個人事業主のオンライン決済おすすめ比較12選!審査なし・手数料が安いサービスと「導入の失敗しない選び方」

個人事業主のオンライン決済おすすめ比較12選!審査なし・手数料が安いサービスと「導入の失敗しない選び方」 おすすめ

「カードは使えますか?」と聞かれて断る申し訳なさや、未入金の督促、予約のドタキャン。

個人事業主にとって、「お金の受け取り」に関する悩みは尽きません。

「導入したいけど、審査が難しそう」「手数料が高そう」と敬遠していませんか?

実は今、スマホひとつで申し込みが完結し、最短即日から使える決済サービスが数多く登場しています。

しかも、最新のツールを選べば、単にカードが使えるだけでなく、「予約と同時に決済を完了させてドタキャンを防ぐ」ことや、「売上帳簿を全自動で作る」ことさえ可能です。

本記事では、個人事業主でも導入しやすい「審査が早く、手数料が安い」おすすめのオンライン決済サービス12選を徹底比較。

あなたのビジネスを守り、売上を最大化するための「集金の仕組み」作りをサポートします。

目次

なぜ今、個人事業主に「オンライン決済」が必須なのか?3つの切実な理由

なぜ今、個人事業主に「オンライン決済」が必須なのか?3つの切実な理由

「うちは現金商売だから大丈夫」。

そう思っている間に、実は見えないところで大きな損をしているかもしれません。

オンライン決済の導入は、単なる「支払い方法の追加」ではなく、あなたのビジネスを守り、育てるための投資です。

「現金のみ」は最大の機会損失。お客様はカードを使いたい

お客様がお店を選ぶ際、「キャッシュレス決済ができるか」を基準にする割合は年々増えています。

特に、エステや美容室、パーソナルトレーニングなどの高単価なサービスにおいては、手持ちの現金を気にせず支払えるクレジットカード決済は必須です。

「カードが使えないなら、別のお店に行こう」。そうやって、あなたの知らないところで見込み客が離脱している(機会損失)可能性は非常に高いのです。

決済手段を増やすことは、間口を広げ、客単価アップにも直結します。

「事前決済」で無断キャンセル(ノーショー)を根絶する

個人事業主にとって、予約のドタキャンは死活問題です。

準備した時間も材料も無駄になり、その時間の売上がゼロになってしまいます。

しかし、オンライン決済を使って「予約時に事前決済(またはカード情報の登録)」を必須にすれば、お客様の予約に対する責任感が高まり、安易なキャンセルは激減します。

万が一キャンセルされた場合でも、規定のキャンセル料をシステム上で徴収できるため、リスクを最小限に抑えることができます。

これは「心の安定」のためにも非常に重要ですよね。

ただし、キャンセル料を請求するためには、予約時にお客様へ「キャンセルポリシー」を提示し、同意を得ておく必要があります。

「トラブルにならない規定の書き方」や「コピペで使えるテンプレート」については、以下の記事を参考にしてください。

集金・経理業務の自動化で「時間」を作る

「銀行口座を毎日チェックして、誰が入金したか消し込み作業をする」「現金を数えて銀行に入金しに行く」。

こうした作業に、毎月何時間使っていますか?

オンライン決済なら、入金データはすべて自動で記録されます。

「会計ソフト(freeeなど)」と連携できる決済サービスを選べば、売上データがそのまま帳簿に反映され、確定申告の手間も劇的に減ります。

経営者であるあなたの貴重な時間を、事務作業ではなく「本業」に使うために、決済のデジタル化は欠かせません。

どれを選べばいい?オンライン決済の「3つのタイプ」を理解しよう

どれを選べばいい?オンライン決済の「3つのタイプ」を理解しよう

「オンライン決済」と一口に言っても、実は仕組みによって大きく3つのタイプに分かれます。

自分のビジネススタイルに合わないタイプを選んでしまうと、「使いにくい」「お客様に案内しづらい」という失敗に繋がります。

タイプA:メールリンク決済(請求書型)

お客様のメールやLINEに、決済用のURL(リンク)を送る方法です。

お客様がそのリンクを開き、カード情報を入力して支払います。

  • メリット: ホームページがなくても使える。見積もり後に金額が決まるオーダーメイド商品や、コンサルティング料金の請求に向いています。
  • 代表的なサービス: Square請求書、PayPal、STORES 決済

コンサルティングやレッスン料を請求する場合、決済完了と同時に「Zoom URL」を自動送付できるシステムを使うと、事務作業がさらに減ります。

また、もし「予約の受付フォーム」も無料で作成し、そこに決済リンクを貼り付けて運用したい場合も以下の記事で解説しています。

タイプB:Webサイト埋め込み型(カート型)

自分のホームページやネットショップの中に、決済機能を組み込む方法です。

  • メリット: お客様が画面遷移せずスムーズに購入できるため、カゴ落ち(購入離脱)が少ない。
  • デメリット: 導入にはプログラミング知識が必要な場合が多く(Stripeなど)、個人にはハードルが高いことも。
  • 代表的なサービス: Stripe、Shopifyペイメント、BASEかんたん決済

タイプC:予約システム連動型(★個人事業主に推奨)

予約システムの中に決済機能が組み込まれているタイプです。

「予約」と「支払い」が同時に完了します。

  • メリット: 予約完了と同時に入金が確定するため、管理が最も楽。事前決済によるドタキャン防止効果が高い。
  • 代表的なサービス: freee予約(旧tol)、STORES 予約、MOSH

個人サロンや教室を運営されている方には、管理の手間が一番少ない「タイプC(予約システム連動型)」、もしくは手軽な「タイプA(メールリンク型)」がおすすめです。

失敗しない!個人事業主向け決済サービスの「5つの選定ポイント」

失敗しない!個人事業主向け決済サービスの「5つの選定ポイント」

数あるサービスの中から、あなたに最適な一つを選ぶためのチェックポイントです。

「手数料の安さ」だけで選ぶと、後で後悔することもあります。

「導入スピード」と「審査の通りやすさ」

個人事業主にとって、審査は大きな壁です。銀行系の古い決済代行会社だと、審査に数週間かかったり、事業計画書の提出を求められたりすることもあります。

一方、Squareやfreee予約などの「フィンテック系」サービスは、個人事業主の利用を前提としているため、審査が非常に早く(最短即日〜数日)、手続きもオンラインだけで完結します。

まずは「個人でも申し込みやすいか」を確認しましょう。

「決済手数料」と「月額固定費」

コストは2種類あります。「月額利用料(固定費)」と「決済手数料(変動費)」です。

  • 月額固定費: 個人事業主なら、まずは「月額0円」のサービスを選びましょう。売上がない月でも費用がかかるのはリスクです。
  • 決済手数料: 相場は3.2%〜3.6%程度です。ここが0.1%違うだけで、年間売上が1,000万円なら1万円の差になります。安いに越したことはありませんが、機能とのバランスを見ましょう。

「入金サイクル」は早いか(資金繰り)

売上が上がってから、実際にあなたの銀行口座にお金が振り込まれるまでの期間です。

「月末締め・翌月末払い」のような遅いサイクルだと、仕入れや家賃の支払いに困る可能性があります。

「翌日入金」や「週払い」に対応しているサービス(Squareなど)を選べば、現金商売と同じ感覚で資金を回せるので安心です。

「導入の手軽さ」と「使い勝手」

「プログラミングが必要」「専用のカードリーダーを買わないとオンライン決済も使えない」といったサービスは避けましょう。

スマホアプリやブラウザだけで、直感的に請求書を作ったり、決済リンクを発行したりできる「UI(操作画面)のわかりやすさ」は、日々のストレスを減らすために重要です。

「対面決済(レジ)」との併用ができるか

サロンや店舗の場合、ネットでの事前決済だけでなく、店頭でのカード決済も導入したいですよね。

オンライン決済と対面決済(カードリーダー)を別々の会社で契約すると、売上管理がバラバラになり大変です。

「オンラインも対面も、一つのアカウントで管理できるサービス(Square、STORESなど)」を選ぶと、経理が劇的に楽になります。

オンライン決済だけでなく、店頭での会計もスムーズにしたい場合は、iPadなどのタブレットで使えるPOSレジアプリとの連携が重要です。

決済端末と連動できるおすすめのPOSレジについては、以下の記事で比較しています。

【2025年最新】個人事業主におすすめのオンライン決済サービス徹底比較12選

数ある決済サービスの中から、特に「個人事業主でも審査が通りやすい」「導入コストが安い」「使い勝手が良い」ものを厳選しました。

用途に合わせて3つのカテゴリに分けて紹介します。

【万能型】対面もオンラインもこれ1つ!請求書・メールリンク決済(4選)

「お店でのレジ」と「ネットでの請求」を1つのアカウントで管理したいなら、このタイプが最強です。

▼ 万能型サービスの比較表

サービス名Square (スクエア)STORES 決済PayPal (ペイパル)Stripe (ストライプ)
イメージSquareSTORES 決済PayPal (ペイパル)Stripe (ストライプ)
手数料3.25%〜3.24%〜3.6%〜3.6%
入金サイクル最短翌日月1回〜都度引出週払い等
初期・月額0円0円0円0円
特徴審査スピードNo.1・機能豊富国内サービス・サポート安心知名度No.1・メアドだけで送金開発者向け・カスタマイズ性

1. Square(スクエア):個人事業主の最強の味方

Square

「迷ったらこれを選べば間違いない」と言える、世界標準の決済サービスです。

最大の魅力は「審査の速さ」と「入金サイクルの速さ」。

アカウント作成から最短即日で審査が完了し、売上は最短翌日に振り込まれます(みずほ・三井住友銀行の場合)。

資金繰りが重要な個人事業主にとって、このスピード感は神業です。

メールやLINEで送れる「Square請求書」や、簡易的な「オンラインチェックアウト(決済リンク)」など、機能も充実しています。

  • こんな人におすすめ: 資金繰りを良くしたい、対面決済も導入したい、すぐに使い始めたい

引用:Square

2. STORES 決済(ストアーズ決済):国内サービスの安心感

STORES 決済

ネットショップ作成で有名なSTORESが提供する決済サービスです。

ウェブページ作成機能があり、簡易的な決済ページを知識ゼロで作ることができます。

国内企業ならではの使いやすい管理画面とサポート体制が魅力です。

交通系電子マネーの決済手数料が安い(1.98%)のも特徴で、実店舗での少額決済が多い場合に有利です。

  • こんな人におすすめ: 日本のツールが使いやすい、交通系ICも安く使いたい

引用:STORES 決済

3. PayPal(ペイパル):世界中で使える信頼のブランド

 PayPal(ペイパル)

世界で最も普及しているオンライン決済サービスの一つです。

相手のメールアドレスさえ分かれば、請求書を送ってクレジットカードで支払ってもらえます。

お客様側もPayPalアカウントを持っていれば、カード情報を入力せずにログインだけで支払えるため、カゴ落ち(離脱)が少ないのが特徴です。

海外のお客様との取引が多い場合は必須です。

  • こんな人におすすめ: 海外顧客がいる、越境EC、コンサルティング料の請求

引用:PayPal

4. Stripe(ストライプ):WEBサイトへの埋め込みならこれ

Stripe(ストライプ)

自社のホームページやアプリの中に、決済機能をきれいに埋め込みたいならStripe一択です。

開発者(エンジニア)向けのツールなので導入には少し知識が必要ですが、お客様が別サイトに飛ばずにその場で決済完了できるため、購入体験(UX)が非常にスムーズです。

「定期課金(サブスク)」の実装も得意としています。

  • こんな人におすすめ: 自社サイトに決済を組み込みたい、エンジニア知識がある(または外注できる)

引用:Stripe

【予約一体型】「予約と同時」に決済完了!ドタキャン防止に最適(4選)

サロン、教室、イベント運営など、「予約」が必要なビジネスなら、決済単体ではなく「予約システム」を使うのが正解です。

ここでは、特に決済機能に強みを持つ4つのシステムを厳選しましたが、他にも決済機能付きの予約システムは数多く存在します。

「全業種対応のシステム」や「無料で使えるシステム」をもっと網羅的に比較検討したい方は、以下の決定版記事も併せてご覧ください。

▼ 予約一体型サービスの比較表

サービス名freee予約Square 予約STORES 予約MOSH
イメージfreee予約Square予約STORES予約MOSH
手数料6.0% (システム料込)3.6%〜4.9%〜3.6%〜
連携決済事前決済Square事前決済独自
特徴スマホ完結・会計連携・無料キャンセル料徴収・POS連携回数券/月謝・LINE連携個人クリエイター・サブスク

5. freee予約(旧tol):スマホで完結、会計まで全自動

freee予約(旧tol)

スマホアプリだけで予約サイトが作れる、個人事業主に特化したシステムです。

予約時に事前決済(クレジットカード)を設定できるだけでなく、売上データが「freee会計」と自動連携するのが最大の強み。

確定申告の際に「売上の入力作業」が一切不要になります。

【ここがポイント!】

決済手数料は6.0%〜と設定されていますが、これには「予約システムの利用料」も含まれています。

月額固定費が完全0円のため、「予約(売上)が入らない月は、コストが1円もかからない」という完全成果報酬型の料金体系です。

「毎月の固定費を払うのは怖い」「まずはリスクなく始めたい」という開業初期の方に、最も選ばれている理由がここにあります。

  • こんな人におすすめ: 固定費を抑えたい、経理を楽にしたい、スマホだけで管理したい

決済機能と会計ソフトが連動していれば、面倒な「売上台帳」の作成も全自動で完了します。

個人事業主が避けて通れない「帳簿付け」や「確定申告」を効率化する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

6. Square 予約:ドタキャン対策の決定版

Square予約

Squareの決済機能と予約機能が合体したシステムです。

「無断キャンセルの場合のみ、キャンセル料を自動徴収する」という設定が無料で使えます。

これにより、「事前決済だと予約のハードルが上がるが、ドタキャンは防ぎたい」というジレンマを解決できます。

  • こんな人におすすめ: 無断キャンセルに悩んでいる、Squareのレジを使っている

引用:Square 予約

7. STORES 予約:回数券や月謝の管理に

STORES 予約

ヨガ教室スクール運営などで、「月謝(毎月の自動引き落とし)」や「回数券」を販売したいならこちら。

システム上でデジタル回数券を販売・管理でき、予約時に自動消化されます。

継続課金の仕組みが充実しています。

  • こんな人におすすめ: スクール運営、会員制ビジネス

引用:STORES 予約

月謝管理や回数券に強いシステムの選び方については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

8. MOSH(モッシュ):個人クリエイター・講師向け

15. MOSH(モッシュ)

ヨガインストラクターやコーチなど、個人の活動に特化したプラットフォームです。

予約機能に加え、オンラインサロンのような月額サブスクや、動画コンテンツの販売機能も備えています。

スマホで簡単におしゃれなページが作れます。

  • こんな人におすすめ: ファンクラブを作りたい、動画販売もしたい

引用:MOSH

【EC・物販型】ネットショップで商品を売りたい(4選)

「モノ」を売るなら、決済機能付きのネットショップ作成サービスを使いましょう。

9. BASE(ベイス)

BASE

初期費用・月額費用0円でネットショップが作れます。

決済機能(BASEかんたん決済)があらかじめ組み込まれており、審査なしですぐにカード決済やコンビニ決済が利用できます。

引用:BASE

10. Shopify(ショッピファイ)

Shopify

世界No.1のECプラットフォーム。本格的なブランドサイトを作りたいならこれです。

独自の「Shopifyペイメント」を使えば、手数料も安く抑えられます。

引用:Shopify

11. minne / Creema(ハンドメイドマーケット)

minne

ハンドメイド作品を売るなら、集客力のあるマーケットプレイスに出店するのが近道です。

決済はプラットフォームが代行してくれるため、面倒な手続きは一切不要です。

引用:minne

12. note(ノート)

note

文章やノウハウ、写真などの「デジタルコンテンツ」を売りたいならnoteが手軽です。

記事単位での販売や、月額マガジン(サブスク)の機能があり、決済もnote側が代行します。

引用:note

実は最強?「予約システム一体型」が個人事業主を救う理由

freee予約

ここまで様々な決済サービスを紹介しましたが、サロンや教室を運営している個人事業主の方には、単体の決済サービス(SquareやPayPalなど)よりも、「予約システム一体型(freee予約など)」の導入を強くおすすめします。

その理由は、「事務作業の量」が劇的に変わるからです。

「決済リンクを送る」という手間がゼロになる

単体の決済サービスを使う場合、予約が入るたびに「金額を入力して決済リンクを作成し、メールやLINEで送る」という作業が発生します。

さらに「入金されたか確認する」作業も必要です。

予約システム一体型なら、お客様が予約操作をする流れの中で決済まで完了するため、オーナーは何もしなくて済みます。

寝ている間に、予約と入金が同時に確定しているのです。

「キャンセル返金」のトラブルを防げる

もし予約がキャンセルになった場合、単体の決済サービスだと、管理画面から該当の取引を探し出し、手動で返金処理をする必要があります。

これを忘れるとクレームになります。

予約システム一体型なら、予約キャンセルの操作と連動して、自動的にクレジットカードの決済取消(返金)が行われます(※システムの設定によります)。

ミスの許されないお金の処理を自動化できる安心感は絶大です。

「ドタキャン防止力」が段違い

「とりあえず予約しておいて、当日は行かない」という悪質なドタキャンも、予約時にクレジットカード登録を必須にすることで、ほぼ100%防ぐことができます。

「お金を払った」という事実は、お客様の来店意識を強力に高めます。

あなたの貴重な時間を守るためにも、事前決済の導入は経営上の必須防衛策と言えます。

スマホで完結!オンライン決済導入の「最短4ステップ」

スマホで完結!オンライン決済導入の「最短4ステップ」

「導入手続きって、書類を書いたりハンコを押したり、面倒なんでしょ?」

そう思っている方は、良い意味で裏切られるはずです。

今回ご紹介したフィンテック系サービス(Squareやfreee予約など)なら、スマホひとつで、驚くほど簡単に手続きが完了します。

ステップ1:必要書類の準備(写真はスマホでOK)

まずは手元に以下のものを用意しましょう。

  • 本人確認書類: 運転免許証やマイナンバーカード(スマホで撮影した画像データでOK)。
  • 入金用銀行口座: 売上が振り込まれる口座情報。
  • お店のURL: ホームページやInstagram、予約サイトなど、活動実態がわかるURLが必要です(審査に使われます)。まだない場合は、freee予約などで先に予約ページを作っておきましょう。

ステップ2:アカウント作成・審査申し込み

サービスの公式サイトからアカウントを作成し、必要事項を入力します。

「事業内容」や「取り扱い商品」を入力する際は、「具体的に」書くのが審査通過のコツです。

「コンサルティング」とだけ書くより、「個人経営者向けのWeb集客コンサルティング(60分1万円)」と書く方が、決済会社側の信頼を得やすくなります。

ステップ3:テスト決済(100円で練習)

審査が通ったら(早ければ数分〜翌日)、すぐにお客様に使うのではなく、まずは自分で自分に請求してテストを行いましょう。

  • 自分宛てに100円の決済リンクを送る(または予約する)。
  • 自分のクレジットカードで実際に支払ってみる。
  • 管理画面で「売上」として反映されているか確認する。
  • 確認後、管理画面から「払い戻し(返金)」処理を行う。

ここまで確認できれば、安心して本番運用ができます。

ステップ4:お客様への周知(HP・SNS・店頭)

準備が整ったら、お客様に「カード決済ができるようになりました!」とアナウンスしましょう。

  • Instagramのストーリーで告知する。
  • 店頭にVisaやMastercardのロゴマーク(アクセプタンスマーク)を掲示する。
  • 予約時の案内文に「事前決済推奨」と追記する。

このアナウンス一つで、「現金を用意しなきゃ」というお客様のストレスがなくなり、予約のハードルが下がります。

導入前に知っておきたい「オンライン決済」のよくある質問(Q&A)

導入を検討している個人事業主の方からよく寄せられる不安や疑問を、プロが回答します。

Q. 個人事業主で、開業届を出していなくても審査に通りますか?

A. はい、多くのサービスで可能です。

Squareやfreee予約などは、「個人(開業届なし)」というステータスでも申し込めます。

ただし、継続的に事業を行うのであれば、社会的信用や節税の観点から開業届の提出をおすすめします。

屋号付き口座がなくても、個人名義の口座で登録可能です。

審査自体は通りますが、継続的にビジネスを行うなら「開業届」を出して屋号付き口座を作っておく方が、お客様からの信頼度は高まります。

「まだ出していない」という方は、スマホで簡単に作成・提出できる方法がありますので、こちらの記事をチェックしてみてください。

Q. 「領収書」や「レシート」はどうやって渡せばいいですか?

A. メールで自動送信されます。

オンライン決済の場合、決済完了時にお客様のメールアドレス宛に「電子レシート」が自動送信される仕組みが一般的です。

インボイス制度(適格請求書)に対応した形式で発行できるサービスを選べば、法人の客様相手でも安心です。

紙の領収書を求められた場合のみ、手書きで発行すればOKです。

Q. 手数料(3〜4%)がもったいなく感じてしまいます…

A. 「集客コスト」と「安心料」と考えましょう。

例えば、10,000円の売上で360円の手数料がかかるとします。

しかし、カードが使えることで「新規客が1人増える」、あるいは事前決済で「ドタキャンが1件なくなる」だけで、その手数料分は何十倍もの利益として返ってきます。

目先の手数料よりも、機会損失を防ぐメリットの方が圧倒的に大きいです。

Q. セキュリティは大丈夫ですか?情報漏洩が怖いです。

A. 大手サービスを使えば、現金管理より安全です。

今回紹介したSquareやStripeなどの大手サービスは、「PCI DSS」というクレジットカード業界の国際的なセキュリティ基準に準拠しています。

事業者がお客様のカード番号を「見る」ことも「保存する」こともできない仕組みになっているため、万が一あなたのアカウントがハッキングされても、カード情報が漏れることはありません。

まとめ・「集金」の悩みから解放され、ビジネスを加速させよう

まとめ・「集金」の悩みから解放され、ビジネスを加速させよう

ここまで、個人事業主のためのオンライン決済について、選び方から導入手順まで解説してきました。

「決済」は、単なる代金の受け渡しではありません。

お客様にとっては「利便性」であり、事業者にとっては「信頼」と「リスク回避」の手段です。

「現金のみ」にこだわり続けて、見えないところでお客様を逃したり、ドタキャンに心を痛めたりするのは、もう終わりにしましょう。

スマホひとつで導入できる決済サービスは、あなたのビジネスをよりスマートに、よりプロフェッショナルに変えてくれます。

まずは「freee予約」や「Square」のような、初期費用がかからないサービスから、小さな一歩を踏み出してみてください。

お金の流れがスムーズになれば、心に余裕が生まれます。

その余裕を、お客様へのサービス向上や、新しいアイデアの創出に使ってください。あなたのビジネスの飛躍を応援しています。

スマホひとつで「予約」も「決済」も完結。個人事業主の強い味方「freee予約」

freee予約(旧tol)

最後に、今回ご紹介した中で、個人事業主の方に最もおすすめしたいアプリ「freee予約」をご案内させてください。

決済サービスを単体で導入するのも良いですが、予約管理と決済をバラバラに行うのは管理が大変です。

freee予約なら、「スマホで予約サイト作成」から「事前カード決済」、「顧客管理」まで、これひとつで完結します。

  • 最短1分で予約サイト開設
  • 予約と同時に決済完了(ドタキャン防止)
  • 売上は「freee会計」に自動連携(確定申告が楽!)

利用者のほとんどは、個人サロンや教室、フリーランスといったスモールビジネスの方々です。

数万事業者にご利用いただき、「継続率は驚異の98%」という圧倒的な支持をいただいています。

「難しいことは苦手だけど、便利にしたい」。そんな方にこそ使っていただきたいツールです。

以下のリンクからアプリをインストールして、その手軽さを無料で体験してみてください。

タイトルとURLをコピーしました