今回は、完全予約制サロンについてご紹介していきます。
完全予約制という仕組みは聞いたことがあるが、詳しくは知らないという方が多いのではないでしょうか。そこで、完全予約制に対するメリットやデメリット、完全予約制が向いているサロンとはどういったものかについてオーナー目線から詳しく解説していきます。
完全予約制と予約優先制の違い
まず、完全予約制と予約優先制の違いから説明していきます。
完全予約制
完全予約制とは、ご予約されたお客様のみ対応をするということです。
ということは必然的に、予約なしの飛び込みで施術を希望するお客様の対応をしないということになります。
完全予約制のサロンの場合、目立った看板もなく外見だけではサロンだと分かりにくいサロン様も多いようです。
しかし実態としては、当日予約も可能としているサロン様も多くいらっしゃいます。
30分前の予約でも受け付けているサロン様は多いので、突然サロンに行きたくなっても、「予約さえすればOK」というなサロンが多いです。
予約優先制
予約優先制とは、予約を取っていただいたお客様を優先にしながらも、飛び込みのお客様も間で受付可能な予約の取り方のことです。
飛び込みでも大丈夫ですが、予約をされたお客様が優先されるので、待ち時間が長くなるかもしれないということを承知しておいた方が良いでしょう。
新型コロナ対策にも有効な完全予約制
最近では、新型コロナウィルスの感染拡大に応じて完全予約制を取り入れるサロンが数多くなってきています。
新型コロナウィルスの感染拡大に応じて3蜜の回避やマンツーマン、一つ席を開けての利用等なるべく人が多くならないようにすることが重要となりました。
そこで完全予約制にすることによって、人数制限を簡単に設けられたり対策への事前準備をしっかりすることができます。そのためサロンでの完全予約制が浸透しているのです。
完全予約制のメリットとデメリット
メリット
お客様一人一人と信頼関係が深くなる
完全予約制であれば、お客様が来店する時間が全て把握することができ、施術中来店したお客様を対応する時間がなくなりお客様をお待たせする時間がなくなります。
スタッフとしても、一人のお客様に集中ができるため信頼関係を築きやすくなります。
スタッフやお客様ともに時間管理の意識
スタッフは、予約の時間に沿って動く流れになり、必然的に時間管理の意識を強く持つことになります。また、完全予約がお客様にも定着することによって、お客様の中でも時間に対する意識が強くなり時間の遅れや、無断キャンセルが減ることに繋がります。
時間に余裕が生まれる
スタッフにとって、その日に来る人数を1日の始まりに把握することによって、前もって行動することができ結果的にスタッフの業務時間に余裕が生まれることになります。
時間に余裕が生まれることにより、今まで忙しい中でカルテの登録などを行ってた業務を丁寧に行うことができます。その結果、細かい情報まで記入しお客様との距離を縮められるきっかけにもなります。
デメリット
1日にできるお客様の人数が限られる
1日に予約できるお客様は限りがあります。完全予約制なので、予約が入っていないとその時間にはお客様が来店されないということなので、新しい集客方法をしなければなりません。
もし、スタッフに固定給でお給料を支払っていれば予約が入っていない時間にも仕事をしてもらわなければいけないのでスタッフの給与の支払い方も見直さなければいけません。
飛び込みのお客様への対応
完全予約制は飛び込みのお客様への対応を受け付けていない制度なので、飛び込みのお客様に対応がしにくいです。なので、新規顧客としてお客様を獲得しにくい傾向があります。
完全予約制に向いている方
これまで、完全予約制の詳しい制度についてご紹介してきました。これからは、メリット・デメリットを踏まえた上でどのような特徴を持つオーナー様が完全予約制のサロンを開業するのに向いているのかご紹介していきます。
自宅サロンで開業している方
完全予約制のサロンは、外見からはサロンだと分からない外観で営業している店舗も多いので自宅サロンならではの、看板の設置で近隣住民からのクレームが来たりする心配がなくなります。
小さいお子様がいる方
終わりの時間が決められることによって、その日に合わせて営業時間を変えることができます。なので、保育園の送り迎えをしなければいけない日や、学校で用事がある日には自分で予約を調整することが可能になります。
プライベートの時間もしっかりと確保したい方
終わりの時間を自分で調節できることで、プライベートの時間も取りやすくなります。ご自身に最適なワークライフバランスを送りながら生活をしていきたいと考えている方には最適な制度になります。
自分のペースで仕事を進めていきたい方
飛び込み客も受け入れてしまうと、どうしてもペースが乱れて忙しくなってしまいます。ご自身のペースで仕事を進めていきたいという方には、完全予約制でゆっくりと丁寧に業務を進められます。
完全予約制サロンに置いて予約システム導入のポイント
これまで完全予約制のことについてご紹介してきましたが、完全予約制を導入するためには、予約システムが重要になってきます。そこで、これからは予約システムを選ぶときのポイントと、オススメの予約システムをご紹介していきます。
使いたい形態を明確にする
予約システムにもアプリで提供していたり、PCのみでしか操作が可能でなかったりする場合があります。なので、まずご自身はどのような形式の予約システムが合っているのかを考えてみてください。
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使いたい機能を明確にする
そして次に、「何を求めているのか」を明確にしていくことが重要です。例えば、予約管理から集客まで一括して自動で行なってもらいたい方と、予約管理のみの機能を重点的に自動化してもらいたい方とでは求める予約システムが異なります。
なので、どんな機能があったら完全予約制をお客様にとってもスタッフにとってもより良いものにできるだろうかということを考えてみてください。
サロンのネット予約システムはtolがおすすめ
tolは、無料で簡単に予約用サイトが作れるアプリです。
スマートフォンやiPad、タブレットからでも使うことができ、パソコンを持っていない方やパソコン操作が苦手な方にもおすすめです。
顧客管理もでき、顧客ごとにメモを残す機能もあり、自動予約受付も承認制予約受付もできます。
フリープラン(有料プランなし) | |
初期費用 | ¥0 |
月額費用 | ¥0 |
機能 | ・リマインドメール自動送信 ・顧客台帳機能 ・顧客メモ機能 ・事前決済機能(クレジット払い) ・予約プッシュ通知 ・承認制予約 |
対応端末 | iOS/Android/iPad/タブレット |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、以下の内容をご紹介させていただきました。
- コロナ禍には最適な完全予約制
- 完全予約制のメリット・デメリット
- 完全予約制に向いているオーナー様の特徴
- 予約システム選定のポイント
- オススメの予約システム
完全予約制では、何よりお客様一人一人と精一杯向き合えることが大きな特徴です。各々持っている悩みは異なりそれに真正面に向き合うことによって、自ずとサロンの評判も上がっていきます。
最初は集客に困っていてもお客様との信頼を少しずつ積み上げていってくことで、経営がうまくいくようです。
この記事が参考になれば幸いです。
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