お客様への誕生日メッセージ例文集！サロン・接客業で「リピート率」を劇的に上げる書き方と自動化テクニック

「お客様に誕生日メッセージを送りたいけれど、何を書けばいいかわからない」「毎回手動で送るのは大変だし、送り忘れてしまう…」

店舗オーナー様なら、こんな悩みをお持ちではありませんか？

実は、誕生日はお客様との絆を深め、リピート率を劇的に上げる「最大の集客チャンス」です。

しかし、ただの定型文を送るだけでは効果はありません。

本記事では、美容室・サロン・飲食店など、業種別に「そのまま使える例文テンプレート」と、忙しいあなたの代わりにメッセージを自動で送る「仕組み化」のコツを徹底解説。

これを読めば、あなたのメッセージが「売り込み」ではなく、お客様に愛される「プレゼント」に変わります。

なぜ「誕生日メッセージ」が最強の集客ツールなのか？
LINE・メール・DMハガキ、どれが正解？ツール別の使い分け
開封率を劇的に上げる「件名」と「タイミング」の法則
- 件名（タイトル）には「名前」と「限定感」を入れる
- ベストな配信タイミングは「誕生月の1日」または「1ヶ月前」
基本構成とマナー。失礼にならない「鉄板テンプレート」
【業種別】そのまま使える！誕生日メッセージ例文集
【関係性別】常連様・ご無沙汰客で書き分けるテクニック
- 常連様（ロイヤルカスタマー）への親しみメッセージ
- しばらく来店がない「休眠客」への控えめアプローチ
メッセージの効果を最大化する「特典（オファー）」のアイデア
手動送信はもう卒業！メッセージ配信を「完全自動化」する神ツール
- LINE公式アカウントの「ステップ配信」や「カードタイプメッセージ」
- 予約システムの「自動メール配信機能」（★個人サロンに推奨）
送りっぱなしはNG！効果を最大化する「追撃」と「振り返り」
- 誕生月末に「リマインド（期限のお知らせ）」を送る
- 反応率をチェックして文面を改善する
まとめ│誕生日メッセージは、売上のためではなく「関係性」のために送ろう
面倒なメッセージ送信を「全自動」に。スマホひとつで顧客管理ができる「freee予約」

なぜ「誕生日メッセージ」が最強の集客ツールなのか？

多くの販促手法がある中で、なぜこれほどまでに「バースデー販促」が重要視されるのでしょうか。

それは、他のキャンペーンとは違い、お客様ご自身の「パーソナルなイベント」に寄り添うものだからです。

「売り込み感」なく自然に来店を促せる

普段、「来店してください！」「新メニューが出ました！」というメールを送ると、どうしても「営業メールだな」と警戒されてしまいがちですよね。

しかし、誕生日は違います。「おめでとうございます」というお祝いの言葉は、ポジティブな感情で受け入れられます。

「あなたをお祝いしたい」という大義名分があるため、自然な流れでクーポンやプレゼントを提案でき、お客様も「自分のために用意してくれた特典」として好意的に受け取ってくれます。

休眠顧客（しばらく来ていない人）を呼び戻すきっかけになる

「最近あのお客様、来てないな…」と気になっていても、理由もなく連絡するのは気が引けるものです。

そんな時こそ、誕生日の出番です。半年や1年来店が空いてしまったお客様でも、誕生日メッセージなら違和感なく送ることができます。

「誕生月だし、久しぶりに自分へのご褒美で行こうかな」という動機付けに最適であり、休眠客の掘り起こし施策として最もコストパフォーマンスが高いのです。

「特別扱い」がロイヤルティ（忠誠心）を高める

人は誰しも「自分を特別扱いしてほしい」「大切にされたい」という欲求を持っています。

数多くのお客様がいる中で、自分の誕生日を覚えていてくれたという事実は、単純接触効果（ザイアンスの法則）以上の信頼を生み出します。

「私のことを大切にしてくれるお店」という認識は、他店への浮気を防ぎ、長く通い続けてくれるロイヤルカスタマー（優良顧客）を育てる土壌となります。

誕生日メッセージは強力なツールですが、リピート率を上げる方法はそれだけではありません。

接客やメニュー作りでファンを増やす、具体的なリピート率アップの施策については、以下の記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい: エステサロンのリピート率を上げる3つのポイントと平均目安

LINE・メール・DMハガキ、どれが正解？ツール別の使い分け

メッセージを送る手段は主に3つあります。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、お店の客層や目的に合わせて使い分けるのが成功の鍵です。

LINE公式アカウント：開封率No.1の必須ツール

現在、最も推奨されるのがLINEです。

メリット: 到達率と開封率が圧倒的に高い。画像やリッチメニューを使って視覚的にアピールできる。クーポンをタップするだけで保存できる利便性。
デメリット: ブロックされると届かない。長文には向かない。
向いている業種: 美容室、ネイル、エステ、飲食店など、スマホ世代がターゲットの店舗。
参考記事: ネイルサロンのためのLINE予約導入ガイド｜メリットと設定方法

メール（メルマガ）：長文で想いを伝えたい時に

メリット: コストがかからない。長文で丁寧な挨拶や、ストーリー性のある内容を送れる。PCユーザーやビジネスマンに届きやすい。
デメリット: 開封率がLINEより低い。迷惑メールフォルダに入ってしまうリスクがある。
向いている業種: 整体院、士業、高単価なコンサルティング、PC利用者の多いビジネス系サービス。

DM（ハガキ・手紙）：アナログならではの温かみ

メリット: 「手元に届く」という物理的な特別感がある。デザインにこだわれば部屋に飾ってもらえる。デジタル疲れしている層に響く。
デメリット: 印刷代や郵送費（コスト）がかかる。住所を知っている必要がある。準備に手間がかかる。
向いている業種: 高級サロン、地域密着型の店舗、高齢者層が多いお店。手書きメッセージを添えることで効果が倍増します。

アナログな「紙」のツールは、デジタル疲れしている層や、地域密着型のお店には依然として強力です。

DMだけでなく、ポスティングチラシを使った集客戦略についても知りたい方は、以下の記事が参考になります。

あわせて読みたい: サロン集客におけるチラシの効果的なデザインと配布方法

【プロの推奨戦略】

基本は「LINE」や「予約システムの自動メール」で効率的に送りつつ、特に大切にしたいVIP客や、LINEを使っていないお客様には「手書きのハガキ」を送るというハイブリッド運用が最強です。

開封率を劇的に上げる「件名」と「タイミング」の法則

どんなに素晴らしい内容を書いても、開封されなければ意味がありません。

お客様が思わずタップしたくなる「件名」と、送るべき「タイミング」には正解があります。

件名（タイトル）には「名前」と「限定感」を入れる

メールやLINEの通知が来た瞬間、お客様は「自分に関係があるか？」を0.5秒で判断します。

ただの「お誕生日おめでとうございます」では、その他大勢のメルマガと同じ扱いです。

【悪い例】

10月お誕生日のお客様へ
バースデークーポンのご案内

【良い例（クリックしたくなる件名）】

【〇〇様へ】年に1度の特別な日をお祝いさせてください（名前入り）
【誕生月限定】〇〇様だけに、特別なプレゼントをご用意しました（限定感）
〇〇様、お誕生日おめでとうございます！ささやかなギフトをお送りします（ギフト強調）

このように、「個人名（〇〇様）」を入れることは必須です。

これだけで反応率は大きく変わります。

ベストな配信タイミングは「誕生月の1日」または「1ヶ月前」

当日に送るのが一番喜ばれそうですが、集客の観点では「少し早め」が正解です。

1ヶ月前〜月初め（推奨）
「今月は誕生月だから、美容院に行こうかな」「誕生日の食事会のお店を探そう」と計画を立てるタイミングで届くため、予約に繋がりやすいです。
誕生日当日
お祝いメッセージとしては最適ですが、すでに他店で予約していたり、予定が埋まっていたりする可能性が高いです。当日は「お祝いの言葉のみ」を送るか、リマインドとして使うのが良いでしょう。

基本構成とマナー。失礼にならない「鉄板テンプレート」

まずは、どの業種でも使える基本的なメッセージ構成を押さえましょう。

基本の「4ステップ」を意識すれば、文章が苦手な方でも失礼のない丁寧なメッセージが作れます。

ステップ1：お祝いの言葉（件名・冒頭）

まずはストレートにお祝いを伝えます。

「〇〇様、お誕生日おめでとうございます！」
「Happy Birthday！〇〇様にとって素敵な1年になりますように。」

ステップ2：日頃の感謝とエピソード

ここが差別化ポイントです。

「いつもありがとうございます」だけでなく、そのお客様との具体的なエピソードや、お店としての想いを添えると、定型文感が消えます。

「いつも素敵な笑顔を見せてくださり、スタッフ一同元気をいただいております。」
「〇〇様が通ってくださるようになって、もう3年が経つのですね。」

ステップ3：プレゼント（特典）の提示

お祝いの気持ちを「形」にして渡します。

「日頃の感謝を込めまして、ささやかですがバースデー特典をご用意いたしました。」
「今月ご来店いただくと、【全メニュー20%OFF】させていただきます。」

【注意点】

特典には必ず「有効期限」を設けましょう（例：誕生月の末日まで）。

期限があることで「行かなきゃ損」という心理（損失回避性）が働き、行動を促せます。

ステップ4：来店を促す結びの言葉

最後は、強引すぎない勧誘と、お客様の幸せを願う言葉で締めます。

「〇〇様にお会いできることを、心より楽しみにしております。」
「素敵な誕生日をお過ごしくださいませ。」

【業種別】そのまま使える！誕生日メッセージ例文集

ここからは、LINE公式アカウントやメールですぐに使えるテンプレートを業種別にご紹介します。

{お客様名} {店名} などのカッコ部分は、適宜書き換えてご使用ください。

美容室・ヘアサロン編

美容室の場合、「髪を綺麗にして新しい1年を迎えましょう」というポジティブな提案が響きます。

【LINE向け：シンプル】

{お客様名}様、お誕生日おめでとうございます！🎂
{店名}です。

1年に1度の特別な日が、素敵な1日になりますように✨
誕生月限定で、【トリートメント無料サービス】をご用意しました🎁

ヘアスタイルを整えて、新しい1年をスタートしませんか？
ご予約時にお伝えください✂️

お会いできるのを楽しみにしています！

【メール向け：丁寧】

件名：【{お客様名}様へ】お誕生日おめでとうございます！

{お客様名}様
いつも{店名}をご利用いただき、ありがとうございます。

本日は{お客様名}様のお誕生日ですね。心よりお祝い申し上げます！
いつもおしゃれな{お客様名}様のヘアスタイルを担当させていただけること、スタッフ一同大変嬉しく思っております。

日頃の感謝を込めまして、ささやかですがバースデー特典をご用意いたしました。
🎁 特典内容：お会計より20%OFF
📅 有効期限：{有効期限}

季節の変わり目ですので、イメージチェンジのご相談もお任せください。
素敵な1年になりますよう、心を込めて施術させていただきます。

{店名} 代表 {代表者名}

こうしたメッセージを漏れなく送るためには、「電子カルテ」機能が付いたPOSレジで顧客情報を管理するのが効率的です。

顧客管理やDM配信に強い、美容室向けのPOSレジについては以下の記事で比較しています。

参考記事: 美容室おすすめPOSレジ6選｜iPadでカルテ管理・DM配信

ネイル・まつげサロン編

定期的に通うサロンだからこそ、「指先や目元のメンテナンス」を「自分へのご褒美」として提案しましょう。

【LINE向け：デザイン提案】

Happy Birthday！{お客様名}様💅

今月はお誕生日ですね！おめでとうございます🎉
いつも楽しい時間をありがとうございます😊

誕生月の{お客様名}様に、特別なプレゼントです🎁

【お好きなアート2本プレゼント】
特別な日は、とびきり可愛い指先で過ごしませんか？✨
新作パーツも入荷していますので、ぜひ見にいらしてくださいね♪

▼ご予約はこちらから
{予約URL}

ネイルサロンでは、デザインの持ちやオフの周期に合わせた連絡も重要です。

誕生日管理だけでなく、リピート予約を促す機能が充実したネイルサロン向け予約アプリについては、以下の記事で比較しています。

専門記事: ネイルサロン向け予約アプリ8選｜無料・有料プランを徹底比較

エステ・リラクゼーションサロン編

エステサロンの場合、「癒やし」や「自分磨き」がキーワードです。

「たまには自分を甘やかしませんか？」という寄り添うメッセージが効果的です。

【LINE向け：ご褒美提案】

{お客様名}様、お誕生日おめでとうございます！💐
{店名}です。

毎日頑張っているご自身へ、1年に1度の「癒やしのご褒美」はいかがですか？🌿
バースデー特別コースをご用意しました！

🎁 【極上アロマ60分コース】通常10,000円→5,000円（半額！）
心も体もリラックスして、最高のリスタートを切りましょう✨

{お客様名}様の笑顔にお会いできるのをお待ちしております。

【メール向け：特別感重視】

件名：【誕生月限定】{お客様名}様だけの特別なエステチケットをお贈りします

{お客様名}様
お誕生日おめでとうございます。
{店名}の{担当者名}です。

1つ歳を重ねてさらに輝く{お客様名}様の、「美と健康」のお手伝いができることを幸せに思います。

本日は、日頃の感謝とお祝いの気持ちを込めまして、会員様限定の「スペシャルフェイシャルコース」へのご招待をお送りいたします。
慌ただしい日常を忘れ、ゆったりとした時間をお過ごしくださいませ。

以下のリンクよりご予約いただけます。
{予約URL}
{店名}

※エステサロンでのDM（ダイレクトメール）活用については、手書きメッセージを添えることでさらに反応率が高まります。

誕生日メッセージは既存顧客へのアプローチですが、エステ経営を安定させるには「新規集客」とのバランスも大切です。

クーポンサイトやSNSを使ったエステサロンの集客戦略全般については、以下の記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい: エステサロンの効果的な集客方法7選｜Web・SNS・リアル施策

飲食店・カフェ・バー編

飲食店では、「お祝いの席での利用」を提案するのが鉄則です。

「デザートプレート」や「ドリンクサービス」など、誰かと一緒に来店したくなる特典を付けましょう。

【LINE向け：お祝いディナー提案】

{お客様名}様、Happy Birthday！🍷
{店名}です。

特別な日のお祝いは、ぜひ当店で✨
バースデー特典として、【特製デザートプレート（メッセージ付）】をプレゼントいたします🎂

ご家族やご友人、大切な方との素敵な時間をお手伝いさせてください。
サプライズ演出もご相談に乗りますので、お気軽にご連絡くださいね！

素敵な1年になりますように🥂

小売店・アパレル・雑貨店編

「自分へのプレゼント」をキーワードに、購買意欲を刺激します。

ポイントアップや割引クーポンが鉄板です。

【LINE向け：クーポン送付】

お誕生日おめでとうございます！🎁
{店名}です。

新しい1年が、{お客様名}様にとって素晴らしい年になりますように✨
お祝いの気持ちを込めて、今すぐ使える【1,000円OFFクーポン】をお届けします！

秋の新作アイテムも続々入荷中です👗
「自分へのプレゼント」探しに、ぜひお立ち寄りください♪

スタッフ一同、心よりお待ちしております😊

【関係性別】常連様・ご無沙汰客で書き分けるテクニック

全員に同じ定型文を送っていませんか？

相手との「距離感」に合わせて文章を微調整することで、より「私個人に向けられたメッセージだ」と感じてもらえます。

常連様（ロイヤルカスタマー）への親しみメッセージ

いつも来てくださるお客様には、堅苦しい挨拶は抜きにして、親しみを込めた文章にしましょう。

ポイント

具体的な会話の内容を盛り込む（「先日お話ししていた〇〇、どうなりましたか？」など）。

「またお会いしましょう」ではなく「次回の〇〇も楽しみにしています」と具体的に。

【例文】

〇〇さん、お誕生日おめでとうございます！🎉
いつも楽しいお話をありがとうございます😊

先日おっしゃっていた旅行、いよいよ来月ですね！ぜひ次回、土産話を聞かせてくださいね✈️
ささやかですが、お誕生日のプレゼントをご用意してお待ちしています🎁

素敵な1日をお過ごしください！

しばらく来店がない「休眠客」への控えめアプローチ

半年以上来店がないお客様には、強引な勧誘はNGです。

「誕生日」をきっかけに、お店のことを思い出してもらう程度に留めましょう。

ポイント

「ご無沙汰しています」とは書かず、さらっと送る（気まずさを与えない）。

特典のハードルを下げる（「全品OFF」など、何にでも使えるものにする）。

【例文】

〇〇様、お誕生日おめでとうございます💐
{店名}です。

季節の変わり目ですが、いかがお過ごしでしょうか？
本日は、〇〇様の特別な日をお祝いしたく、ご連絡いたしました。

久しぶりにゆっくりリフレッシュしていただけるよう、【全メニュー30%OFFクーポン】をご用意しました🌿
近くにお越しの際は、ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね。

また〇〇様の笑顔にお会いできる日を、楽しみにしております😌