昨今の美容意識の高まりから、マツエクサロンの需要も高まってきています。そんな中、マツエクサロンを開業したいと思う方も少なくないのではないでしょうか。ですが、マツエクサロンを開業するには、テナントの契約や備品の準備などでお金がかかります。
そんな時ぜひ活用して欲しいのが、助成金や補助金です。助成金や補助金は、条件を満たせば基本的には返済不要でお金が給付されます。そこで今回はマツエクサロン開業に使える助成金・補助金をご紹介します。
補助金と助成金との違い
補助金・助成金と言っても、管轄・目的だけではなく、給付される金額や要件の厳しさなどが異なります。
そのため、補助金・助成金の違いをチェックしておきましょう。
補助金 | 助成金 | |
管轄 | 経済産業省 | 厚生労働省 |
目的 | 国や自治体の政策のため(例:クリーンエネルギー自動車導入促進補助金) | 労働者のため(例:雇用調整助成金) |
給付金額 | 100万〜10億円程度(高額) | 10万〜1000万円(少額) |
要件の厳しさ | 審査される | 要件を満たせば受給可能 |
返済 | 返済なし | 返済なし |
マツエクサロン開業に使える助成金
まずは、マツエクサロン開業に使える助成金を4つご紹介します。
本記事でご紹介する4つの助成金は、従業員がいる、もしくは雇うつもりがあることが前提の助成金です。ひとりで開業する予定の人は、「マツエクサロン開業に使える補助金」を参考にしてくださいね。
キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金は、非正規雇用の労働者を正社員化や処遇の改善を行う事業主に対して助成されます。キャリアアップ助成金には、正社員化・処遇改善化のふたつのコースがあります。
正社員化コースとは、非正規雇用者を正社員化を行う・障害のある非正規雇用者を正社員化するコースのことです。また、処遇改善化コースでは、賃金を3%以上増額または退職金制度の導入などを満たすことで助成金をもらうことが可能です。
キャリアアップ助成金は、「キャリアアップ計画」と呼ばれる計画書を作成・提出し、計画通りにキャリアアップを行えたら支給審査後、助成金をもらえます。労働者一人につき、最大50万円の助成金が与えられます。
従業員の賃上げアップなどを考えている人は、キャリアアップ助成金を調べてみてはいかがでしょうか。
地域雇用開発助成金
地域雇用開発助成金は、その名の通り、雇用機会が少ない地域に対して労働を提供した事業者にもらえる助成金のことです。
雇用機会が少ない地域は、厚生労働省が決めた地域である点に注意。自分のマツエクサロンを出す地域が雇用が少ない地域かどうかチェックする必要があります。
また、雇用に関する計画書の提出をし、提出した計画に沿って設備や施設を整える必要があります。また、3人以上・創業の場合は2人以上雇わなければいけません。条件によって異なりますが、最大で760万円の助成金が支払われます。
雇用機会が少ない地域にあるマツエクサロンで新しく人を3人以上(創業の場合は2人以上)雇いたいという人が使える助成金です。
人材開発支援助成金
人材開発支援助成金は、従業員に対する知識や技術の習得や、休暇などに関するお金を支援してくれる助成金です。
人材開発支援助成金には、6つのコースがありますが、マツエクサロン開業に関係があるコースは以下の5つです。
- 人材育成支援コース:従業員に対して、知識や技術を習得させる・OJT付き訓練・正社員化を目指す訓練を行った事業者に対して助成金が与えられる
- 教育訓練休暇等付与コース:有給教育訓練等制度を導入した事業者に対して助成金が与えられる
- 人への投資促進コース:従業員が自発的に行う訓練やサブスクリプリョン型訓練などを行っている事業者に対して助成金が与えられる
- 事業展開等リスキリング支援コース:マツエクサロン立ち上げに関して、知識や技術を習得するための訓練を行う事業者に対して助成金が与えられる
- 障害者職業能力開発コース :障害者の能力開発のために施設の設置や運用を行う事業者に対して助成金が与えられる
上限金額は2500万円と金額が大きい点も特徴です。従業員のマツエクサロンの知識を伸ばしたいと思っている人は、人材開発支援助成金がおすすめです。
両立支援等助成金
両立支援等助成金は、子育て・出産・介護などを行う従業員に対して、仕事を両立できるような環境を作った事業者に対して給付される助成金です。
男性・女性の育児休暇を進めるコースや、不妊治療・介護などでの離脱を避けるコースなどがあります。
例えば、育児休業等支援コースでは、育休取得時に30万円・復帰時に30万円の支援を受けることが可能です。労働者との面談を実施したり、育休復帰支援プランを立てたりする必要があります。
従業員が妊娠・出産・介護などのライフステージにいる事業者は、両立支援等助成金が使えないかどうかチェックしてみてくださいね。
マツエクサロン開業に使える補助金
マツエクサロン開業に使える補助金を3つご紹介します。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者(マツエクサロンのオーナー)が事業を拡大していくことに対して支援を行う補助金です。
補助金は50万円程度と少なめですが、採択率が高いため、取りやすい補助金であることが知られています。
小規模事業者持続化補助金には、5つの枠があります。通常枠の場合、商工会・商工会議所の支援を受けつつ、マツエクサロンのオーナーが作成した経営計画書に沿って、販路開拓などの取り組みに対して支援が行われます。
助成金と比べて比較的満たしやすい条件なので、気になる人は小規模事業者持続化補助金の公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
IT導入補助金
IT導入補助金は、ITツールの導入を支援する補助金です。つまり、マツエクサロンで使用するパソコンやタブレット、会計ソフト、POSレジなどのツール導入に対して補助金をもらうことが可能です。
交付申請を行い、交付決定後ITツールを導入し事業実績を報告することで、補助金が交付されます。5つの枠があり、どの枠で申請を行うかによって支援される金額が異なります。自分がどの枠になるかをしっかりと読んだうえで、申請を行うことをおすすめします。上限金額は最大で450万円です。
他の補助金と比べて難易度が低いため、マツエクサロンにITツールを導入したいと考える人は、IT導入補助金をチェックしてくださいね。
事業再構築補助金
事業再構築補助金は、以前他の事業を営んでいた人が、マツエクサロン開業を行ったときに使用できる補助金です。「再構築」とあるように、初めて事業を行う人は使えないため注意してください。
事業再構築補助金を給付されるためには、事業再構築を行う計画について金融機関などに確認を受け、3〜5年以内にマツエクサロンの従業員一人当たりの給料を3〜5%伸ばしたり、事業の業績を3〜5%増加させたりする必要があります。
その後、事業再構築補助金の申請を行い、審査を受けた上で選ばれたものが補助金を受け取れます。
事業再生補助金は、従業員が20人以下の場合1,500万円の補助金を受け取ることが可能です。要件が厳しいですが、事業を再構築する人は検討してみてはいかがでしょうか。
助成金・補助金以外の資金の調達方法
助成金・補助金以外にも資金を調達することは可能です。助成金・補助金以外の資金の調達方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
クラウドファンディング
クラウドファンディングは、クラファンとも略される、たくさんのひとから少額のお金を寄付してもらって資金を調達する方法のことをいいます。
クラウドファンディングには、リターンを返す購入型クラウドファンディング・お礼を伝える寄付型クラウドファンディングなどがあります。
マツエクサロン開業に使われるクラウドファンディングは、「購入型クラウドファンディング」です。例えば、資金を提供してもらった代わりに格安でマツエクをするなどとリターンを設定すると、資金調達ができますよ。
融資
すぐに資金調達をして開業したい人は、融資を受けることをおすすめします。融資は借入先によって、かかる手数料や金利が異なります。金利が高ければ高いほど、返さなければいけない利子が増えるので、注意しておきましょう。
マツエクサロン開業をしたい人におすすめの借入先は、日本政策金融公庫・市町村の融資などです。女性起業者や高齢者、若者は金利面で優遇されることもあるので、まずは調べてみてはいかがでしょうか。
助成金・補助金をうまく使ってマツエクサロンを開業しよう
いかがでしたか?
本記事では、マツエクサロンにおすすめの助成金・補助金をご紹介しました。
条件が合う助成金・補助金があれば、書類などを作成し申し込みを行いましょう。ものによっては、期限が短いこともあるので、必ず期限を確認することをおすすめします。
また、なるべく節約して開業したいという人は「マツエク自宅サロン開業に必要な準備は?資金や資格について解説」を参考にしてくださいね。
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