今や、ほとんどの方が連絡ツールとしてLINEを使っているかと思われます。
NTTドコモ モバイル社会研究所が全国15~79歳の男女約7000人を対象にまとめた2022年1月のSNS利用動向の調査によると、LINEの利用率が81.6%を占め、最も多かったとの発表もあります。
しかし、サロンの予約はDMやメール、電話などさまざまな方法があり、受付に手間を感じている方も少なくないのではないでしょうか?そんな方のために、今回はLINEで予約を受け付ける方法について解説します。
LINEで予約を受け付ける方法とは?
LINEで予約を受け付ける方法には大きく分けて3通りあります。
メッセージで個別に予約を受け付ける方法と、メッセージで予約サイトのURLやQRコードを送付する方法、リッチメニューに予約システムを連携させる方法です。
お客様とLINEでやり取りをする際には、ショップのLINE公式アカウントを作成し、メッセージを送るのが一般的です。
ちなみに、料金は月額料金が無料のフリープランから、月額15,000円のスタンダードプランまであります。
各プランの違いは下記のようになります。
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額費用 | ¥0 | ¥5,000 | ¥15,000 |
無料メッセージ通数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 5円 | 〜3円 |
LINE公式アカウントの解説方法などについてはこちらの記事でも詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください!
LINEで予約を受け付けるメリット
ここでは、LINEで予約を受け付けるメリットについて解説します。
スムーズなコミュニケーションができる
LINE公式アカウントでも、通常のLINEと同じようにメッセージの送付・確認が可能です。
そのため、新たに操作を覚える必要もなく、簡単にお客様とスマホでメッセージのやり取りができます。
既読や未読の確認もできるため、予約時のやり取りをする上で「お客様に読んでもらえているかな?」などといった不安も解消することができます。
画像のやり取りが可能
LINE公式アカウントでは先ほど記述したように、通常のLINEと同じようにやり取りが可能なため、メッセージ内で画像のやり取りも可能です。
そのため、ネイルサロンならではのデザインネイルやデコパーツの相談なども簡単にできます。
例えば、「デザインネイルで予約されたけど、あらかじめどんなデザインか把握しておきたい」、「オフ込みで予約されたけど、現在のネイルの状態を把握したい」などのお悩みにも対応できます。
ポイントカードの発行が可能
LINE公式アカウントでは、ポイントカードの発行ができます。
ショップにQRコードを設置し、来店時それをお客様に読み取ってもらうだけで、ポイントを貯めることができます。
ショップにとって、LINE上でポイントカードを発行すると管理費や維持費がかからない上、スタンプを押すのに手間などがかかりません。加えて、お客様にとってもポイントカードを持ち歩く手間もなくなり、双方にとってメリットがあります。
LINEで予約を受け付けるデメリット
ここでは、LINEで予約を受け付けるデメリットについて解説します。
LINEをしていないお客様への対応が必要
ご高齢の方や海外の方などの中には、LINEをしていない方が一定数いるかと思われます。
そのようなお客様のために、他の予約システムを導入し対応するか、個別に電話やメールなどでの対応が必要になります。
集客機能がない
LINE公式アカウント内で予約を受け付けることは可能ですが、すでにアカウントをお友達登録しているお客様からの予約が主であるため、新規のお客様からの予約は入りづらい傾向にあります。
そのため、LINE公式アカウントは集客に向いたツールとは言えません。
その場合、ショップのInstagramや他のSNSなどでの集客や、既存のお客様からの紹介などで新規のお客様を獲得していく必要があります。
公私の区別が付きづらい
LINE公式アカウントは、普段個人的に使用しているLINEと同じように運用できるため、普段の生活の中でメッセージの確認・返信が可能ですが、その分、プライベートとの区別が付けづらいデメリットがあります。
その場合は、しっかり公式アカウント内で返信する時間を決めたり、営業時間内や施術中にLINEを見られない時間は定型文を送信してくれる機能を活用するなどして対策しましょう。
特に、定型分を自動で返信してくれる機能を使うことで、お客様がメッセージを送信してもショップから返信がなくて不安になることも防ぐことができます。
LINE公式アカウントの活用法
こちらでは、LINE公式アカウントの活用法について紹介します。
LINE公式アカウント限定クーポンを配布する
LINE公式アカウントでは、アカウントを友だち登録してくれた方限定のクーポンを配布することができます。
限定のクーポンを配布することで、お客様に対して特別感を演出することができます。
クーポンの内容としては、季節ごとのトレンドに合わせたものや、通常メニューでは提供していないものがおすすめです。
適度なメッセージ送信を心がける
公式アカウントからお客様に一斉にメッセージを毎日頻繁に送っている方はいませんか?
毎日たくさんのメッセージを送信すると、お客様が通知を切ってしまったり、他のメッセージに埋もれてしまう可能性もあります。
メッセージの送信にも、適切な数やタイミングがあります。
LINE for Businesssによると、以下の調査結果が出ています。
メッセージの配信頻度として、月に2~4回のメッセージ配信を推奨しています。友だちとのLINEのやりとりの邪魔にならないよう、多くても週1回程度にとどめるのが妥当です。
LINE for Business
また、メッセージの送信時間も工夫すると一気に既読率が上がります。
(他のアカウントからのメッセージ送信時間と)まったく同じ時間に配信してしまうと、競合アカウントの配信メッセージに埋もれてしまいます。10:00ちょうどに配信するのではなく、10:02など少しずらすと、トークルームがほかのアカウントより少し上に表示されます。少しずつ時間をずらして反応を見てみるといいでしょう。
LINE for Business
タイムラインの投稿
メッセージだけでなく、タイムラインも活用しましょう。
タイムラインで予約の空き状況や、新しいメニューの紹介などを投稿すると、長い間来店されていなかったお客様や、予約を忘れていたお客様に思い出してもらいやすくなります。
さらに、お客様がLINEのメッセージでいつ空きがあるのか尋ねるよりも、サロンのスケジュールを自分で確認できることで、お客様にとってもショップにとっても予約時の効率がよくなります。
LINE連携予約システムの紹介
tol magazineでは、LINE公式アカウントでの予約受付時に役立つ記事をアップしていますのでぜひ参考にしてみてください!
まとめ
いかがでしたか?
今回はネイルサロン向けのLINEでの予約受付について解説しました。
LINEでの予約受付を導入することで、お客様の予約時の負荷を下げることができ、ショップ側も予約時やポイントカード発行などの手間を省くことができます。
ぜひこれを機に、LINEでの予約受付の導入を検討してみてください。
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