ワークショップの運営をスムーズに行うためには、適切な予約システムを選ぶことが重要です。予約管理、顧客対応、支払い処理など、多岐にわたるタスクを効率よく管理することで、運営側の負担を大幅に軽減できます。しかし、多くの予約システムが存在する中で、どれが自分のニーズに最適なのかを判断するのは難しい、という方も多いでしょう。
この記事では、ワークショップにおすすめの予約システムを5つピックアップし、それぞれの特徴や料金プラン、どのような方に適しているかを詳しく解説します。
ワークショップにおすすめな予約システム5選
ここからは、ワークショップを開催する際におすすめな予約システムを主な機能やプラン展開、どんな人におすすめかなどの観点から5つ紹介します。
以下が今回紹介する5つの予約システムを比較した表です。
予約システム | tol | Reserva | STORES予約 | リザエン | SuperSaaS |
特徴 | スマホアプリから簡単に予約サイトを作成でき、SNS感覚で運用可能 | 参加者管理からリマインダー送信まで一元管理可能 | グループ予約機能やメニュー紐付けなど、ニーズに応じて柔軟なカスタマイズが可能 | ワークショップの規模に応じて、システムの拡充やカスタマイズが可能 | 多様なスケジュールや複雑な予約設定に対応可能、多言語対応 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 25000円〜 | 無料 |
プラン料金 | 無料〜3890円 | 無料〜46200円 | 無料〜66000円 | 15000円〜28500円 | 無料〜1250円 |
どんな人におすすめ | ・操作の簡単さを重視する人 ・小規模ビジネスの人 | 機能を必要に応じて増やしていきたい人 | 操作の簡単さを重視する人、初めて予約システムを利用する人 | イベントに合わせ、予約の細かい設定や調整をしたい人 | ・複数の講師や多様なスケジュールを扱う必要がある人 ・海外のお客様も受け付けたい人 |
それでは、実際にそれぞれ詳しく解説していきます。
tol
tolは、スマホアプリから自分の店の予約サイトを簡単に作成でき、専門知識がなくてもSNS感覚で運用できる予約システムです。
さらに、tolを使えばお客様の予約情報が一括で管理できるだけでなく、顧客管理機能により来店者の傾向などを解析し、蓄積してくれます。そのため、店の営業そのものにも有益なアプリです。
また、tolには予約者の同行者の分まで一緒に予約ができる「グループ予約機能」があり、これを活用することで、複数人数の予約をまとめて受け付けられるので参加者の利便性も向上します。
プラン名 | Starter | Business | Shop | Company |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
プラン料金 | 無料 | 3180円 | 19800円 | 要問い合わせ |
内容 | ・ネット予約・予約管理・メール自動送信・予約受付プッシュ通知など | ・オリジナルメール設定・SNSリンク設定・追加質問機能 | ・複数スタッフ管理・スタッフ指名機能 | ・複数店舗一括管理 |
Reserva
Reservaは累計導入社数28万社以上を誇る国内最大級の予約システムです。
参加者の管理、予約の受付、支払い、リマインダーの送信まで、すべてを一元管理できる点が特徴的です。
無料で始めることができ、使いたい機能に応じて柔軟にプランを変更できます。
加えて、ゴールド以上のプランに加入すると複数人数や複数日程を一括で登録できるようになるので、大人数のワークショップも効率よく予約を集めることができます。
プラン名 | フリー | ブルー | シルバー | ゴールド | エンタープライズ | スイート |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
プラン料金 | 無料 | 3520円 | 5500円 | 11000円 | 22000 | 46200 |
内容 | ・月刊予約件数70件・予約管理・顧客管理など | ・月刊予約件数200件 | ・月刊予約件数500件・広告が非表示に | ・・月刊予約件数1000件・SNS公式アカウントの設定が可能に | ・月刊予約件数2000件・SNS公式アカウントの設定が可能に・スクールタイプやイベントタイプなどの複数料金が設定可能 | ・月刊予約件数4000件・SNS公式アカウントの設定が可能に・スクールタイプやイベントタイプなどの複数料金が設定可能・部屋管理や設備管理が可能 |
STORES予約
STORES予約はワークショップの規模の大小に関わらず利用できる予約システムです。
個人が予約できる機能はもちろん、代表者が複数人数でまとめて予約できるグループ予約機能が搭載されている点が特徴的です。
また、予約時にアンケートを設定でき、集客戦略やお客様のニーズ集めに活用できるのも魅力的なシステムです。
STORES予約の料金体系は、
- フリー 無料
- スモール 9790円
- チーム 19690円
- ビジネス 28600円
- エンタープライズ 66000円
の5つに分かれており、料金が上がるごとに使える機能も増えていきます。プランごとの詳しい機能については資料請求が必要です。
主な機能をピックアップすると、予約管理や顧客管理はもちろん、
- グループ予約機能
- レッスンの振替予約
- スタッフごとに権限の変更ができる機能
- スタッフごとにメニューの紐付けができる機能
など豊富にあります。
リザエン
リザエンはワークショップやセミナー向けの予約システムです。リザエンを使うことで24時間365日予約でき、予約受付から顧客管理まで一元で管理できます。
イベントの規模に応じて拡充も行いやすく、ニーズに合わせてシステムをカスタマイズできるのも特徴的です。
プラン名 | ビジネス版 | エンタープライズ版 |
初期費用 | 25000円 | 100000円〜 |
プラン料金 | 15000円 | 28500円〜 |
内容 | ・予約件数〜500件・顧客管理・一斉メールの配信・キャンセル待ち機能 | ・予約件数上限なし・顧客管理・一斉メールの配信・キャンセル待ち機能・複数管理者の利用が可能 |
SuperSaaS
SuperSaaSは非常に高いカスタマイズ性が特徴の予約システムで、グループ予約や複数の時間帯での予約など、複雑なスケジュールにも対応しています。多言語対応で、海外の参加者を対象とするワークショップにも便利です。
料金プランが11種類もあり、無料〜17000円が月ごとの料金目安です。保存したい予約数や欲しい機能に応じて選ぶことができます。プランごとの機能については、無料デモを動かすことで詳しく知ることができるのでぜひご覧ください。
例として、以下が有料プランで使える主な機能になります。
- グループ予約機能
- 繰り返し予約機能
- 自動キャンセル設定
- オンライン決済(200以上の通貨)
- リマインドメール配信
代表的なプランの料金体系をいくつか挙げた表が以下です。
プラン名 | 無料プラン | 1000円プラン | 5000円プラン | 17000円プラン |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
プラン料金 | 無料 | 1000円 | 5000円 | 17000円 |
内容 | ・保存可能な過去の予約数500件 | ・保存可能な過去の予約数1000件・広告の非表示・iCalendar同期 | ・保存可能な過去の予約数15000件・広告の非表示・iCalendar同期 | ・保存可能な過去の予約数150000件・広告の非表示・iCalendar同期 |
ワークショップの予約システムを選ぶときのポイント
ワークショップを選ぶ際には、値段以外にも重視すべき点がいくつかあります。以下では、予約システムを選ぶ際に重要なポイントを解説します。
予約管理のしやすさ
予約管理機能の使いやすさは、ワークショップの運営効率に大きく影響します。
システムが提供する予約の設定機能には、定員の設定や、複数セッションの管理機能が含まれていることが重要です。定員設定が可能であれば、過剰な予約を防ぎ、参加者数を制限することで、スムーズな運営が可能になります。
また、定員に達した際に自動的に新規予約を受け付けない、またはキャンセル待ちリストを作成できる機能も便利です。
グループの予約機能
ワークショップがグループ単位で参加できる場合、グループ予約機能の有無は重要なポイントです。
グループ予約機能があれば、一度の操作で複数人の予約をまとめて行うことができ、グループの代表者が一括で予約を管理できるため、手間が省けます。特に、企業や団体の研修、教育イベントなどでは、この機能が役立つでしょう。
オプションの選択
ワークショップの内容や参加者のニーズに応じて、追加オプションを設定できる機能があると便利です。
例えば、参加者に対して追加のアンケートや質問を行いたい場合、システムでカスタマイズ可能なフォームやオプションの追加ができると、より細かいニーズに応えることができます。
また、オプションとして提供するサービスや商品の追加設定ができると、参加者に対して選択肢を増やすことができ、収益化の機会も広がるでしょう。
講師ごとの設定が可能か
講師ごとの設定機能があれば、異なる講師が担当するセッションやワークショップを管理しやすくなります。
さらに、講師ごとに予約枠やスケジュールを設定できる機能があれば、複数の講師が関わるワークショップやセミナーにおいて、各講師のスケジュール管理や予約状況の把握をスムーズに行うことができます。
加えてお客様目線で考えると、講師ごとの情報やプロフィールを参加者に提供できる機能があれば、参加者が事前に講師の情報を知れるので選ぶ際の参考になるでしょう。
まとめ
ここまで、ワークショップにおすすめの予約システム5つ、それぞれの特徴や料金プラン、どのような方に適しているかを解説しました。
ワークショップに最適な予約システムを選ぶ際には、システムの機能や料金プランはもちろん、予約管理のしやすさやワークショップごとにカスタマイズ可能かなどが重要なポイントとなります。
自分のワークショップの規模や特性に合わせて、最適な予約システムを選び、円滑な運営を目指しましょう。
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