「そろそろタブレットレジにしたいけど、Airレジやスマレジ、結局どれがいいの?」 「導入して失敗したくない…」
現在、POSレジは単なる会計機ではなく、売上分析や予約連携で利益を最大化する「経営の武器」です。
しかし、種類が多く、自店に合うものを見極めるのは至難の業です。
本記事では、飲食・小売・サロンなど業種別の最適解から、「初期費用無料」「iPad対応」「予約システム連携」といった必須機能まで、プロが厳選したおすすめPOSレジ13選を徹底比較。
あなたのお店の課題を解決し、業務効率と売上を劇的に伸ばす「ベストな1台」が必ず見つかります。
目次
そもそも「POSレジ」とは?導入しないと損をする3つの経営的理由

「会計さえできれば、今のレジでも問題ない」と思っていませんか?
確かに、お金を受け取るだけなら古いレジでも可能です。
しかし、POSレジの本質は「会計」ではありません。
「データの記録と活用」にあります。
POS(Point of Sales:販売時点情報管理)がもたらす3つの経営メリットを理解しましょう。
「ドンブリ勘定」からの脱却と、売上分析による利益改善
「今日いくら売れたか」は分かっても、「どの商品が、どの時間帯に、どんなお客様に売れたか」まで把握できていますか?
POSレジを使えば、会計した瞬間にこれらのデータがクラウド上に蓄積されます。
「ランチタイムはAセットが人気だが原価率が高い」「雨の日は客足が落ちるが客単価は高い」といった事実が、感覚ではなく数字で見えるようになります。
死に筋商品を廃止して食材ロスを減らしたり、優良顧客向けにキャンペーンを打ったりと、「データを根拠にした経営判断」が可能になり、確実に利益体質へと変わります。
「レジ締め作業」の激減と、スタッフの負担軽減
営業終了後、疲れた体でレシートを計算し、現金を数え、違算(ズレ)の原因を探す…。
そんな苦痛な時間から解放されます。
POSレジは計算ミスをしません。売上集計は自動で行われ、日報もワンタップで作成されます。
キャッシュレス決済と連動させれば、現金の取り扱い自体も減り、レジ締め作業が数分で終わることも夢ではありません。
空いた時間でスタッフは早く帰宅でき、ホワイトな職場環境を作ることができます。
「予約・在庫・会計」の一元管理によるミス撲滅
これが現代の店舗経営において最も重要です。
例えば、美容室やサロンなら「予約システム」と、小売店なら「ECサイト(在庫)」とレジが繋がります。
「ネットで予約が入ったのに、レジの予約表に書き忘れた」「店頭で売れたのに、ネットショップの在庫を消し忘れてクレームになった」。
こうしたヒューマンエラーは、システム連携によってゼロにできます。
POSレジは、店舗運営のハブ(中心)となる存在なのです。
【タイプ別】あなたのお店に合うのはどれ? POSレジの3つの種類

POSレジには大きく分けて3つのタイプがあります。
お店の規模や予算、スペースに合わせて選ぶ必要があります。
タブレット型POS(iPadレジ):個人店・小規模店のニュースタンダード
現在、最も主流なのがこのタイプです。
iPadやAndroidタブレットに、専用のアプリ(Airレジ、スマレジ、Squareなど)をインストールして使用します。
- メリット: 初期費用が安い(タブレット代+周辺機器のみ)。場所を取らない。デザインがおしゃれで内装を邪魔しない。機能がアプリのアップデートで進化する。
- デメリット: Wi-Fi環境が必須。大規模なスーパーのような高速スキャンには不向き。
- 向いている店: カフェ、居酒屋、美容室、アパレル、クリニック、キッチンカーなど、ほとんどの個人店・中小店舗。
※iPadで使えるPOSレジについては、以下の記事でも詳しく特集しています。
- あわせて読みたい: 【無料あり】iPadで使えるPOSレジアプリ5選|機能と費用を比較
ターミナル型POS(据え置き型):大手チェーン・スーパー向け
コンビニやスーパーで見かける、レジ専用の大型の機械です。
- メリット: 耐久性が高い。通信が安定している。自動釣銭機との連携がスムーズ。
- デメリット: 導入費用が高い(1台数十万円〜)。場所を取る。機能の追加や変更が難しい。
- 向いている店: 大手チェーン店、スーパーマーケット、大量の商品をさばく大型小売店。
パソコン型POS:オフィス・受付業務向け
WindowsなどのパソコンにPOSソフトをインストールして使うタイプです。
- メリット: 既存のパソコンを使える。エクセルなどの事務作業と並行して使える。
- デメリット: レジ周りに置くには場所を取る。起動に時間がかかる。
- 向いている店: 整体院、サロン、クリーニング店など、受付カウンターで座って接客する業種。
【結論】
これから開業する個人事業主や、店舗のDX化を目指すなら、圧倒的に「1. タブレット型POS」がおすすめです。
コスト、機能、拡張性のバランスが最も優れています。
失敗しない!POSレジ選びで絶対に確認すべき「5つの選定軸」

「有名だから」「無料だから」という理由だけで選ぶと、後で「必要な機能がない!」と後悔することになります。
比較検討する際は、以下の5つの軸でチェックしてください。
「業種特化」の機能は揃っているか?
汎用的なレジ機能だけでなく、あなたの業種に必要な「専用機能」があるかが重要です。
- 飲食店: オーダーエントリーシステム(ハンディ)、キッチンプリンター連携、飲み放題対応、テーブル管理。
- 小売店: バーコード管理、在庫管理(棚卸し)、ECサイト連携、サイズ・色違い管理。
- 美容室・サロン: 顧客カルテ(写真保存)、指名担当者設定、予約システム連携。
- クリニック: レセコン連携、自動精算機連携。
特に、サロンや飲食店では「予約」と「会計」の連動が業務効率を左右します。
「月額コスト」と「サポート体制」のバランス
「月額0円」のプランは魅力的ですが、機能に制限がある場合が多いです(例:在庫管理ができない、サポートがメールのみ等)。
深夜営業の飲食店なら「24時間電話サポート」がある有料プランの方が安心ですし、ITが得意なオーナーなら「チャットサポートのみ」の無料プランでも十分かもしれません。
「安さ」だけでなく、「何かあった時に営業が止まらないか?」というリスク管理の視点を持ちましょう。
「キャッシュレス決済」との連携スムーズさ
今や「現金のみ」は集客の足かせになります。
POSレジを選ぶ際は、必ず「決済端末(カードリーダー)」との相性を確認してください。
- 一体型: レジと決済端末がセットになっているもの(Squareなど)。操作が最も楽。
- 連携型: レジアプリと、決済端末(Airペイ、STORES決済など)がBluetoothで連動するもの。金額の二度打ちが不要になる。
- 非連動: レジと決済端末が独立しているもの。金額を2回入力する手間があり、打ち間違いのリスクがある。
推奨は間違いなく「一体型」か「連携型」です。
レジアプリとセットで導入すべき「決済端末(カードリーダー)」選びも重要です。
手数料の安さや入金サイクルの早さなど、個人事業主におすすめの決済サービスについては、以下の記事で徹底比較しています。
- あわせて読みたい: 【個人事業主向け】オンライン決済・店舗決済サービスの手数料比較
「外部システム(予約・会計ソフト)」とのAPI連携
POSレジは「孤立」させてはいけません。
- 予約システム連携: ネット予約が入ったら、レジの顧客情報や売上予定に自動反映されるか。
- 会計ソフト連携: レジの売上データが、全自動で「freee会計」や「弥生会計」に飛び、帳簿が完成するか。
ここが繋がっていないと、結局手入力の作業が残ってしまいます。
「freee予約」×「freee会計」のような、最初から繋がることが前提のサービスを選ぶのが、最も賢い選択です。
導入スピードと契約縛り
「申し込みから利用開始まで1ヶ月かかる」というサービスもあれば、「アカウントを作って即日利用可能」というサービスもあります。
開業日が迫っている場合はスピード感が重要です。
また、「2年縛り」などの契約期間があるか、解約金がかかるかも事前に確認しておきましょう。
変化の激しい時代、いつでも乗り換えられる身軽さは強みになります。
【2025年最新】業種別おすすめPOSレジ徹底比較13選
ここからは、数あるPOSレジの中から、各業種の現場で支持されているトップランナーたちを厳選して紹介します。
【飲食店向け】オーダー管理とテーブル会計に強い5選
飲食店には、注文(ハンディ)、キッチンプリンター、テーブル管理、割り勘対応などが必須です。
グルメサイト連携や無断キャンセル対策ができる飲食店特化の予約システムについては、以下の記事で詳しく解説しています。
▼ 飲食店向けPOSレジ比較表
| サービス名 | Airレジ | スマレジ | ユビレジ | USENレジ FOOD | POS+ food |
| イメージ | ![]() | ![]() | |||
| 初期/月額 | 0円 / 0円 | 0円〜 | 6,900円〜 | 要問合せ | 12,000円〜 |
| ハンディ | 0円(スマホ) | 有料OP | ○ | ○ | ○ |
| 特徴 | 利用実績No.1・レストランボード連携 | 高機能・外部連携・セルフレジ対応 | iPadレジの元祖・顧客管理(CRM)に強み | 専用端末・手厚いサポート・券売機連携 | 多機能・分析・多店舗管理 |
| おすすめの店舗 | 個人店・カフェ・居酒屋 | 中規模〜チェーン店 | リピーター重視の店 | ラーメン・定食屋・大型店 | 法人・チェーン店 |
1. Airレジ(エアレジ)

リクルートが提供する、「初期費用0円・月額0円」で使える最強の無料POSレジです。
最大の強みは、同じリクルートの「レストランボード(予約台帳)」や「Airペイ(決済)」との完璧な連携。
iPhoneをハンディとして使える「Airレジ オーダー」も追加費用なしで導入できるため、コストを抑えたい個人店には最適解です。
引用:Airレジ
2. スマレジ

「拡張性」と「安定性」を求めるならスマレジです。
基本機能は無料ですが、飲食店向けの「フードビジネスプラン」にすると、高度なオーダーエントリーシステムや、自動釣銭機との連携が可能になります。
APIが公開されているため、UberEatsなどのデリバリー連携もしやすく、成長中の店舗に向いています。
引用:スマレジ
3. ユビレジ

「iPadレジ」を世に広めたパイオニアです。
特に「顧客管理」と「売上分析」が見やすく、どのメニューがリピーターに人気かなどを直感的に把握できます。
Salesforceなどの外部CRMとも連携可能で、マーケティングに力を入れたい飲食店に支持されています。
引用:ユビレジ
4. USENレジ FOOD

USENが提供する、タブレット型の専用POSレジです。
iPadではなく専用端末を使用するため、耐久性が高く、トラブル時の24時間365日電話サポートも手厚いです。
券売機との連携も強く、ラーメン店やファストフード店でも多く導入されています。
引用:USENレジ FOOD
5. POS+ food(ポスタスフード)

多機能・高機能なクラウドPOSレジです。
飲食店特有の複雑なオプション注文や、飲み放題の管理、テイクアウト対応などを細かく設定できます。
多店舗管理機能が充実しており、本部での一括管理が必要なチェーン店に適しています。
引用:POS+ food
【小売・アパレル向け】在庫管理とEC連携に強い4選
小売店には、バーコードスキャン、在庫管理(棚卸し)、ECサイト(ネットショップ)との在庫連動が必要です。
▼ 小売店向けPOSレジ比較表
| サービス名 | スマレジ | STORES レジ | Square POS | POS+ retail |
| イメージ | ![]() | |||
| 在庫管理 | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
| EC連携 | ◎ (Shopify等) | ◎ (STORES) | ○ (Square) | ○ |
| 特徴 | 在庫管理最強・バーコード・RFID | ネットショップ一体型・操作が簡単 | 決済一体型・シンプル・デザイン性 | 小売特化・免税対応・分析 |
| おすすめの店舗 | アパレル・雑貨・多店舗 | STORES利用者・ポップアップ | セレクトショップ・個人店 | 中規模小売・免税店 |
6. スマレジ(リテールビジネスプラン)

小売店において、スマレジの右に出るものはありません。
「在庫管理」機能が圧倒的に高機能で、サイズ・色違い(SKU)の管理、店舗間在庫移動、棚卸し機能まで完備しています。
ShopifyなどのECカートとも在庫をリアルタイム連動できるため、「店舗で売れたらネットの在庫も減る」仕組みを構築できます。
引用:スマレジ
7. STORES レジ

ネットショップ作成サービス「STORES」を使っているなら、これ一択です。
ネットショップと実店舗のレジが完全に一体化しており、商品登録も在庫管理も1つの管理画面で行えます。
ポップアップストアやイベント出店など、一時的な店舗販売にもiPad1つで対応できる手軽さが魅力です。
引用:STORES レジ
8. Square POSレジ(リテール)

おしゃれな決済端末と一体化したPOSレジです。
デザイン性が高く、アパレルや雑貨店の雰囲気を壊しません。
在庫管理はシンプルですが、Squareオンラインビジネス(EC)と連動します。「決済手数料」のみでアプリ利用料は無料なのも嬉しいポイントです。
引用:Square POSレジ
9. POS+ retail(ポスタスリテール)

小売店に特化した機能を持つプランです。
免税販売(パスポート読み取り)や、委託販売管理、修理預かり管理など、専門店ならではのニッチな業務に対応しています。
インバウンド需要の多い店舗におすすめです。
引用:POS+ retail
【美容室・サロン・整体向け】予約とカルテに強い4選
サロン系ビジネスには、レジ機能そのものよりも「予約管理」「顧客カルテ」「指名担当者ごとの売上集計」が重要です。
▼ サロン向けPOSレジ比較表
| サービス名 | freee予約 | Bionly | StoreTouch | POS+ beauty |
| イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | |
| 予約連携 | ◎ (一体型) | ◎ | ○ | ◎ |
| カルテ機能 | ○ (メモ) | ◎ (写真) | ◎ | ○ |
| 特徴 | スマホ完結・会計連携・無料 | iPad専用・画像カルテ・同意書 | 美容室特化・手書きカルテ | サロン特化・ホットペッパー連携 |
| おすすめの店舗 | 個人サロン・教室・1人経営 | 美容室・エステ・整体 | 美容室・アイラッシュ | 大規模サロン |
10. freee予約(旧tol):個人サロンの「レジ代わり」に最適
厳密には「予約システム」ですが、「事前決済」や「現地決済記録」機能があるため、個人サロンや教室では「POSレジの代わり」として十分機能します。
予約が入った時点で売上予定が立ち、当日は「来店済み」にするだけで会計処理が完了します。
わざわざ別のレジアプリを立ち上げる必要がなく、予約・顧客・売上をワンストップで管理できます。
- おすすめ: レジ機器を置きたくない個人サロン、予約制の教室
11. Bionly(ビオンリー)

iPad1台で完結する、美容サロン専用のオールインワンシステムです。
最強の武器は「写真付き電子カルテ」。施術前後の写真を並べて保存し、手書きでメモを書き込めます。
レジ機能とカルテが連動しているため、会計時に前回の施術内容を確認しながら次回の提案ができます。
引用:Bionly
12. StoreTouch(ストアタッチ)

「手書きカルテ」の使い勝手をiPadで再現したシステムです。
POSレジ機能も内蔵しており、美容師さんが直感的に使えるUIが特徴です。
顧客との関係構築(CRM)を重視するサロンに向いています。
引用:StoreTouch
13. POS+ beauty(ポスタスビューティー)

サロン運営に必要な機能を網羅したクラウドPOSです。
ホットペッパービューティーとの予約連携が可能で、ダブルブッキングを防ぎます。
スタッフごとの売上分析や、スタイリストランク別の料金設定など、組織的なサロン運営に必要な機能が揃っています。
引用:POS+ beauty
ここではサロン全般におすすめのレジを紹介しましたが、「エステ」や「マツエク」など、業態によって必要な機能(役務管理や同意書など)はさらに細分化されます。
ご自身の業種に特化したPOSレジの選び方や比較については、以下の専門記事も併せてご覧ください。
- 個人サロン向け: 個人サロンにおすすめのPOSレジ5選|選び方も解説
- 自宅サロン向け: 自宅サロンにおすすめなPOSレジ5選|無料あり
- エステサロン向け: エステサロンにおすすめのPOSレジ8選|コスト・機能性重視
- リラクゼーション向け: リラクサロンにおすすめのPOSレジ6選|プラン・料金比較
- マツエクサロン向け: マツエクサロンにおすすめのPOSレジ3選|無料あり
【新常識】サロン・教室なら「予約システム」が最強のPOSレジになる理由
ここまで様々なPOSレジを紹介しましたが、もしあなたが「完全予約制」や「予約中心」のサロン・教室を運営しているなら、実は「POSレジアプリ」を別途導入する必要はないかもしれません。
なぜなら、最新の予約システムには「簡易レジ機能」や「売上管理機能」が備わっているからです。
POSレジ機能を内蔵した予約システムは他にもあります。
レジ機能だけでなく、予約管理機能も含めてシステムを比較検討したい方は、以下の決定版記事も併せてご覧ください。
- あわせて読みたい: 【2025年最新】予約管理システムの比較30選|機能・業種別徹底比較
アプリを行き来する「二度手間」がなくなる
通常の運用では、「予約システムで予約を確認」→「POSレジアプリを立ち上げて会計」→「会計ソフトに入力」という3ステップが必要です。
しかし、「freee予約」のような決済・会計連動型の予約システムを使えば、「予約システムで来店処理」をするだけで、決済が完了し、売上が計上され、会計ソフトに記帳されます。
この「ワンストップ」こそが、少人数運営における最強の効率化です。
「物販」も予約システム内で完結できる
「店販商品(シャンプーやサプリ)はどうするの?」という疑問もあるでしょう。
多くの予約システムには「オプションメニュー」や「物販」の登録機能があります。
施術メニューと一緒に商品を選択して決済すれば、レジアプリなしでも物販の売上管理が可能です。
コスト削減:レジ周辺機器が不要になる
本格的なPOSレジを導入すると、レシートプリンターやキャッシュドロア(金庫)などの周辺機器で5万〜10万円ほどの初期費用がかかります。
予約システムの「オンライン決済」や「電子レシート」を活用すれば、これらの物理的な機器は不要になります。スマホ1つで、スマートな会計が実現します。
- あわせて読みたい: サロン予約システム15選を徹底比較!業態別&失敗しない選び方
参考記事: 個人サロン予約システム比較12選|1人経営の悩みを解決する選び方
実は「0円」じゃない? 周辺機器の費用と「補助金」活用術

「アプリ利用料0円」という言葉に惹かれて導入を決めたものの、後から「プリンターが必要」「iPadが高い」と気付き、予算オーバーになるケースが多発しています。
導入前に、ハードウェア(機器)にかかるコストを正しく把握しておきましょう。
POSレジ導入にかかる「周辺機器」の価格相場
タブレット型POSレジを導入する場合、最低限必要な機器とその相場は以下の通りです。
- タブレット端末(iPad等):4万〜10万円
- 中古でも使えますが、OSのバージョンに注意が必要です。長く使うなら新品推奨です。
- レシートプリンター:3万〜6万円
- Bluetooth対応モデルが一般的。据え置き型とモバイル型があります。
- キャッシュドロア(金庫):1万〜2万円
- プリンターと連動して自動で開くタイプが便利です。
- カードリーダー(決済端末):0円〜2万円
- Squareなどは実質無料キャンペーンを行っていることが多いです。
- バーコードリーダー(小売店のみ): 1万〜3万円
【結論】
アプリが無料でも、周辺機器をすべて新品で揃えると「初期費用 10万〜20万円」程度はかかると見積もっておきましょう。
※「freee予約」のように電子レシート(メール送付)を活用し、現金を扱わない(完全キャッシュレス)運用にすれば、これらの機器コストはほぼ0円に抑えられます。
最大3/4補助!「IT導入補助金」などを賢く使う
「20万円は痛いな…」と感じたオーナー様に朗報です。
国や自治体は、店舗のDX(デジタル化)やインボイス対応を推進しており、POSレジ導入に使える補助金が存在します。
- IT導入補助金: POSレジのソフトウェア費用だけでなく、タブレットやプリンターなどのハードウェア購入費も補助対象になる枠(インボイス枠など)があります。補助率は最大3/4〜4/5と非常に高いのが特徴です。
- 小規模事業者持続化補助金: 販路開拓(集客)や業務効率化のための費用を補助します。レジ導入と合わせて、予約システムの導入やHP作成を行う場合にも使えます。
【注意点】
補助金は「後払い」が基本です。
また、申請には審査があり、必ず採択されるわけではありません。
認定された販売代理店(IT導入支援事業者)経由で購入する必要がある場合も多いため、各レジサービスの公式サイトで「補助金対象プラン」を確認しましょう。
- あわせて読みたい: 美容室・サロンでレジ導入に使える補助金・助成金まとめ
導入前に知っておきたい!POSレジのよくある質問(FAQ)
導入を検討しているオーナー様からよく寄せられる、現場レベルの疑問にお答えします。
Q. インターネットが切れたらレジは使えなくなりますか?
A. 一部機能は使えますが、注意が必要です。
クラウド型POSレジは、基本的にネット接続が必須です。
ネットが切れると「クレジットカード決済」や「リアルタイムの在庫確認」ができなくなります。
ただし、多くのアプリ(スマレジ、Airレジなど)には「オフラインモード」があり、ネットが切れても「会計データの保存(レジ打ち)」だけは可能な仕様になっています(ネット復旧後にデータ送信されます)。
万が一に備えて、スマホのテザリングなど予備の回線を用意しておくと安心です。
Q. インボイス制度(適格請求書)に対応していますか?
A. 主要なPOSレジはほぼ全て対応済みです。
今回ご紹介した13選のレジは、いずれもインボイス対応のレシート(登録番号の印字など)を発行可能です。
ただし、設定画面で自店の登録番号を入力する必要がありますので、導入時に忘れず設定しましょう。
Q. スタッフへの教育は大変ですか?
A. 「スマホ型」なら、驚くほど簡単です。
昔ながらの「ガチャレジ」はボタンが多く操作が複雑でしたが、タブレット型POSはスマホアプリと同じ感覚で直感的に操作できます。
特にアルバイトスタッフが多い店舗では、「トレーニングモード(練習モード)」があるレジを選べば、実際の売上に影響を与えずに操作練習ができるため、教育コストを大幅に下げられます。
まとめ・POSレジは「未来の売上」を作る投資である

ここまで、POSレジの種類や選び方、おすすめのサービスを解説してきました。
POSレジの導入は、単に「会計をデジタル化する」だけではありません。
- 「誰に何が売れたか」を知り、次の戦略を立てる。
- 「レジ締め作業」をなくし、スタッフを早く帰宅させる。
- 「予約」と連携させ、お客様をお待たせしない体験を作る。
これらはすべて、お店の利益とブランド価値を高めるための「投資」です。
まずは、あなたのお店の規模と業種に合ったサービスを1つ選び、無料アカウントを作成して、実際の操作感を試してみてください。
「こんなに簡単なのか!」と驚くはずです。
その感動が、あなたのお店のDX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩となります。
【個人サロン・教室の方へ】POSレジ不要?スマホひとつで予約も会計も完結する「freee予約」
最後に、もしあなたが「個人サロン」や「教室」を運営されているなら、高価な周辺機器を揃えてPOSレジを導入する前に、ぜひ検討していただきたい選択肢があります。
それが、スマホ完結型の予約システム「freee予約」です。
freee予約なら、予約管理はもちろん、「事前決済」や「現地決済の記録」もアプリ内で行えるため、実質的にPOSレジの役割も果たします。
- レシートプリンター不要(電子レシート送付)
- 専用タブレット不要(手持ちのスマホでOK)
- 売上データは「freee会計」へ全自動連携
「大きなレジを置く場所がない」「初期費用をかけたくない」というスモールビジネスオーナー様にとって、これ以上ないスマートな解決策です。
まずは以下のリンクからアプリをインストールして、その手軽さを無料で体験してみてください。








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