガを楽しむことができます。

また、週末や祝日にレッスンを行うことで、平日は時間が取れない人でもヨガを始めるきっかけになるでしょう。

多様なライフスタイルに対応できるよう、幅広い時間帯でレッスンを提供することが重要です。

自分らしいヨガ教室を開業しよう

いかがでしたか?

本記事では、ヨガ教室を開業する流れを8つのステップに分けて詳しくご紹介しました。

ヨガ教室を開業するためにやることは非常にシンプルです。しかし、お金や時間、心の余裕が必要になるので、夢を叶えたい人は毎日コツコツと準備を進めていきましょう。

本記事を参考に、8つのステップをコツコツと実行し、ヨガ教室を開いてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
tol magazine

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