「また予約の電話だ…作業が中断してしまう」
「深夜にお店のLINEに予約希望が来たけど、対応できない…」
「手書きの台帳だから、ダブルブッキングが怖くて…」
個人でお店を経営されている方、フリーランスとして活動されている方、あるいは小規模なチームでスクールを運営されている方にとって、「予約管理」は嬉しくも悩ましい業務ではないでしょうか。
お客様が増えるのは喜ばしいことですが、その管理に時間や人手を割かれ、本来集中すべきサービス(施術、レッスン、接客など)の質が落ちてしまっては本末転倒です。
かといって、便利な予約システムを導入しようにも
「初期費用が高いのでは?」
「月額料金が固定費になるのはキツイ」
「ITは苦手で、使いこなせるか不安…」
といった壁が立ちはだかります。
もし、これらの悩みをすべて「無料(0円)」で解決できるとしたら、どうでしょう?
この記事では、「無料予約システム」を探すすべての方に向けて、なぜ無料で使えるのかという仕組みから、導入前に知っておくべき注意点、そして「あなたのビジネスに本当に合う」システムの選び方まで、分かりやすく解説します。
さらに、実際に無料から使えるおすすめのシステムを、最新情報で特徴を徹底的に比較します。
この記事を読み終える頃には、あなたはコストの不安なく、今すぐ業務を効率化し、売上をアップさせるための一歩を踏み出せるはずです。
目次
- なぜ今、無料予約システムが「必須」なの? 導入がもたらす3つの大きな変化
- 「無料」って本当? タダで使える仕組みと知っておくべきデメリット
- 失敗しない!無料予約システムの賢い選び方【5つのポイント】
- 【2025年最新】無料から使える!おすすめ予約システム徹底比較20選
- 導入して終わりじゃない!無料予約システムを「集客の武器」にする3つのコツ
- まだある不安を解消!無料予約システムQ&A
- まとめ・あなたに合った無料予約システムでビジネスを飛躍させよう!
- 「スマホで完結」「無料で高機能」の無料予約システムならfreee予約がおすすめ!
なぜ今、無料予約システムが「必須」なの? 導入がもたらす3つの大きな変化

「今も電話やメールで何とかなっているから…」と、システムの導入をためらっていませんか?
しかし、無料予約システムを導入することは、単に「楽になる」だけではありません。
あなたのビジネスを根底から強くする、3つの大きな変化をもたらします。
変化1:「24時間365日」働く、文句を言わない営業マン
最大の変化は、あなたの「営業時間」が実質なくなることです。
お客様は、仕事終わりの深夜でも、通勤中の早朝でも、あなたのサービスを予約したくなる瞬間があります。
その「予約したい!」という熱量が高い瞬間に、電話が繋がらなかったり、メールの返信が翌日になったりすれば、お客様はカンタンに諦め、オンラインですぐ予約が取れる競合他社へ流れてしまいます。
これは、あなたが気づかないうちに失っている「売上の取りこぼし」です。
予約システムは、あなたが寝ている間も、休日で休んでいる間も、文句一つ言わずに予約を受け付け続け、この取りこぼしをガッチリと防いでくれます。
変化2:「うっかりミス」と「面倒な作業」からの解放
「予約日を1日間違えて伝えてしまった」「同じ時間帯に2組の予約を入れてしまった(ダブルブッキング)」…。
どんなに気をつけていても、人間が手作業で管理する以上、ミスは起こり得ます。
しかし、お客様にとって予約のミスは、お店への信頼を一瞬で失う重大な問題です。
予約システムは、空いている枠だけを自動で表示し、予約が入れば即座にその枠を埋めるため、ダブルブッキングは原理的に起こりません。
また、「予約前日に確認の電話をする」といった面倒な作業も、自動リマインドメール機能が肩代わりしてくれます。
これにより、ミスの不安から解放され、お客様の「うっかり忘れ(無断キャンセル)」も減らすことができるのです。
変化3:「お客様の情報」が「資産」に変わる
電話や手書きの台帳では、お客様の情報は「点」として散らばったままでした。
しかし、予約システムを使うと、お客様が予約時に入力した情報(お名前、連絡先、過去の予約履歴など)が自動で蓄積されていきます。
これは、あなたのビジネスにとって非常に貴重な「資産」となります。
「前回と同じメニューで」とスムーズに対応したり、誕生日が近いお客様に特別なご案内を送ったり、来店回数が多い常連様を把握したり…。
このお客様データを活用することで、一人ひとりに寄り添ったサービス(おもてなし)が可能になり、リピーターの増加に直結します。
「無料」って本当? タダで使える仕組みと知っておくべきデメリット

これほど便利なシステムが「無料」と聞くと、「怪しい…」「後から高額な請求が来るのでは?」と不安になるかもしれません。
その不安はごもっともです。
ここでは、なぜ無料で使えるのかという「カラクリ」と、導入前に知っておくべき「デメリット」を正直にお話しします。
なぜ無料で提供できるの? 2つの主な理由
無料の予約システムが成り立つ理由は、主に2つあります。
「基本機能は無料、便利な追加機能は有料」というモデル
これは「フリーミアム」と呼ばれます。
例えば、「予約の受付」や「お客様の管理」といった基本的な機能は無料でずっと使えますが、「もっと多くのスタッフで管理したい」「より細かくお客様にメールを送りたい」「オンラインで事前決済をしたい」といった高度な機能を使いたくなった場合に、有料プランにアップグレードしてもらう、という仕組みです。
まずは無料で使ってもらい、その便利さを実感した上で、ビジネスが成長したら有料版も検討してもらう、というわけです。
「広告」によって運営されているモデル
お客様が目にする予約画面の隅や、あなたが使う管理画面に広告が表示される代わりに、システム利用料は無料になる、という仕組みです。
サービス提供側は、広告主から広告費をもらうことで収益を上げています。
知っておきたい「無料」のデメリット
無料で使えることは魅力的ですが、当然ながら「制限」があることを理解しておく必要があります。
デメリット1:機能や人数の「上限」
無料プランの多くは、「月間の予約件数は〇件まで」「登録できるお客様は〇人まで」「管理できるスタッフは1人だけ」といった上限が設けられています。
始めたばかりの頃は無料の範囲で十分でも、人気が出て予約が増えてくると、あっという間に上限に達してしまうことがあります。
その上限を超えると、予約が受け付けられなくなったり、追加料金(有料プランへの移行)が必須になったりします。
デメリット2:困ったときの「サポート」
有料プランであれば、電話やチャットで「使い方が分からない」「トラブルが発生した」といった場合にすぐ対応してくれる手厚いサポートが受けられます。
しかし、無料プランの場合は、「サポートはメールのみ」「よくある質問(FAQ)ページを自分で調べる」といった、最低限のサポートに限られることがほとんどです。
IT操作が苦手な方にとっては、この「困ったときに頼れない」という点が、一番のデメリットになるかもしれません。
デメリット3:意図しない「広告表示」
広告モデルのシステムの場合、お客様が見る予約ページに、あなたのビジネスとは無関係な広告が表示されることがあります。
場合によっては、競合他社(例:あなたの美容室の予約ページに、近隣の別の美容室の広告)が表示される可能性もゼロではありません。
お店のブランドイメージや「高級感」を大切にしたい場合、これは大きなマイナス要因になり得ます。
失敗しない!無料予約システムの賢い選び方【5つのポイント】

世の中にはたくさんの無料予約システムがあります。
その中から「あなたにとっての正解」を見つけるために、プロが必ずチェックする5つのポイントをご紹介します。
ポイント1:あなたの「業種」に合っているか?
これが最も重要です。予約システムには、どんな業種でも使える「万能タイプ」と、特定の業種に特化した「専門タイプ」があります。
例えば、美容室やネイルサロンなら、スタッフの「指名予約」やお客様の「カルテ管理」が必要です。
飲食店なら、「テーブル席」や「カウンター席」といった「席の種類」ごとの予約管理が必要です。
ヨガ教室や料理教室なら、「1対1のレッスン」と「10人までのグループレッスン」の両方に対応できなければなりません。
無料であっても、こうした「あなたの業種特有のルール」に対応できるシステムを選ばないと、結局「使えない」となり、導入した時間が無駄になってしまいます。
ポイント2:「無料プラン」でどこまでできるか?(制限の確認)
「無料」という言葉だけに飛びつかず、その「制限」をしっかり確認しましょう。
特にチェックすべきは以下の4点です。
| 予約件数・顧客数の上限 | 月間何件まで予約を受けられますか? 将来的に増えた場合も対応できそうですか? |
| スタッフ数の上限 | あなた以外に、他のスタッフも一緒に予約を管理する必要がありますか? |
| 機能の制限 | あなたが「絶対に欲しい」機能 (例:自動リマインドメール、Googleカレンダー連携)は、無料プランに含まれていますか? |
| 広告の有無 | お客様が見るページに広告は表示されますか? |
ポイント3:使いやすいか?(管理者もお客様も)
どれだけ高機能でも、あなたが「使い方が分からない…」となってしまっては意味がありません。
また、お客様が「予約ページが見にくい」「入力項目が多すぎる」と感じれば、予約の途中で離脱してしまいます。
導入を決める前に、必ず「無料お試し」や「デモ画面」を触ってみましょう。
その際、
- 管理画面(あなた)が直感的に操作できるか?
- 予約画面(お客様)がスマホで見たときも分かりやすいか?
の2つの視点でチェックすることが大切です。
ポイント4:他のツールと「連携」できるか?
予約システムを単体で使うのではなく、今あなたが使っている他のツールと連携させることで、便利さが格段にアップします。
例えば、普段使っている「Googleカレンダー」や「Outlookカレンダー」と連携できれば、予約が自動であなたのスケジュール帳に反映され、プライベートの予定とのダブルブッキングも防げます。
「LINE公式アカウント」と連携できれば、お客様はLINEのトーク画面から簡単に予約が取れるようになります。
「Instagram」と連携できれば、投稿写真を見て「素敵!」と思ったお客様を、そのまま予約ページへ誘導できます。
詳しくは、以下の記事をご参照ください。
Googleカレンダー「予約スケジュール」の無料設定方法|連携できる本格予約システム4選もご紹介!
LINEで無料の予約システムを!設定方法と連携できるおすすめツール6選を徹底比較
ポイント5:将来の「有料プラン」も見ておく
今は無料で十分でも、ビジネスが順調に成長すれば、より多くの予約をさばいたり、より高度な機能(例えばオンライン決済)が必要になったりする日が来るかもしれません。
その時に、「このシステムではもう限界だから、別のシステムに全部データを移し替えないと…」となるのは最悪の事態です。
「無料プラン」を選ぶ段階で、そのシステムの「有料プラン」の料金や機能も軽く見ておきましょう。
将来的にステップアップできる「伸びしろ」があるシステムを選んでおくと、長く安心して使い続けることができます。
なお、費用感や機能性とより多くの選択肢を見たい方は別記事、「【2025年最新】予約管理システムの比較30選!業種別選び方のポイントも分かり易く解説。」も導入前に一度ご確認頂ければと思います。
【お悩み別】どのタイプを選ぶべき?無料予約システムの選び方ガイド
5つのポイントを踏まえても、まだ迷ってしまうかもしれません。
そこで、「あなたの今のお悩み」に合わせたおすすめのタイプをご紹介します。
悩み1│「とにかく簡単・スマホだけで今すぐ始めたい」
- おすすめタイプ: スマホアプリ完結型
- 代表例: freee予約(旧tol)
- 理由: PCを開く必要がなく、アプリをダウンロードして設定するだけ。予約ページの作成から日々の予約管理まで、すべての作業がスマホ一つで完結します。ITが苦手な方や、店舗での作業の合間に管理したい個人事業主に最適です。
悩み2│「無料でも、将来を見据えて高機能なものがいい」
- おすすめタイプ: 高機能・拡張型
- 代表例: Square予約
- 理由: 無料プランの範囲が非常に広く、複数スタッフや複数拠点の管理まで対応できます。決済システムと一体化しているため、将来的に事前決済や回数券販売などをスムーズに導入できる「伸びしろ」が最大の魅力です。
悩み3│「予約件数は少ないけど、デザインにこだわりたい」
- おすすめタイプ: サイトデザイン・フォーム型
- 代表例: SELECTTYPE, ペライチ
- 理由: 予約機能だけでなく、お店のブランドイメージを伝える「見た目」も重要です。これらのシステムは、デザインテンプレートが豊富だったり、予約ページ自体をHPのように作り込んだりできます。
悩み4│「すでに使っているツールと連携させたい」
- おすすめタイプ: 連携重視型
- 代表例: Airリザーブ(Airレジ等と連携), レストランボード(ホットペッパーと連携), Jicoo(Googleカレンダー/Zoomと連携)
- 理由: 予約管理を独立させるのではなく、既存の業務フロー(レジ会計、グルメサイト管理、Web会議)と繋げることで、さらなる業務効率化を実現できます。
悩み5│「予約だけでなく、会員管理やリピート促進もしたい」
- おすすめタイプ: 顧客管理(CRM)・LINE連携型
- 代表例: LiME(サロン向け), MOSH(スクール向け)
- 理由: 予約を取って終わりではなく、お客様のカルテを管理したり、LINEで次回の来店を促したりと、「リピーターを育てる」ことに重点を置いた機能が無料プランから利用できます。
サロン予約システム15選を徹底比較!業態別&失敗しない選び方もご紹介。
教室やスクール運営におすすめの予約システム4選!無料で使えるサービスと選び方のポイント
【2025年最新】無料から使える!おすすめ予約システム徹底比較20選
お待たせしました。ここからは、前述の「選び方」を踏まえ、厳選した「無料から使える」予約システムを、タイプ別に分けてご紹介します。
(※無料プランの詳細は変更される可能性があるため、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください)
まずは、今回ご紹介する全20種類のシステムを一覧表で比較してみましょう。
【総合・万能タイプ】初心者・小規模ビジネスに
1. freee予約(旧tol)
特徴
「スマホひとつで、かんたんネット予約。」のキャッチコピーの通り、個人事業主やスモールビジネスに特化した予約システムです。
最大の特徴は、事業者の管理画面が「スマホアプリ専用」であること。
店舗での作業の合間や移動中でも、スマホ一つで予約の確認・承認・顧客管理が完結します。
一方、予約するお客様側はアプリのインストールが不要で、シンプルなWebサイトから簡単に予約できます。
無料プランでできること(Starterプラン)
無料プランでも予約件数や顧客登録数の上限がほぼありません。
以下の機能がすべて無料で利用できます。
- 2種類の予約タイプ
- 事前クレジットカード決済
- 「tolかんたんネット決済」の申請を通せば、無料プランでも事前決済が利用可能です(※0円のサービス、50円未満の決済は不可)。
- 自動リマインドメール
- 予約受付時、承認時、予約前日の3段階でメールが自動送信され、無断キャンセル防止に役立ちます。
- Googleカレンダー連携
- 予約が自動でGoogleカレンダーに反映されます。
- 顧客台帳機能
- 予約時のお客様情報が自動でリスト化されます。
- プライベートサロン対応
- 住所を途中まで(例:東京都品川区大崎1丁目)で公開し、「予約確定後に詳細を送る」といった運用が可能です。
知っておくべき制限 / 有料プラン(Businessプラン)でできること
- オプション機能は有料
- 「ヘッドマッサージ +20分 +2000円」のような「オプションメニュー」機能は、有料のBusinessプラン(月額3,980円~)が必要です。
- カスタマイズは有料
- 「tol」のロゴを非表示にしてオリジナルロゴに変更したり、自動メールの文章を自由に編集したりする機能は有料プラン限定です。
- その他
- アクセス解析機能や、キャンセル料の(50%だけ返金などの)部分徴収機能はありません。
- こんな人におすすめ
- 「PCを開くのが面倒」「スマホだけで全部完結させたい」「無料で事前決済や自動リマインドを使いたい」「個人サロンや教室のオーナー」
2. Square予約

- 特徴
- 無料の決済サービス「Square」が提供する予約システム。無料プランでも機能が非常に豊富で、決済との連携がシームレスです。
- 無料プランでできること
- ネット予約、顧客管理、自動リマインダー、複数スタッフ管理、複数拠点管理も無料。機能制限が非常に少なく、無料でも強力です。
- こんな人におすすめ
- 「無料でも高機能を求めたい」「将来的にオンライン決済も導入したい」「複数スタッフ・拠点で管理したい」
引用:Square
3. STORES予約

- 特徴
- 機能の豊富さと使いやすさのバランスが良い、非常に人気の高いシステムです。LINEミニアプリとも連携可能です。
- 無料プランでできること
- ネット予約、顧客管理、カレンダー連携など基本機能を網羅。ただし無料プランは「月間予約50件まで」、予約ページ2件までという制限があります。
- こんな人におすすめ
- 「LINE連携を重視したい」「予約件数がまだ月50件未満のスモールスタートに」
引用:STORES予約
4. Airリザーブ(エアリザーブ)

- 特徴
- リクルートが提供する予約システム。同社のレジアプリ「Airレジ」や決済サービス「Airペイ」と一緒に使うと、予約から会計までの情報が自動で連携され、圧倒的に業務が効率化します。
- 無料プランでできること
- 月間予約件数・顧客登録数は無制限。基本的な予約管理、台帳機能、ネット予約受付。ただし、自動リマインドメールなどは有料プランの機能です。
- こんな人におすすめ
もし、Airリザーブのように会議室やレンタルスペースの管理に向いている予約システムをもっと比較したい方は、こちらの記事も詳しく解説しています。
関連:「クリニック予約システム比較10選!診療科別の選び方」
引用:Airリザーブ
5. RESERVA(レゼルバ)

- 特徴
- 350以上の業種に対応する豊富なテンプレートを持つ、国内最大級の予約システム。官公庁や大学でも使われる信頼性があります。
- 無料プランでできること
- 月間予約50件まで、登録顧客250件まで。基本的な予約機能は使えますが、広告表示があります。
- こんな人におすすめ
- 「ニッチな業種で合うシステムが見つからない」「信頼と実績を重視する」
引用:RESERVA
6. SELECTTYPE

- 特徴
- 予約フォームだけでなく、アンケートフォームやメールフォームなども作成できる多機能ツール。デザインのテンプレートが豊富です。
- 無料プランでできること
- イベント作成数3件、登録顧客100件まで。決済手数料が別途必要で、広告表示あり。機能制限はやや多めです。
- こんな人におすすめ
- 「予約ページのデザインにこだわりたい」「アンケートなども一緒に管理したい」
引用:SELECTTYPE
7. EDISONE

- 特徴
- 多言語(日・英・中・韓)に対応しており、インバウンド需要や外国人のお客様が多いビジネスに強みがあります。
- 無料プランでできること
- 月間予約30件まで、店舗数1件、顧客台帳150件まで。広告表示あり。Googleカレンダー連携も可能です。
- こんな人におすすめ
- 「外国人のお客様が多い」「イベントやセミナーの開催が多い」
引用:EDISONE
8. RESERVEN(リザーブン)

- 特徴
- シンプルな操作性と低コストが魅力のシステム。予約機能とマーケティング(お知らせ発信)機能が一体化しています。
- 無料プランでできること
- データ保存期間7日間、顧客データ300件までという制限あり。短期的な予約受付や、顧客情報を残す必要がない場合に。
- こんな人におすすめ
- 「とにかくシンプルで、コストを抑えたい」「短期的なデータ管理で十分」
引用:RESERVEN
9. SuperSaaS

- 特徴
- 多言語・多通貨に対応した海外製の高機能システム。無料プランでも広告以外は機能制限が少ないのが特徴です。
- 無料プランでできること
- 月間予約50件まで無料。カレンダー連携、決済連携(PayPalなど)も可能。ただし、予約ページに広告が表示されます。
- こんな人におすすめ
- 「多言語対応が必要」「予約数は少ないが高機能なシステムを無料で試したい」
引用:SuperSaaS
以上、業種を問わず使える万能タイプのシステムでした。
実は、これらの無料システムは「歯科医院」においても、ホワイトニングや矯正相談などの「自費診療メニュー」専用として活用するケースが増えています。
高額な歯科専用システムではなく、無料で使えるツールを歯科医院で賢く活用する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
- あわせて読みたい: 歯科医院向け予約システム比較10選|自費診療・コスト削減
【美容・サロン特化】カルテ管理やLINE連携
10. LiME(ライム)

- 特徴
- 無料プランでできること
- 予約管理、顧客管理、カルテ管理(写真・メモ)といった基本機能が無料で利用可能です。
- こんな人におすすめ
- 「お客様とのLINEでのやり取りを効率化したい」「写真で施術履歴を管理したい」
引用:LiME
11. yoyakul.jp

- 特徴
- 美容室・サロン向けの予約システム。手書きメモも登録できる柔軟なカルテ機能や、充実した予約機能が特徴です。
- 無料プランでできること
- 顧客数30人まで、または月間予約30件までのどちらか少ない方という制限があります。小規模サロンのお試しに。
- こんな人におすすめ
- 「紙のカルテの良さも残しつつデジタル化したい」「超小規模でスタートしたい」
引用:yoyakul.jp
12. ネイリー

- 特徴
- ネイルサロンに特化した予約アプリ。ネイリスト個人が登録し、お客様がアプリからネイリストを指名して予約する形式(集客プラットフォーム型)です。
- 無料プランでできること
- 初期費用・月額費用は無料。予約成立時に手数料が発生します(新規顧客30%、リピート顧客0%)。
- こんな人におすすめ
- 「集客も同時に行いたいネイリスト」「個人で活動している」
引用:ネイリー
以上、美容・サロン特化のシステムでした。
さらに業態や運営スタイルを絞り込んで、「1人経営でLINEを活用したい」場合や、「セルフホワイトニングで無人運営したい」場合は、より専門的な機能(LINE内完結やスマートロック連携)が求められます。
それぞれのニーズに特化した選び方については、以下の専門記事で詳しく解説しています。
- 個人サロン×LINE連携: 個人サロン×LINE予約システム決定版|無料・格安ツール5選
- ホワイトニング×無人化: ホワイトニングサロン予約システム比較8選|機械管理と役務管理
【飲食店特化】テーブル管理や台帳管理
13. レストランボード

- 特徴
- リクルートが提供する飲食店向けの予約・顧客台帳サービス。「Airレジ」との連携はもちろん、「ホットペッパーグルメ」からのネット予約とも自動連携します。
- 無料プランでできること
- 予約管理、テーブル管理、顧客管理といった中心機能が無料で利用可能。
- こんな人におすすめ
- 「ホットペッパーグルメに掲載している」「Airレジを使っている」「飲食店の予約台帳をデジタル化したい」
引用:レストランボード
14. TORETA(トレタ)

- 特徴
- 飲食店向けの予約・顧客台帳サービスとして高いシェアを持ちます。グルメサイトからの予約も一元管理できる機能が強力です。
- 無料プランでできること
- 「トレタかんたんウェブ予約」という機能で、自社サイト用の無料オンライン予約ページを作成できます(手数料無料)。
- こんな人におすすめ
- 「複数のグルメサイトに掲載している」「自社HPからの予約も無料で受け付けたい」
引用:TORETA
ここでは代表的なシステムを紹介しましたが、飲食店向けのシステムは「グルメサイト連携」や「無断キャンセル対策」など、選ぶ基準が多岐にわたります。
飲食店の規模や課題に合わせた、より詳しい選び方については、以下の専門記事をご覧ください。
【スクール・フリーランス特化】月謝やコンテンツ販売
15. MOSH(モッシュ)

- 特徴
- スマホで簡単に自分のサービスページ(予約、決済、顧客管理)が作れるサービス。特にフリーランスや個人の「先生」業に人気です。サブスク(月謝)機能やデジタルコンテンツ販売も可能。
- 無料プランでできること
- 初期費用・月額費用は完全無料。予約・決済が行われた時にのみ手数料(決済手数料+サービス利用料)が発生する仕組み。
- こんな人におすすめ
- 「オンラインレッスンを販売したい」「初期費用を一切かけたくない」「クリエイター・講師業」
引用:MOSH(モッシュ)
なお、一般的なスクール運営だけでなく、「パーソナルジム」や「イベント・セミナー」、あるいは「英会話・語学教室(多言語対応)」など、特定の運営スタイルに特化した無料システムをお探しの場合は、より専門的な機能が必要になります。
それぞれの用途に特化した選び方については、以下の専門記事で詳しく解説しています。
- ジム・フィットネス向け: ジム・パーソナルジム予約システム比較12選!「無人化・継続率UP・電子契約」で経営を変える最強の選び方
- イベント・セミナー向け: イベント・セミナー予約システム比較12選!無料・QR受付・チケット販売まで、失敗しない選び方を完全網羅
- 英語・語学教室向け: 英語・語学教室向け予約システム比較10選!外国人講師も使える「多言語対応」とスクール管理の教科書
【日程調整・カレンダー型】シンプルな予約に
16. Jicoo(ジクー)

- 特徴
- 日程調整ツールとして非常に高機能ですが、無料の予約システムとしても強力。GoogleカレンダーやZoomとの連携がスムーズです。
- 無料プランでできること
- 1対1の日程調整(予約)が無制限。カレンダー連携(3つまで)、Zoom/MeetのURL自動発行、リマインドメールも無料です。
- こんな人におすすめ
- 「コンサルや面談など、1対1の予約がメイン」「GoogleカレンダーとZoomを多用する」
引用:Jicoo(ジクー)
17. Googleカレンダー(予約スケジュール)

- 特徴
- 普段使っているGoogleカレンダーの機能として、予約ページを作成できます。最もシンプルに始められる方法の一つです。
- 無料プランでできること
- 予約ページを1つ作成し、公開・共有できます。予約は自動でカレンダーに反映されます。(※リマインダーや複数ページの作成は有料プラン)
- こんな人におすすめ
- 「とにかくシンプルに、今すぐ予約枠を公開したい」「Googleカレンダーで完結させたい」
引用:Google カレンダー
【HP作成・フォーム型】Webページと予約を一緒に
18. formrun(フォームラン)

- 特徴
- 本来は高機能なフォーム作成ツールですが、「予約受付」に対応したテンプレートも用意されています。
- 無料プランでできること
- フォーム作成(1つまで)、項目設定、基本的なフォーム機能が使えます。GoogleスプレッドシートやSlackなどとの連携も可能。
- こんな人におすすめ
- 「予約フォームの項目を細かくカスタマイズしたい」「お問い合わせフォームと予約フォームを併用したい」
引用:formrun
19. ペライチ

- 特徴
- 1枚の縦長ページ(ランディングページ)を簡単に作れるサービス。無料プランでも予約機能が使えるようになりました。
- 無料プランでできること
- 無料プラン(1ページ)でも「日程調整タイプ」の予約機能が利用可能です。Googleカレンダーとも連携できます。
- こんな人におすすめ
- 「イベント告知と予約受付を1ページで完結させたい」「まずは簡単なHPと予約が欲しい」
引用:ペライチ
20. Goope(グーペ)

- 特徴
- 本来はホームページ作成サービスですが、予約機能も搭載しています。
- 無料プランでできること
- 「商工会会員向け無料プラン」が存在します。一般ユーザーは15日間の無料お試しのみですが、商工会に加入している方は無料で利用可能です。
- こんな人におすすめ
- 「商工会に加入している事業者」「ホームページも予約もまとめて作りたい」
引用:Goope
また、専用のシステムを使わずに「Googleフォーム」を使って無料で予約を受け付ける方法もあります。
ただし、定員管理(在庫連動)ができないため、予約数が多い場合は注意が必要です。
Googleフォームでの予約システムの作り方はこちらをご覧ください。
導入して終わりじゃない!無料予約システムを「集客の武器」にする3つのコツ
無料予約システムを導入する目的は、「管理を楽にすること」だけではありません。
「売上を上げること」こそが重要です。
システムを導入したら、次はこの3つのステップで「集客の武器」に変えていきましょう。
コツ1:「導線」を徹底的に確保する(知ってもらう)
せっかく24時間対応の予約窓口を作っても、お客様がその入口を知らなければ予約は入りません。
| SNSで活用する | Instagramのプロフィール欄、X(旧Twitter)の固定ポスト、LINE公式アカウントのリッチメニューなど、お客様が触れるすべての場所に予約ページのURLを貼りましょう。 「予約はこちらから」と明確に誘導することが大切です。 |
| Googleビジネスプロフィールと連携する | まだ登録していなければ、「Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)」は無料で絶対に登録すべきツールです。 お店の基本情報に予約システムのURLを登録しておけば、Googleマップでお店を検索したお客様が、そのまま数タップで予約を完了できます。 |
| 店頭や名刺にも | 店頭のポスターやショップカード、名刺にも「Web予約」のQRコードを印刷しておきましょう。 アナログの接点からデジタルの予約に繋げる重要な一手です。 |
美容室の集客方法11選!ゼロから始めるWeb戦略で予約が埋まる仕組み作り
コツ2:予約データを「分析」する(お客様を知る)
予約システムに蓄積されたデータは「宝の山」です。
ただ予約をさばくだけでなく、分析してみましょう。
| 人気メニュー/不人気メニューは? | どのメニューがよく予約されているか、逆にどのメニューが選ばれていないかを確認します。 |
| 予約が埋まる時間帯/空いている時間帯は? | 例えば、「平日の14時〜16時だけいつも空いている」といった傾向が見つかるかもしれません。 |
| どんなお客様が多い? | 新規のお客様が多いのか、リピーター様が多いのか。顧客管理機能で分析します。 |
これらの分析結果から、「空いている時間帯限定の割引クーポンを発行する」「不人気メニューを改善するか、思い切って廃止する」「リピーター様向けの特別なご案内を送る」といった、具体的な「次の一手」が見えてきます。
サロンでの効果的なキャンペーン例20選!キャンペーンのメリット、ポイントも紹介
コツ3:「リピート」に繋げる(ファンになってもらう)
新規顧客を獲得し続けるのは大変ですが、一度来てくれたお客様に「また来たい」と思ってもらうことは、ビジネスの安定に不可欠です。
例:小さなサロンAさんの活用術
Aさんは、無料予約システムの顧客管理機能を使い、お客様の「前回来店日」と「施術内容」を必ず記録していました。そして、施術から1ヶ月半後(=そろそろ次のメンテナンス時期)のお客様に、「〇〇様、前回の△△はいかがでしたか? そろそろお手入れ時期ですので、よろしければご予約お待ちしております」という個別のメッセージ(または一斉配信メール)を送るようにしました。
結果
この一手間だけで、お客様は「自分のことを覚えてくれている」と感じ、リピート率が導入前の1.5倍に向上しました。
このように、システムを「事務作業の道具」としてだけでなく、「お客様との関係を作る道具」として活用することが、売上アップへの一番の近道です。
エステサロンのリピート率の平均は?リピート率を上げるポイントも解説
まだある不安を解消!無料予約システムQ&A
最後に、無料予約システムの導入に関してよくいただくご質問にお答えします。
Q1. 無料って、セキュリティは本当に大丈夫?
A. 結論から言うと、大手のシステムであれば過度な心配は不要です。
この記事で紹介しているような有名な予約システムは、顧客情報を守るために「SSL/TLS(通信の暗号化)」といった基本的なセキュリティ対策を講じています。
これは、有料プランでも無料プランでも変わりません。
ただし、あなた自身が「パスワードを使い回さない」「管理画面のURLをむやみに共有しない」といった基本的な対策を怠ると、リスクは高まります。
提供側の対策と、あなた自身の管理意識の両方が重要です。
Q2. ITが苦手で、設定できるか不安です…
A. まずは「スマホ完結型」から試してみましょう。
「freee予約」や「MOSH」のように、スマホアプリの操作だけで予約ページが作れてしまうシステムが増えています。
Instagramに投稿するのと同じくらいの感覚で、直感的に設定できるものが多いです。
また、多くのシステムが「初期設定サポート」の動画やマニュアルを無料で公開しています。
まずは「お試し」で触ってみて、どうしても無理そうなら別のシステムを検討する、くらいの気楽さで始めてみましょう。
Q3. 自分でプログラミングして作った方が安上がりですか?
A. 表面上のコストは無料ですが、開発時間や保守の手間を考えると、結果的にコストが高くなるケースがほとんどです。
詳しく知りたい方は、「LINE予約システムの自作手順と経営者が知るべきリスク」の記事をご覧ください。
基本的には、このランキングで紹介しているような「既存の無料ツール」を使うのが最も賢明です。
Q4. いつ有料プランに移行すべき?
A. 主に、以下の3つのタイミングが考えられます。
無料プランの「上限」に達しそうな時
「月間予約50件まで」のシステムで、毎月40件以上の予約がコンスタントに入るようになったら、上限を超えて予約を取りこぼす前に移行を検討すべきです。
お店の「ブランドイメージ」を上げたい時
予約ページに表示される「広告」を非表示にしたい、独自ドメイン(お店専用のURL)を設定したい、といったブランドイメージ向上や信頼性アップのために移行するケースは非常に多いです。
「もっと楽をしたい」時
「自動リマインドメールの文章を細かく変えたい(freee予約など)」「複数のスタッフで同時に細かく管理したい(Squareなど)」「LINE連携でさらに便利にしたい」など、無料プランでは対応できない、より高度な「業務効率化」を求めたくなった時が移行のタイミングです。
ビジネスの成長に合わせて、システムも一緒に成長させていく、という視点を持つことが大切です。
まとめ・あなたに合った無料予約システムでビジネスを飛躍させよう!

この記事では、「予約システム 無料」をテーマに、なぜ無料なのか、どこに注意すべきか、そして、あなたにピッタリのシステムの選び方と、具体的なおすすめツール20選、さらには導入後の活用術まで解説してきました。
無料の予約システム導入によって、電話対応や手書きの台帳管理に費していたあの時間を、お客様へのサービス向上や、新しいメニュー開発、集客のためのSNS発信といった「本当にやりたかった仕事」に使えるようになります。
この記事でご紹介した20個のシステムは、その多くが「無料」からスタートできます。導入に失敗はありません。
「難しそう…」と悩んでいる時間が、一番もったいないのです。
まずは、あなたのビジネスに一番合いそうなシステムを1つか2つ、選んでみてください。
特に「freee予約」や「Square予約」のように、無料でも機能が充実しているものから試してみるのが良いでしょう。
そして、今日のうちに無料アカウントを登録してみましょう。
「スマホで完結」「無料で高機能」の無料予約システムならfreee予約がおすすめ!
ここまで20個のおすすめ無料予約システムをご紹介してきましたが、「選択肢が多すぎて、結局どれが自分に合うのか分からない…」と迷われているかもしれません。
もし、あなたが「個人事業主(またはフリーランス)」で、「PCをあまり開きたくない」、「IT操作は苦手だけど、コスト0円で今すぐ始めたい」とお考えなら、私たちは「freee予約(旧tol)」を最初の選択肢として強くおすすめします。
この記事でご紹介した通り、多くの無料システムには「予約件数50件まで」といった制限や、「リマインドメールは有料」「決済機能は有料」といった機能制限があります。
しかし「freee予約」は、無料プランで
- 管理作業が「スマホアプリ」で完結する手軽さ
- 「予約件数・顧客登録数」がほぼ無制限
- 「事前クレジットカード決済」が使える
- 「自動リマインドメール」も送れる
という、他のシステムでは有料プランで提供されているような強力な機能を、コスト0円の「Starterプラン」で提供しています。
もちろん、「複数スタッフの指名予約」や「デザインの高度なカスタマイズ」は有料プランの領域となります。
しかし、「まずは無料で、予約管理の悩みから解放されたい」というスモールビジネスのオーナーにとって、これ以上ない機能とコストパフォーマンスを備えています。
「無料予約システムの決定版」とも言える「freee予約」から、まずは試してみてはいかがでしょうか。






















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