ネイリストとしてのキャリアを積んでくると当然独立したいと思われる方は非常に多いかと思われます。自分のお店を持ちたい、独立したい、もっとお金を稼ぎたい理由は様々です。
今回の記事ではそういったネイリストが、独立開業するために絶対に必要になる4つを、わかりやすく解説したいと思います。
ネイリストの独立開業のために必要なもの
結論から言うと、ネイリストが独立開業するために絶対に必要になるポイントは以下の4つです。
- ネイルサロンを開く場所
- 開業資金
- 開業届
- 集客・お客様
逆にそれ以外の要素は上記の4つがしっかりあれば後からついてきたりするものがほとんどです。
よくいただくご質問としては「資格は必要なのか」というご質問をいただくことがありますが、ネイルサロンの開業において資格は必要ありません。
後ほど解説する開業届は基本的には必要になると思ってください。
1.ネイルサロンを開く場所
ネイルサロンを開くには当然サロンを開く場所が必要です。
開業のパターンとしては主に以下の4つのパターンが存在します。
- 自宅でメールサロンを開く
- 賃貸物件を借りてネイルサロンを開く
- レンタルサロンを借りる
- 出張型のネイルサロンを開く
自分がどういった形式のネイルサロンを開きたいかによって、するべき場所も変わってきますし費用も変わってまいります。
2.開業資金
ネイルサロンを開業するには当然開業資金が必要になります。
自宅でネイルサロンを開業する場合は賃貸料は発生しません。しかし施術に必要な家具やネイル道具の一式などは必要になります。
また少しリフォームを加えたりすることにより、個人的な居住スペースとサロンとしての施術スペースを切り分けるなども対応も必要になってくるかもしれません。
リフォームなどを必要としなければだいたい費用としては20万円から30万円が目安とされております。
リフォームなども必要とする場合規模にもよりますが総額で50万円から100万円程度は発生するかと思われます。
ただしこの金額だけを用意して開業するということはおすすめしません。
だいたい月に欲しい売り上げの3倍程度、3ヶ月分を余分に用意してから開業することをお勧めいたします。
また賃貸物件を借りてネイルサロンを開業する場合は店舗の賃貸料金や、初期費用などが発生するかと思われます。その場合だいたい150万円から200万円程度を用意しておくのが良いと思われます。
ですので、自宅で開業する場合に関しては約100万円から200万円程度、賃貸物件を借りて開業する場合に関しては250万円から300万円程度を手元に持った状態で、開業に向けて準備するのが良いと思われます。
3.開業届
開業届とは、個人事業を開業したことを税務署に届け出る書類のことですが、事業を開始してから1ヶ月以内に提出することが推奨されていますが、提出しないことによる罰則はありません。(参考:国税庁のサイト)
開業届の正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」といいます。
個人事業主は、1年間(1月1日〜12月31日)の所得を計算し、所得税を納税しなければなりません。また事業規模が大きい場合には、個人事業税や消費税の納税も必要となります。
所得とは収入から必要経費を差し引いた金額のことです。
個人事業主の所得は「事業所得(事業収入 ー 必要経費)」となります。
開業届を自宅サロンの方が出すメリットは以下のようなものがあります。
- 青色申告をすることができる
- 青色申告による控除が受けられる可能性がある
- 純損失(赤字)の繰越控除できる
- 屋号で銀行口座を作ることができる
- 屋号でクレジットカードを作ることができる
開業届に関しては以下の記事にて詳しく解説をさせていただいておりますのでぜひご確認をいただけますと幸いです。
4.集客・お客様
資金も大事ですし、場所も大事ですが何より継続のために必要になってくるのは集客力です。
集客力のないサロンは結局のところ短期的に潰れてしまいます。
まず大事にしたいのは、新規の集客よりも、自分にすでについているお客様や、そのお客様の周辺で紹介をいただけそうなお客様たちです。
最初から広告を出して新規の方を集客していくというのは実は結構難しいです。
それよりもまずは身近なところからしっかり来店していただけるような体制を整えていくというのが非常に重要になります。
資金に余裕のある方に関しては例えば、ホームページを作ったり、周辺にチラシをまいたりというのもいいかもしれません。
最近ではInstagramやTwitterなどのSNSを活用するサロン様も増えております。
ただしInstagramやTwitterは長期的に続けてこそパワーのあるSNSです。そのため、開店当初からたくさん集客ができるというようなものではないという認識を持っていただけると良いと思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、ネイリストの独立開業にあたって必要な3つのポイントを解説させていただきました。
ポイントは、開業する場所、開業資金、開業届、集客です。
この重要な4つさえしっかり整えていれば大きく失敗することはないでしょう。
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