お店を持たずレンタルサロンで開業!メリット・デメリットと開業のポイントを完全解説

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エステやネイル、マッサージの施述などができる部屋を借りて行う「レンタルサロン」。最近注目されつつあるサロンの開業方法の一つですが、「初めて聞いた!」という方もまだ多いのではないでしょうか?そこで今回はレンタルサロンとはどのようなものなのか、そしてレンタルサロンを使った開業の仕方を解説していきます。

レンタルサロンとは?

レンタルサロンとは家具や家電、施術機器がすでに備え付けられたスペースのこと。こうした物件を借りることで、エステやネイル、マッサージなどのサロンの店舗として利用することができます。

利用時間は、時間や週・月単位で区切られており、内装がエステやリラクゼーション向けにデザインされている物件も増えています。

最近では自分でテナントを契約せず、このレンタルサロンを利用してサロンを開業されるオーナーさんも増えているようです。

レンタルサロンの料金体系

レンタルサロンの料金は、場所や設備のグレードによって料金が異なります。おおまなか料金の目安としては、1時間当たり1000円前後から数千円程度のところが多いようです。

基本的には1時間単位でのレンタルですが、場合によっては1週間、1カ月といった単位でのレンタルが可能なケースも。

ただし注意しておきたいのが、キャンセル料です。レンタルサロンサービスによって、キャンセル規定が設けられていることが大半なので、予約時にはかならず条件をチェックしておきましょう!

レンタルサロンのメリット

開業の費用とリスクを抑えられる

サロンの開業方法のとして、レンタルサロンの利用が増えている大きな理由の一つが、費用の面でリスクを抑えて開業できるという点が挙げられます。

サロンを独立開業する場合、まず悩みの一つとしてよく挙がるのが開業資金の問題です。テナントを利用する場合、契約費用や毎月の賃料、機材などの用意にある程度のまとまった資金が必要になります。

自宅を利用したいわゆる「おうちサロン」も増えていますが、賃貸契約の内容によっては営利店舗を開業することができないケースも。また、実際に開業するためには、内装のリフォームなど、さまざまな手間と費用が掛かってきます。

こうしたサロン開業における初期費用や固定費のリスクを抑えられるのが、レンタルサロンの大きな魅力といえます。

場所を問わない柔軟なサロン運営が可能に

サロンの開業における重要なポイントに「立地」の問題が挙げられますよ。「人気のエリアは賃料が高いし、競合店舗も多い……」「このエリアでお客様が来てくれるだろうか?」などなど、開業するサロンの立地を決めるのは、とても悩ましいポイントですよね。

また、「おうちサロン」を検討したものの、ご自身の生活環境を仕事場にすることへの懸念などから、自宅での開業を断念したという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一方、レンタルサロンは、さまざまな場所のなかから選ぶことが可能であり、期間を分けて複数の場所でサロンを開業することもできます。実験的に複数のエリアでサロンを開いてみたりすることで、自分のサロンに合った場所を見つけることが可能です!

また、住所を公開できる場合も多く、「おうちサロン」では住所を公開することに懸念があるという方でも安心して開業しやすいというのも大きなメリットです!

レンタルサロンで開業する場合の注意点

必要な備品がないことがある

レンタルサロンでは、基本的な机やスツール、ベッドなどが用意されている所がほとんどですが、その他のバスタオルなどの消耗品は自分で持ち込まなくてはいけないケースが多いです。

ただしレンタル業者によっては、消耗品を借りることができる場合も。その際には事前に消耗品の質や素材などをチェックしておくことがおすすめです。

消耗品のみならず、施術に必要な備品が用意されているかどうか、またはレンタル可能なのかどうか、かならず確認しておくようにしましょう!

清掃が行き届いていないことがある

レンタルサロンによっては、清掃を借りたユーザーさん自身で行うルールになっている場合もあります。そのため、場合によっては「いざ借りてみると清掃が行き届いていなかった……」というケースも。

トラブルを避けるためにも、可能であれば利用前に見学をしに行ったり、明け渡しの状態を確認するほうがベターです!

希望の時間に予約できないケースも

レンタルサロンは、週末などに副業としてサロンを開きたいという方に人気です。そのため、人気のエリアや部屋によっては、週末は予約がとれないことも。利用する人が多いです。一方、平日や夜間であれば予約が取りやすいこともあります。

このように、ご自身のサロン店舗を持つ場合と異なり、いつでもサービスを提供することができない点がデメリットにはなりますが、まずは自分のレンタルしたいエリア・部屋の予約状況や、混雑具合を調べてみるのがおすすめです。

お香やアロマテラピーは利用できない場合も

レンタルサロンによっては、お香やアロマテラピーといったニオイの発生する施術は使用できないルールが設けられている場合があります。

こうした施術を行いたい場合は、必ず事前に使用可能かどうかを確認するようにしましょう!

集客の方法・導線を考えておこう!

レンタルサロンを利用する場合、集客はご自身で行わなくてはいけません。

自身のサロンのウェブサイトや、SNSアカウントなどを開設し、集客につながるお客様との接点を作っておくのが重要です!

特にレンタルサロンの場合、特定の日にちや時間など、限られた時間のみ予約を受け付けるというケースが多いのではないでしょうか。そのため、お客様に対してサロンの営業時間や、予約可能な日にち・時間を、リアルタイムにお伝えできるSNSの活用が有効です。

tol magazineでは、サロン集客で注目されているSNSであるインスタグラムの活用方法を、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

レンタルサロンの選び方・開業準備のポイント

ターゲットとなるお客様の行動範囲から場所を選ぶ

レンタルサロンを利用して開業する場合、立地を決める前に、ターゲットにするお客様のイメージを検討しましょう!

主婦の方をメインのお客様とするのか、あるいは働いている方をターゲットとするのかなどで、選ぶレンタルサロンの立地も変わってくるはずです。また、内装などもターゲットとなるお客様や、ご自身の提供するサービスのイメージや雰囲気に合ったものを選ぶようにしましょう。

可能であれば事前に見学・下見を!

レンタルサロンを利用する場合、可能であれば事前に見学するのがおすすめです。なかには「内装や設備なピッタリだけれど、実はとても騒音の多い場所だった……」というケースもあるので、周囲の環境も併せてチェックすることがおすすめです!

決済方法を準備しておこう

レンタルサロンを利用する場合、事前に検討しておきたいのがお客様に施術料をお支払いいただく方法です。

現金であれば、おつりの準備を。最近ではバーコード決済などのキャッシュレス決済サービスを利用するお客様も増えているので、こうしたサービスを利用できるようにしておくのも重要です。

また、施術料がある程度高額になる場合は、クレジットカード決済を利用できるようにしておくのもお客様視点ではうれしいポイントです。ご自身のサロンの客層や、使いやすさなどを考慮し、最適な決済方法を準備しておきましょう!

予約システムを検討しよう

サロンを開業する際に、効率的な顧客管理のためにも利用したい予約システム。

テナントを利用したサロン開業の場合、お店にPOSシステムとセットで予約システムを導入するというケースもあるかとおもいます。

しかし、場所を固定しないレンタルサロン形式の場合、より簡単に導入でき、かつ柔軟に利用できる予約システムのほうが使いやすいでしょう。

予約システムアプリ「tol(トル)」は、スマートフォンやタブレット端末のみで利用可能なアプリです。機械の操作が苦手な方でも、簡単に3分で予約サイトを作れるのが特徴で、顧客情報の管理機能も利用可能です!無料で始めることができるので、ぜひ利用してみてください!

レンタルサロンの予約サービス3選

最近ではレンタルサロンの予約サービスがたくさん登場しています。今回は代表的なサービスを3つご紹介します。全国のさまざまなエリアで予約が可能なものから、シェアサロンに特化したものなど、さまざまなサービスがあるので、ご自身のニーズに合ったサービスを見つけましょう!

SPACEMARKET(スペースマーケット)
大手の空きスペースの予約サービスです。全国を対象に、サロン向けのスペースも豊富に選べるサービスとなっています。

Instabase(インスタベース)
全国のレンタルサロンを検索可能なサービス。サロンの用途や備え付けの設備などの条件設定による絞り込み検索にも対応しています。

・Re・Make(リ・メイク)
サロンを貸したいひとと、借りたいひとをつなぐ、シェアサロンのマッチングサービスです。路線やサロンの内容から最適なレンタルサロンを検索できます。予約利用字には専任のスタッフと事前の見学を行うことが必須となっているなど、手厚いサポートや支援体制を用意しているのも特徴です!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

レンタルサロンは、自宅やテナントスペースを借りて開業するよりも、手軽に始めやすい方法ですので、まずはスモールスタートで始めてみたい!という方にもおすすめな方法です。

この記事を読んでレンタルサロンについて詳しく知ることができた、開業の選択肢の一つとして考えることができたという方がいたら幸いです。

この記事を書いた人
tol magazine

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