美容室をプライベートサロンとして開業するメリットとは?

業種別

コロナ禍で外出が減った影響で、大型の美容室の新規開業が減るなか、数を大きく増やしているのが小規模な「プライベートサロン」です。今回は新しく美容室を開業する方や、コロナ禍で新しい形態のサロンに挑戦してみたい!と思っている方向けに、プライベートサロンタイプの美容室を開業するメリットなどを詳しく解説していきます。

目次

  1. そもそもプライベートサロンの定義とは?
  2. 美容室をプライベートサロンにするメリット
  3. 美容室をプライベートサロンにする時の注意点
  4. プライベートサロン向けの集客方法
  5. まとめ

そもそもプライベートサロンの定義とは?

そもそもプライベートサロンとは何かについて解説します。

プライベートという言葉は、「私的に」「個人的に」という意味を持つ単語です。

つまりプライベートサロンとは、自宅の一室やマンションの一室などの小規模な限られた空間の中で施術が受けられるサロンのことを指します。

プライベートサロンは施術を1対1で行うことが多く、大型のお店と比較して、お客様と施術者の距離が近いというのが大きな特徴です。昨今のコロナ禍で、不特定多数のお客様と一緒に施術を受けるのが不安と感じられる方が増えているのも、プライベートサロンの人気が高まっている理由の1つでしょう。

最近ではエステやマッサージ、美容室やネイルケアなどの、様々な種類のプライベートサロンが増えているようです。

美容室をプライベートサロンとして開業するメリット

お客様との距離が近い

先述したように、美容室をプライベートサロンにする大きなメリットの1つが、お客様との距離が近いことです。

1人のお客様に対して、最初から最後まで施術を担当できるので、お客様の要望にも丁寧に対応しやすいメリットがあります。お客様との関係性も築きやすいため、継続的に来ていただくことで、髪の癖や理想とするイメージ、スタイルなど、それぞれのお客様の希望に沿った最適な施術を行いやすくなります。

お客様視点で考えた場合、「大きなサロンや美容室に行くのは気が引ける」「自分の髪や頭皮などにコンプレックスがある」「ウィッグやカツラなどと合わせてヘアカットしてもらいたい」など、チェーンのサロンや大規模なサロンでは対応が難しいお客様の悩みにも応えやすいのがプライベートサロンのメリットといえるでしょう。

また、プライベートサロンによってはお子様の同伴OKとしているところも。子育てをされている方であれば、こうしたサービスはとても嬉しいポイントです。このように、施術以外の部分でもお客様のニーズに沿ったサービス提供をできる点も強みです。

開業費用や運用費用がかからない

経営の面で考えた場合、美容室をプライベートサロンにするメリットとして挙げられるのが、開業費用や運営費用を抑えられるという点です。

大規模なサロンやテナントを借りる場合、外装費だけでなく内装費も大きくかかってきます。また1から設備を整えなければならないため、相当な金額の開業費用が必要になってきます。一方、プライベートサロンであれば、小規模であるため、こうした費用を抑えることが可能です。

また、サロンの運営費用をにおいて、大きなウエイトを占めるのが固定費として発生する家賃です。この家賃についても、自宅の一室などを利用することで、一般的なテナントやサロンを借りるより大きくコストを抑えることが可能です。

こうした費用の部分は、プライベートサロンを自宅で開業した場合の大きなメリットといえるでしょう。

家賃については、マンションの1室を借りて開業する場合も、ビルやテナントを借りる費用に比べると安く済む場合があります。ただし、賃貸契約の内容によっては、サロンなどの営利目的の店舗を開くことができない物件もあるので、契約する際によくチェックするようにしましょう。

自由な時間の使い方ができる

オーナーさん視点で考えた場合、費用面に続いて美容室をプライベートサロンした場合のメリットとして挙げられるのが、自分の時間を自由に使えるということです。

プライベートサロンタイプの美容室であれば、サロンのオープンやクローズの時間、施術を承る時間を自由に設定できます。また、早朝や遅い時間など、一般的なサロンでは対応できない時間に施術を希望するお客様のニーズに応えることも可能でしょう。

このようにプライベートサロンは時間の融通が効きやすいため、例えば、平日や日中は家事や育児などがあり、大きくまとまった時間が取れない、または土日のみにしかまとまった時間が取れないといった美容師の方でも働きやすい形式のサロンといえます。はじめからフルタイムのサロンを自分で開業するのはハードルが高いと感じる方にも、おすすめの方法です。

また、自宅の一室でプライベートサロンを開業する場合は、通勤の時間や費用もかかりません。運営を自分ひとり、あるいは少人数で全て行わなくてはいけないという面もありますが、自分の時間を有効に活用したいという方にはとても魅力的な選択肢といえるでしょう。

ただし、自由に時間が使えるということは、同時に予約の管理がとても大切になってきます。tol magazineではサロン向けのおすすめ予約管理アプリも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

美容室をプライベートサロンにする時の注意点

施術空間の清潔感をしっかりと保つ

美容室をプライベートサロンにするときの注意点として、施術を行う部屋や場所の清潔感をしっかりと保つことが挙げられます。

プライベートサロンは良い意味で言うと親しみやすく、くつろげる場所でもありますが、あまり生活感が出すぎてしまうとお客様も気持ちよく施術を受けていただけません。

自宅を利用する場合であっても、あくまでも「お客様にとってのプライベートな空間」となるよう、しっかりと雰囲気づくりをすることが大切です。

そのために内装や家具などをサロンのコンセプトに沿ったものにしたり、アロマなどにこだわるというのも有効な方法です。自宅やマンションの一室をプライベートサロンの場合、立地によっては道路や繁華街の騒音がすることも考えられます。そういった場合は、窓に簡単な防音対策を施すのも良いでしょう。

コンセプトや施術メニューをしっかりと決める

プライベートサロンタイプの美容室を開業する際に、必ず押さえておきたいのがコンセプトや施術メニューをしっかりと決めることです。

まずコンセプトをしっかりと決めることで、他の大規模なサロンやプライベートサロンなどとの差別化につながります。これは結果的にオーナーさんのプライベートサロンならではのブランドイメージを築くことにもつながります。

コンセプトを考える際に重要になるのが、サロンに来ていただきたいターゲット層と、その客様たちにどのような時間を過ごしていただきたいかという点です。例えばOLさん向けに、非日常空間で日々の疲れを癒してもらう――というようなイメージです。

しっかりとコンセプトを決めることで、サロンのイメージも具体的に表現することができ、お客様にも来ていただきやすくなります。

またプライベートサロンは、既に口コミや評判があり、料金も一律で決まっている一般的なチェーンタイプのサロンなどと比較して、お客様は事前に情報を得ることが難しい傾向にあります。そのため、できる限り詳細な施術メニューの説明を、金額とともに明確に表記するなど、お客様の安心につながる配慮を心がけましょう。

プライベートサロン向けの集客方法

プライベートサロンは大規模なサロンに比べて集客が難しい傾向にあります。

マンションや自宅の一室で開業する場合、外装などで大きく周りにアピールすることができない上、立地も住宅街であることが多く駅から距離があることもあるため、偶発的な集客は難しくなってしまいます。

tol magazineではこうした個人開業のサロン向けの集客方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

まとめ

いかがでしたか?

今回は美容室をプライベートサロンにするメリットを始め、美容室をプライベートサロンにする注意点や集客方法について解説しました。

美容室を開業したいなと思っている方や独立したいなと思っている方などの参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた人
tol magazine

本格的な予約用のWebページが誰でも無料でかんたんに作成できるスマホアプリ『tol(トル)』制作チームが、予約に関する役立つ情報を発信しています♫

tol magazineをフォローする
業種別
tol magazineをフォローする
tol magazine

コメント

タイトルとURLをコピーしました