エステサロン開業に必要な備品とは?選び方やポイントを紹介

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エステサロンの開業を考えている方にとって、必要な機器や備品を適切に選ぶことは非常に重要です。お客様に満足していただくためには、質の高い施術を提供できる環境を整えることが欠かせません。

この記事では、施術に不可欠な道具から事務関係で使う備品まで、エステサロンに欠かせない什器・機器の選び方とポイントについて詳しく解説します。ぜひ、サロン開業の参考にしてみてください。

エステサロンに必要な什器・機器

エステサロンで使う什器は施術内容によって異なりますが、主に以下のものが使用されます。

  • エステベッド
  • スチーマー
  • タオルウォーマー
  • ワゴン
  • スツール
  • ドレッサー
  • 美容機器
  • お客様の荷物をしまうカゴなど

エステベッド

エステに使用するベッドは施術中お客様にずっと使用していただく場所なので、使い心地が非常に重要です。

ベッドには一般的な形状のフラットタイプや高さなどを変えられる可動タイプ、折りたためるポータブルタイプなどがあるので、施術内容に応じて選んでください。例えば出張型サービスを提供する場合は、持ち運びに便利なポータブルタイプが適しています。

選ぶ際は、お客様が長時間横たわっても痛くならない適切な固さかどうかや、施術者が施術しやすい高さかどうかなどをポイントに選ぶと良いでしょう。

スチーマー

スチーマーは水蒸気を発する機械のことで、使うと毛穴が開いて汚れを除去しやすくなったり美容液を浸透させやすくなったりします。

フェイシャルエステやボディエステを行う際に使われることが多いです。

スチーマーにはスチーム機能のみがついた単体タイプ、その他の機能がついた複合タイプ、コンパクトな卓上タイプなどいくつか種類があるので、用途に応じて選びましょう。

タオルウォーマー

サロンで施術をする時に、目に当てたり顔を拭いてもらったりするのにおしぼりを使用するサロンも多いでしょう。

そんなときにあると良いのがタオルウォーマーです。基本箱型で、濡らしたタオルを入れると適温に温めてくれる機械です。

施術のリラックス効果を高め、より満足していただくために重要な機器と言えるでしょう。

中に入れられるタオルの数が商品によって異なるので、お客様の数に応じて選んでください。

ワゴン

ワゴンは、施術に使用する器具が傷付かず問題なく入るサイズのものを購入しましょう。

プラスチック製、ステンレス製、木製などがあり、手頃に入手したい方はプラスチック製、長く使えるものが言い方はステンレス製、インテリアに合わせたい方は木製がおすすめです。

スツール

スツールは、お客様用ならくつろげる座り心地のものを、エステティシャン用なら安定して施術しやすいものを選びましょう。

特に、お客様に座って施術を受けてもらうサロンの場合は長時間座っても腰が痛くならないかどうかなどの確認が必要です。

ドレッサー

お客様が施術後にメイク直しができるよう、化粧室にドレッサーを置いておくのもおすすめです。

その際は店の雰囲気に合った色か、適切な大きさかを確認してから購入してください。

美容機器

質の高い施術を行う上で、どの美容機器を選ぶかは非常に重要です。

使い勝手も考慮しながら、できるだけお客様の満足につながる機器を選びましょう。

美容機器には国産と外国産がありますが、外国産のものを選ぶ際は故障時の修理方法やメンテナンス方法はどうするのか、輸送費がどのくらいかかるのか、などもチェックしてください。

新品の場合も中古品の場合も、あらかじめ保証期間やメンテナンス方法などをよく確認しましょう。

リースという選択肢もありますが、初期投資が安く済む分長期的に使うと割高になる特徴があります。

お客様の荷物をしまうカゴなど

意外と忘れがちなのがお客様の荷物をしまうカゴやロッカーの用意です。

個室で施術する場合はカゴでも良いですが、受付で荷物を預ける方式にしたい場合鍵付きロッカーを用意するとよりお客様の安心につながるでしょう。

エステサロンに必要な消耗品

エステサロンではさまざまな消耗品を使用します。お店を始める前にしっかり準備するとともに、営業を始めてからもこまめに在庫をチェックし切らさないようにするのが大切です。

必要な消耗品の一例には以下のようなものがあります。

  • タオル
  • シーツ
  • お客様用の着替え
  • 使い捨てショーツ
  • 使い捨てスリッパ
  • 化粧品
  • 衛生用品

これから詳しく紹介します。

タオル

タオルはお客様の肌に触れるものです。そのため、できるだけ肌触りの良いものを選びたいところですが、定期的に買い替える商品のため経営を圧迫しない価格のものを選びましょう。

業務用を購入すると大容量で安く仕入れることができます。

用途に合わせてバスタオル、フェイスタオル、おしぼりとサイズ違いを複数種類用意するのがおすすめです。

シーツ

シーツには繰り返し洗って使うものと使い捨てのものがあります。

オイルやクリームを使う施術の場合は使い捨てなど、施術内容に合わせて選んでみてください。

また、1枚の布で作られており挟み込んで使うフラットシーツやゴムが入っているボックスシーツなど、形状もいくつかあります。こちらも施術内容に応じて選びましょう。

頻繁に洗う場合は干しやすいフラットシーツが、施術時にシーツがズレるのを防ぎたい場合はボックスシーツが向いています。

お客様用の着替え

サロンでお客様に着替えていただく場合は、別途お召し物を用意する必要があります。

特にボディエステを行う場合は着脱しやすいローブやガウンなどを選びましょう。

使い捨てショーツ

お客様に施術中着用していただくペーパーショーツやブラも用意しましょう。

色は、透けるのを防ぐために黒や紺、茶色など濃い色のものがおすすめです。

また、光脱毛の施術を行う場合は光に反応しないよう茶色ではなくピンクが良いでしょう。

オイルやクリームで破れないよう、できるだけ耐久性が高いものを選んでみてください。

使い捨てスリッパ

施術の際は裸足になっていただく場合が多いので、スリッパの用意も欠かせません。

使い捨てスリッパは衛生的というメリットがありますし、頻繁に拭き取りや消毒ができる、という場合は革やビニール製の使い捨てではないスリッパも選択肢の一つです。

化粧品

施術に使うクレンザーやローション、クリームなども、切らすことのないよう十分に準備しておきましょう。

エステサロンを経営する以上一定のコストがかかってしまう部分なので、業務用のものを仕入れると、より安く大容量のものが手に入りおすすめです。

また、施術のためにお客様にメイクを落としていただく場合もあるので、施術後に使用できるようコームやメイクアップ用品を用意しておくと、より満足していただけるでしょう。

その場合は、お客様の肌トラブルを避けるために敏感肌用など複数種類用意しておくと良いでしょう。

衛生用品

施術中にスタッフが使う手袋やマスク、キャップも用意が必要です。

手袋には天然ゴム素材から作られる比較的安価なラテックスグローブや、耐油性に優れたニトリル手袋など、素材によって種類が異なります。そのためエステ内容に応じて選んでみてください。

マスクは安価で衛生的な不織布マスクが良いでしょう。

また、キャップは髪全体を覆える不織布タイプが多いです。

エステサロンの事務機器・システム

円滑な経営のために、スタッフが使う事務用品も充実させましょう。

  • パソコン
  • カルテ(顧客管理システム)
  • 予約システム
  • レジ(POS システム)
  • 電話機

パソコン

エステサロンでは、顧客や予約管理をパソコンを使って行うことが多いです。タブレットなどでも可能ですが、パソコンを使うことでよりスムーズに作業が進められるでしょう。

パソコンを選ぶ際は、用途にあったスペックかどうかや、スタッフが使いやすい十分な大きさのモニターかどうかを確認してから購入してください。

カルテ(顧客管理システム)

お客様の施術内容や個人情報を管理するのにはカルテの導入がおすすめです。

カルテを使用することで、お客様の施術内容を写真や動画で視覚的に保存できるだけでなく、顧客情報も一括で管理できます。

また、電子カルテにすることで保管場所も取らず、複数スタッフが閲覧でき情報共有などもしやすい点が魅力と言えるでしょう。

予約システム

お客様に手軽に予約してもらえるよう、web予約システムを導入すると、店側も顧客情報がスムーズに管理できるのでおすすめです。

また、予約システムを導入することで、予約の入れ忘れやダブルブッキングを防ぐことができ、お客様との信頼関係も構築できます。

しかし、昨今はさまざまな予約システムが登場しており、どれを選べば良いか迷う方もいらっしゃるでしょう。

サロンにおすすめな予約システムは以下のページで紹介しています。

レジ(POS システム)

レジにはお金の出し入れのみを行うタイプもありますが、POSシステムがついているPOSレジがおすすめです。

POSレジとはPOSシステムと呼ばれるお客様に提供した施術内容や商品を記録しデータ収集や分析が行えるシステムが搭載されたレジのことです。

POSレジを使用することでマーケティングに役立つとともに、在庫管理などを効率的に行うことができます。データ管理が楽になるとスタッフがより施術に集中でき、サロン全体の質向上につながるでしょう。

電話機

電話機を設置しておくことで、予約システムからの予約以外のお客様にも来店してもらいやすくなるだけでなく、当日キャンセルなどの突発的な事態に対応しやすくなります。

施術中で出られない、という事態に備え、留守電機能などが充実しているものだとより良いでしょう。

エステサロンのスタッフ用備品

スタッフ用の備品も揃えることで、サロン全体の統一感が出ます。以下で用意すると良いものを紹介します。

  • ユニフォーム
  • 名札
  • スリッパ

ユニフォーム

エステで着用するユニフォームは、店の印象を大きく左右する重要な要素です。

ユニフォームには大きくワンピースタイプ、半袖Tシャツを着用するカットソータイプ、ワンピースとTシャツの中間の長さのチュニックタイプがあります。

ワンピースタイプは女性らしい印象に、チュニックタイプは動きやすくアクティブな印象など、服のタイプによって店の雰囲気も変わってくるので内装や施術内容に応じて選んでみてください。

選ぶ際は服の色や動きやすい素材かどうかも重要な選定要素になります。

名札

スタッフがつける名札には安全ピンやクリップで止めるタッグタイプや、服に穴を開けないマグネットタイプなどがあります。

選ぶ際はお客様から見やすいデザインかどうかや、ユニフォームと色が合っているかなどを考慮すると良いでしょう。

スリッパ

足元まで統一感のある見た目になっているかどうかで店の雰囲気は左右されます。

スタッフ用のスリッパを選ぶ際は、まず第一に施術時に動きやすいかどうかチェックしましょう。

その上でユニフォームと合ったデザインや色味かで選んでみてください。

エステサロンのその他備品

最後に、上記では分類できなかったその他の備品について紹介します。

  • 各種書類
  • 掃除用具

各種書類

エステサロンでは、特定商取引法で定められた役務提供期間が1ヶ月以上かつ50,000円を超える契約をする際、「概要書面」と「エステティックサービス契約書」を交付することを定めています。

ステップとしては役務提供前、契約内容を説明してから契約を締結するまでに概要書面の交付を、説明した内容の契約をしてから契約締結までにエステティックサービス契約書を交付する必要があります。

概要書面のサンプルなど詳細については日本エステティック機構の説明をご覧ください。

掃除用具

サロンを清潔に保つために、モップやバケツ、洗剤などの掃除用具も不足なく揃えましょう。

洗剤については、汚れに対応できるよう、重曹スプレーやクエン酸など複数種類用意しておくと良いでしょう。

重曹は油汚れに、クエン酸は水垢など水周りの掃除に適しています。

まとめ

いかがでしたか?

ここまで、エステサロンで必要な什器や備品などについて紹介しました。

エステサロンを開業する際には、適切な什器・機器を選び、施術の質とお客様の満足度を高めることが大切です。各アイテムの選定ポイントを踏まえて準備を進めましょう。

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